「待ちわびる」とは?意味や使い方や例文!
「待ちわびる」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「待ちわびる」の類語や似た言葉、「待ちわびる」を使った例文などを紹介して行きます。
目次
- 「待ちわびる」とは?
- 「待ちわびる」の言葉の使い方
- 「待ちわびる」の類語や類似表現や似た言葉
- 「待ちわびる」を使った例文や短文など
「待ちわびる」とは?
「待ちわびる」という言葉を知っているでしょうか。
恋人がいる人なら、好きな人を「待ちわびる」気持ちが想像できるかもしれません。
一方で、「待ちわびる」という言葉の意味がまるで分からない人もいるでしょう。
そこで「待ちわびる」という言葉の意味を紹介して行きます。
- 「待ちわびる」の漢字
- 「待ちわびる」の意味
「待ちわびる」の漢字
「待ちわびる」という言葉を、漢字にするとどのようになるでしょうか。
「待ちわびる」は「待ちわびる」という漢字表記ができます。
「わびる」は「侘びる」という漢字になることを知っておきましょう。
「待ちわびる」の意味
「待ちわびる」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「待ちわびる」は「待つ」と「侘びる」が合体してできた言葉になります。
「待つ」には「物事や人、時間などが来るのを期待したり予期しながら、時間を過ごすこと」という意味があります。
また「侘びる」という言葉には、「寂しく思う」「心細くなる」などの意味がありますが、「待ちわびる」の「侘びる」には、「なかなかある動作や行為をしきれなくて困る」「そうする気力が失せる」などの意味があります。
そのため「待ちわびる」には、「待ちきれなくて、困ってしまう」という意味や、「気をもみながら待つ」という意味があります。
誰かが来ることを、今か今かと待ちながら、待ちきれずに気力が失せそうになることを、「待ちわびる」と言います。
「待ちわびる」の言葉の使い方
「待ちわびる」という言葉の使い方を紹介します。
「待ちわびる」には、「気をもみながら待つ」などの意味があります。
そこで、物事や人、時間などが来るのを、気をもみながら待っている時、または誰かがそうしているのを見た時に、「待ちわびる」という言葉を使ってみましょう。
例えば、取引先から大切な電話が掛かってくるのを、気をもみながら待つことがあるかもしれません。
電話があるかどうか心配で、もう電話がないかもしれないと、気力が失せそうになることもあるでしょう。
このような状態を、「待ちわびる」と言います。
また好きな人をデートに誘い、「後で返事する」と言われることがあるかもしれません。
いつ返事が来るのか、どのような返事が来るのか、ドキドキしながら待った経験があるかもしれません。
待ちくたびれて、もうスルーされてしまったのかもしれないと感じた頃、「待ちわびる」という状態に突入します。
「待ちわびる」の類語や類似表現や似た言葉
続いて「待ちわびる」の類語や、類似表現を紹介します。
「待ちわびる」と似た言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「待ち焦がれる」【まちこがれる】
- 「待ち兼ねる」【まちかねる】
- 「待ちくたびれる」【まちくたびれる】
- 「首を長くする」【くびをながくする】
「待ち焦がれる」【まちこがれる】
「待ちわびる」と似た意味の言葉に、「待ち焦がれる」があります。
「待ち焦がれる」には、「そればかりを切実に待ち望む」という意味があります。
例えば、会社を休みたいとばかり思っている人は、「大型連休を待ち焦がれる」かもしれません。
好きなアイドルがいる人は、ライブが開催される日のことばかりを思って待っているため、「ライブを待ち焦がれる」でしょう。
何か特別に好きな物事や人がいる人は、「待ち焦がれる」経験が多くなるかもしれません。
「待ち兼ねる」【まちかねる】
「待ち兼ねる」には、「早くそうならないかと、じりじりしながら待つ」という意味があります。
「そうなって欲しい」という気持ちが強いほど、「待ち兼ねる」気持ちが強くなります。
例えば晩御飯の時間になって欲しいという気持ちが強く、じりじりしながら時間を過ごしている人は、「夕食を待ち兼ねる」と言えます。
また、恋人から電話が早くかかって欲しいと感じる人は、「恋人からの電話を待ちかねる」のではないでしょうか。
「待ちくたびれる」【まちくたびれる】
「待ちくたびれる」という言葉もあります。
「待ちくたびれる」は、漢字で書くと、「待ち草臥れる」になります。
「待ちくたびれる」には、「余りに長く待って疲れる」という意味があります。
例えばお腹がすいて出前を頼んだのに、長く待たされすぎると、待ち過ぎて疲れてしまうかもしれません。
このような様子を、「出前の配達が遅く、待ちくたびれる」と表現できます。
「首を長くする」【くびをながくする】
「首を長くする」という言葉を使うこともあります。
「首を長くする」には、「今か今かと待ちわびる」という意味があります。
待ち過ぎて首が長くなってしまうほどだという意味があります。
「待ちわびる」を使った例文や短文など
「待ちわびる」という言葉を使った、例文や短文を紹介します。
「待ちわびる」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「待ちわびる」を使った例文1
- 「待ちわびる」を使った例文2
「待ちわびる」を使った例文1
「デートの待ち合わせ時間から3時間過ぎ、彼を『待ちわびる』」
この例文は、恋人か、まだ付き合っていない気になる男性を待っている女性の心情を言葉にしたものです。
おそらく待ち合わせの時間よりも少し前から待っていて、初めの頃はドキドキワクワクしていたでしょう。
しかし、待ち合わせ時間から10分過ぎた頃から不安になり、1時間が過ぎた頃には、不安な気持ちでいっぱいになったはずです。
また電波が届かない、スマホを忘れてきた、スマホの電池が切れたなど、彼と連絡が取れない特別な事情があったと推察されます。
3時間が過ぎた頃、もう来ないかもしれないという「待ちわびる」気持ちに包まれたかもしれません。
「待ちわびる」を使った例文2
「ずっと『待ちわびていた』新曲が発表された」
この例文のように、好きなミュージシャンがいる人は、新曲の発表を待っているでしょう。
しかしアーティストによっては、定期的に新曲を発表せず、何年間もファンが待たされるような状況もあります。
このような時のファンの気持ちは「待ちわびる」という言葉がピッタリではないでしょうか。
「待ちわびる」という言葉について見てきました。
みなさんも「待ちわびる」という経験をしたことがあるかもしれません。
特に恋愛の途中で、「待ちわびる」場面は多くなります。
このように恋愛を通じて、「待ちわびる」という言葉の意味を理解する人も多いかもしれません。