「志半ば」とは?意味や使い方や例文!
「志半ば」という言葉の読み方や意味を紹介します。
また「志半ば」の類語や、似た意味を持つ言葉を紹介して行きます。
さらに「志半ば」を使った例文などを紹介して行きます。
目次
- 「志半ば」とは?
- 「志半ば」の言葉の使い方
- 「志半ば」の類語や類似表現や似た言葉
- 「志半ば」を使った例文や短文など
- 「志半ば」の英語
「志半ば」とは?
みなさんは「志半ば」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「志半ばで、夢をあきらめる」という、誰かの言葉を聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「志半ば」という言葉を、今回初めて知る人もいるでしょう。
そこで「志半ば」の読み方や意味を紹介します。
- 「志半ば」の読み方
- 「志半ば」の意味
「志半ば」の読み方
「志半ば」は「こころざしなかば」と読みます。
「志」は「こころざし」と読み、「半ば」は「なかば」と読みます。
「しなかば」、あるいは「しはんば」などと読み間違えないように注意しましょう。
これを機会に「志半ば」は「こころざしなかば」と読むようにしましょう。
「志半ば」の意味
「志半ば」には、どのような意味があるでしょうか。
「志」という言葉には、「あることをしようと心に決めること」という意味があります。
みなさんも、何かしら「あれをしよう」「これをしよう」という「志」が心の中にあるかもしれません。
大きな夢を持っている人は、もちろんそれが「志」と言えますし、身近で達成可能な目標も「志」と言えるでしょう。
「半ば」には、「道半ば」などの言葉があるように、「工程の半分ほど」という意味があります。
または「あることをしている途中」という意味があります。
そのため「志半ば」には、「しようと決めたことを達成するための、工程の半分ほどで」という意味や、「夢の途中で」という意味があります。
「志半ば」の言葉の使い方
「志半ば」という言葉の使い方を紹介します。
「志半ば」には、「あることをしようと決めたが、その工程の半分ほどで」とか、「目標達成の途中で」などの意味があります。
ビジネスシーンで「志半ば」という言葉を使った後は、「あきらめる」「辞める」という言葉が続くケースが多いでしょう。
例えばプロジェクトを途中で断念する時、「志半ば」という言葉の後で、「あきらめる」「ストップする」などの言葉がきます。
何かしらの理由で、プロジェクトの継続が難しくなったため、中止するという意味になります。
このように「志半ば」の後は、ネガティブな言葉が続くケースが多くなります。
何かをしようとして、途中であきらめる時、中止する時に、「志半ば」という言葉を使うことが多くなるでしょう。
「志半ば」の類語や類似表現や似た言葉
次に「志半ば」という言葉の、類語や類似表現を紹介します。
「志半ば」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「道半ば」【みちなかば】
- 「未了」【みりょう】
- 「夢の途中で」【ゆめのとちゅうで】
「道半ば」【みちなかば】
「道半ば」には「道の途中」という意味があります。
目的地にたどり着くまでの、道の途中までしか進んでいないことを、「道半ば」と言います。
文字通り、旅行などで目標の場所に行く途中で立ち止まっている時などに、「道半ば」という言葉を使います。
マラソンなどの長距離レースの途中でリタイアする時も、「道半ばですが、リタイアします」などと言うかもしれません。
もちろん「道の途中」を「目標達成の途中」という意味に例えて、「道半ばで断念する」などという言い回しをすることもあります。
「未了」【みりょう】
「未了」は「まだ終わらないこと」という意味があります。
「未了の○○」で、「まだ終わっていない○○」などという文章を作ることができます。
「夢の途中で」【ゆめのとちゅうで】
「夢の途中で」という表現もあります。
叶えようと思った夢を、途中で断念する時に、「夢の途中で」という表現をします。
「夢の途中で、あきらめる」「夢の途中ですが、他の道に進もうと思います」などという文章を作ることができます。
「志半ば」よりも、若い人に通じやすい表現かもしれません。
「志半ば」を使った例文や短文など
「志半ば」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「志半ば」の使い方のコツを、例文を通じて知りましょう。
- 「志半ば」を使った例文1
- 「志半ば」を使った例文2
「志半ば」を使った例文1
「『志半ば』ではありますが、今回のプロジェクトは終了とさせていただきます」
この例文のようなセリフを、ビジネスシーンで聞いたことがあるかもしれません。
すべてのプロジェクトが、無事に完了し、成功裏に終えられるとは限らず、途中で終わらざるを得ないことがあります。
そのため、プロジェクトの責任者が、この例文のようなセリフを口にすることがあります。
プロジェクトがうまくいかなかったという理由もありますが、会社の方針が変わった、予算が続かなかったなど、「志半ば」で計画終了するのは、それほど珍しいことではないかもしれません。
「志半ば」を使った例文2
「まだ『志半ば』なのだし、もう少し頑張ってみよう」
この例文のような気持ちで、目標達成を目指して心機一転した人もいるかもしれません。
この文には、まだ目標達成の道の途中だし、もうひと踏ん張りしてみようと、あきらめかけた心を入れ替えようとしている様子が描かれています。
ほとんどの夢や目標は、順風満帆で叶えられるとは限らず、何度かの挫折を乗り越えて達成されています。
そのため、夢や目標の実現者は、この例文のようなセリフを、何度も心の中でつぶやいたはずです。
「志半ば」の英語
「志半ば」という言葉を英語にすると、どのような言葉になるでしょうか。
「志半ば」を英語にすると、“before achieving a goal”になります。
“before achieving a goal”には「目標を達成する前に」「志半ば」という意味があります。
また“before accomplishing anything”という英文には、「何かを成し遂げる前に」という意味があり、転じて「志半ば」という意味があります。
このように「志半ば」という言葉は、いくつかの英語に直すことができます。
「志半ば」という言葉について見てきました。
「志半ば」という言葉は、ほとんどの場合ネガティブな場面で使われます。
しかし、あきらめずに頑張るため、まだ「志半ば」だと思い直す時にも使われることがあります。
自分を励ますために、「志半ば」という言葉を使って見てはいかがでしょうか。