「しがらみ」とは?意味や使い方!「しがらみ」を使った例文!
「しがらみ」という言葉の意味や漢字を紹介します。
また「しがらみ」の使い方や類語を紹介します。
さらに「しがらみ」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「しがらみ」とは?
- 「しがらみ」の類語や類似表現や似た言葉
- 「しがらみ」を使った例文や短文など
- 面倒な「しがらみ」を捨てて自由になる方法
「しがらみ」とは?
「しがらみ」という言葉を知っているでしょうか。
「しがらみ」のある毎日をうんざりと過ごしている人もいるかもしれません。
一方で、「しがらみ」という言葉をまるで知らない人もいるでしょう。
そこで「しがらみ」という言葉の意味や漢字を紹介して行きます。
- 「しがらみ」の漢字や語源
- 「しがらみ」の意味
「しがらみ」の漢字や語源
「しがらみ」という言葉を漢字にすると、「柵」になります。
「柵(さく)」を意味する言葉です。
「しがらみ」は、水の勢いを弱めるために、川の中に杭を等間隔でうち並べて、さらにしばや竹などをからませたもののことを言います。
このように「しがらみ」という言葉の語源は「柵」になります。
「しがらみ」の意味
「しがらみ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「しがらみ」には「まとわりついて、引き止めるもの」という意味があります。
また「関係を断つのが難しいもの」などという意味があります。
すっぱりと別れられない人間関係は「しがらみのある人間関係」と言えます。
どうしても縁が切れないような恋人は「恋のしがらみ」のせいかもしれません。
このように「しがらみ」には、まとわりついて、引き止めるもの、関係を断つのが難しいものという意味があります。
「しがらみ」の類語や類似表現や似た言葉
次に「しがらみ」の類語や類似表現を紹介します。
「しがらみ」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「絶ちがたい関係」【たちがたいかんけい】
- 「腐れ縁」【くされえん】
「絶ちがたい関係」【たちがたいかんけい】
「絶ちがたい関係」という言い回しがあります。
関係を絶ちたいけれど、どうしても絶つことができないような関係を言います。
例えば、別れた方がいいと気付いている彼氏がいるのに、どうしても関係を絶てず、ずるずると付き合いを続けている女性がいます。
彼女も彼氏を完全に失い、一人なることに不安を感じているのかもしれません。
例えば不倫をしている女性は、頭では別れなければいけないと感じていますが、結果的に別れられずにいるかもしれません。
このように、関係を絶ちたいけれど、どうしても絶てない時、「絶ちがたい関係」と呼びます。
「腐れ縁」【くされえん】
「腐れ縁」という言葉があります。
「腐れ縁」は、「離れようとしても離れられない関係」のことを言います。
「あいつとは、腐れ縁だから」などと、自嘲的に言うケースがあります。
それほど仲良くないし、あまり良い関係性だと思っていないけれど、もう長年、関係が切れることがない友達同士や知り合い同士が、「腐れ縁」と言います。
また本当は、親友と思っている相手に対して、「腐れ縁」と言って、照れ隠しをするケースもあります。
「しがらみ」を使った例文や短文など
「しがらみ」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「しがらみ」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「しがらみ」を使った例文1
- 「しがらみ」を使った例文2
「しがらみ」を使った例文1
「この会社は『しがらみ』があって、辞めたくても辞められない」
この例文のような思いを持ち、辞めたいと思っている会社を辞められないでいる人がいるかもしれません。
例えば縁故入社だった場合は、「しがらみ」が強く、辞められないかもしれません。
例えば、会社の中に親戚や親、兄弟などがいて、その関係で入社できた場合、会社を辞めると、親戚や親の顔をつぶすことになってしまいます。
少なくとも10年程度は仕事をして、結果を残した上でないと、辞めにくいでしょう。
また、自分が会社を辞めると、取引先が仕事を失うような時も、取引先の人の事情を思い、辞められないかもしれません。
仕事上の人脈は強みになりますが、「しがらみ」になることもあります。
「しがらみ」を使った例文2
「『しがらみ』を全て捨てて、世界一周の旅に出た」
この例文に登場する人のように、人間関係をすべて断ち切って自由になる人がいます。
会社を辞めて、すぐに他の会社で働くと、面倒な時も、世界一周のバックパッカーとしての旅を始めれば、「しがらみ」があったことすら忘れてしまうかもしれません。
一度人間関係をリセットする時に、長期の海外旅行は向いているかもしれません。
面倒な「しがらみ」を捨てて自由になる方法
面倒な「しがらみ」に苦しんでいる人がいます。
そのような人が「しがらみ」を捨てて自由になるための方法を紹介します。
- 「孤独を恐れない」【こどくをおそれない】
- 「傷ついても、メリットがある」【きずついても、めりっとがある】
- 「新しい仲間はきっとできると考える」【あたらしいなかまはきっとできるとかんがえる】
「孤独を恐れない」【こどくをおそれない】
「しがらみ」を断ちきれない気持ちのどこかに、「孤独を恐れる気持ち」があるかもしれません。
もし「しがらみ」のある人間関係を捨てると、スッキリした人間関係になりますが、それまで築いてきた人間関係を失うことになるかもしれません。
つまりは「孤独」になる可能性があります。
「一人になるくらいなら、しがらみがある人間関係に耐えた方がいい」と思う人もいるでしょう。
しかし「孤独」はそれほど悪くないかもしれません。
特に若い時期は「孤独」を恐れるのではなく、「孤独と仲良くする」ことを考えてみましょう。
「傷ついても、メリットがある」【きずついても、めりっとがある】
「しがらみ」を断ち切ると、怒る人が出てきます。
また泣きながら人間関係を維持したいと、懇願する人が登場するかもしれません。
それでも「しがらみ」を断とうとすれば、きっと傷つくことになります。
しかし、傷はいつか癒えて、元気になれるでしょう。
ずっと「しがらみ」に囚われているよりも、傷つくほうを選んだ方が、あなたにメリットがあるかもしれません。
「新しい仲間はきっとできると考える」【あたらしいなかまはきっとできるとかんがえる】
「しがらみ」を断って、一人きりになることを考えて怖くなるかもしれません。
しかし、「しがらみ」を経ち、人間関係をリセットすると、まるで新しい世界が待っています。
新しい仲間ができて、その仲間は「しがらみ」がないスッキリとした関係を連れてくるかもしれません。
新しい仲間は、今までの人生が嘘だったかのように、素敵な人生を運んでくれるかもしれません。
「しがらみ」を断ち切ることを恐れず、自由になりましょう。
「しがらみ」という言葉について見てきました。
面倒な「しがらみ」に苦しんでいる人は、孤独を恐れず、苦しみから逃れてみてはいかがでしょうか。
素敵な未来が待っているかもしれません。