「口ごもる」とは?意味や使い方や例文!
「口ごもる」という言葉の意味や使い方を紹介します。
また「口ごもる」の類語や似た表現を紹介して行きます。
さらに「口ごもる」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「口ごもる」とは?
- 「口ごもる」の言葉の使い方
- 「口ごもる」の類語や類似表現や似た言葉
- 「口ごもる」を使った例文や短文など
- 「口ごもる」の反対語
「口ごもる」とは?
「口ごもる」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
誰かが「口ごもる」場面を見たことがあるかもしれません。
一方で、「口ごもる」という言葉を今回初めて知った人もいるでしょう。
これを機会に、「口ごもる」という言葉の意味を紹介します。
- 「口ごもる」の漢字
- 「口ごもる」の意味
「口ごもる」の漢字
「口ごもる」を漢字で表記すると、どのようになるでしょうか。
「口ごもる」は漢字で「口籠る」と書きます。
「籠る」は「部屋に籠って勉強する」など、部屋の中から出てこない様子を意味します。
これを機会に、「口ごもる」は、漢字にすると「口籠る」になることを覚えておきましょう。
「口ごもる」の意味
「口ごもる」という言葉にはどのような意味があるでしょうか。
「口ごもる」には、「言葉が口の中でもごもごして、ハッキリ出ない」という意味があります。
「籠る」という言葉には、「中に入ったまま出てこない」という意味があります。
声が口の中から、上手に出てこない様子を、「口ごもる」という言葉で表現すると覚えておきましょう。
このように、「口ごもる」には、「口の中でもごもごし、言葉がハッキリ出ない様子」という意味があります。
「口ごもる」の言葉の使い方
「口ごもる」という言葉を、どのように使えばいいでしょうか。
「口ごもる」には、言葉が口の中でもごもごしてしまい、ハッキリ出てこない様子という意味があります。
そのような状態になってしまった時、誰かがそのような状態になっているのを見た時に、この言葉を使ってみましょう。
例えばビジネスシーンで、上司から仕事の進捗具合を聞かれた時、あまり良い状況でないとします。
「あまり良くありません」などと言いにくいため、もごもごとして、言葉がきちんと出てこないかもしれません。
このような状況を「口ごもる」と言います。
このように、言葉がももごしてしまい、口から上手に出てこない時に、「口ごもる」という言葉を使ってみましょう。
「口ごもる」の類語や類似表現や似た言葉
「口ごもる」の類語や、似た表現の言葉を紹介します。
「口ごもる」とよく似た言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「淀む」【よどむ】
- 「ろれつが回らない」【ろれつがまわらない】
- 「どもる」【どもる】
「淀む」【よどむ】
「淀む」には、「口ごもる」という意味があり、言い換えに使えるほど似た意味がある言葉です。
例えば「話の途中で、言い淀む」ちという場合は、会話の最中に、言葉がもごもごして、ハッキリ出ない様子という意味になります。
「ろれつが回らない」【ろれつがまわらない】
「ろれつが回らない」という言葉も良く使われます。
ちなみに「ろれつ」を漢字で書くと、「呂律」になります。
「ろれつが回らない」には、「舌がもつれてハッキリしゃべれない」という意味があります。
例えばお酒を飲みすぎていると、上手に話せなくなりますが、そのような状態を「ろれつが回らない」と言います。
ふたりでお酒を飲んでいると、酔った方の「ろれつが回らなくなる」ため、お酒を切り上げるタイミングを知れるかもしれません。
「どもる」【どもる】
「どもる」という言葉もあります。
「どもる」には、「言葉がつかえたり、語頭を繰り返したりする様子」という意味があります。
普段は滑らかに話ができる人も、人が大勢いる場所などに立つと、きちんと話せなくなるかもしれません。
そのような様子を、「緊張して、どもる癖がある」などという文章にできます。
「口ごもる」を使った例文や短文など
「口ごもる」という言葉を使った、例文や短文を紹介します。
「口ごもる」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「口ごもる」を使った例文1
- 「口ごもる」を使った例文2
「口ごもる」を使った例文1
「プレゼンの途中で、不意を突かれる質問をされて『口ごもる』」
この例文のような場面に立った経験がある人は、かなり緊張したのではないでしょうか。
準備を重ねてプレゼンの当日を迎え、順調にプレゼンをしていた人がいます。
その人に対して、不意を突くような質問が飛び、頭が白くなってしまったような場面です。
適当な返答が思い浮かばないため、もごもごと口の外に言葉が出なくなってしまったような状況です。
「口ごもる」を使った例文2
「浮気を指摘され、『口ごもる』」
この例文のように、浮気を指摘された人は、「口ごもる」可能性が高いでしょう。
特に、絶対に浮気がばれていないと思っていた人が、恋人から突然浮気を指摘された場合は、すぐに良い答えがみつからずに、もごもごとしてしまうかもしれません。
また嘘をつくべきかどうか、謝るべきかどうかを迷ってしまい、言葉が出なくなる人もいるでしょう。
すぐに言い訳ができるようなタイプの人は、遊び慣れている人かもしれません。
ほとんどの人が、このような修羅場に立ち会うと、「口ごもる」のではないでしょうか。
「口ごもる」の反対語
最後に「口ごもる」の反対の意味を持つ言葉を紹介します。
「口ごもる」と逆の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「喋りまくる」【しゃべりまくる】
- 「畳み掛ける」【たたみかける】
「喋りまくる」【しゃべりまくる】
「喋りまくる」には、「徹底的にしゃべる」という意味があります。
例えば、久しぶりに会った友達が、「今夜は徹底的にしゃべろう」と決めた後で、「ファミレスで思い出話を『喋りまくる』」かもしれません。
「畳み掛ける」【たたみかける】
「畳み掛ける」には、「相手に余裕を与えず、続けざまに言う」という意味があります。
口喧嘩をして、どちらかが優勢になった時、その勢いに乗って、相手に余裕を与えないように、連続してワードをつなげていく時、「畳み掛ける」と言います。
一方「畳みかけられた」側は、「口ごもる」かもしれません。
「口ごもる」という言葉の意味や使い方を見てきました。
みなさんの中には、最近「口ごもる」経験をした人もいるでしょう。
その時は、自分の様子を言葉にできなかった人も、これを機会に「口ごもる」と表現してみましょう。
また誰かがもごもごとしてしまい、次の言葉が出ない時も、「口ごもる」という言葉を使ってみましょう。