「粟立つ」とは?意味や使い方や例文!
「粟立つ」という言葉の読み方や意味を紹介します。
また「粟立つ」の使い方や類語を紹介して行きます。
さらに「粟立つ」という言葉を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「粟立つ」とは?
- 「粟立つ」という言葉の使い方
- 「粟立つ」の類語や類似表現や似た言葉
- 「粟立つ」を使った例文や短文など
「粟立つ」とは?
「粟立つ」という言葉を知っているでしょうか。
何かすごいものを見た時などに、「全身が粟立つ」経験をした人もいるかもしれません。
一方で、今回初めて「粟立つ」という言葉を知った人もいるでしょう。
そこで「粟立つ」という言葉の読み方や意味を紹介します。
- 「粟立つ」の読み方
- 「粟立つ」の意味
「粟立つ」の読み方
「粟立つ」は「あわだつ」と読みます。
「粟」は「あわ」と読みます。
「栗(くり)」と「粟」を読み間違えてしまったり、書き間違えることがありますので注意しましょう。
これを機会に「粟立つ」は「あわだつ」とよむことを覚えておきましょう。
「粟立つ」の意味
「粟立つ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「粟立つ」には、「毛穴が粟粒のようにぶつぶつになる」という意味があります。
一般的には「鳥肌が立つ」と呼ばれる状態が「粟立つ」という言葉が意味する体の状態になります。
恐怖や寒さなどに襲われると、人の体は変化し、毛穴が収縮するため、「粟立つ」ように見えます。
このように「粟立つ」には、「毛穴が粟粒のようにぶつぶつになる」「鳥肌が立つ」という意味があります。
「粟立つ」という言葉の使い方
「粟立つ」という言葉を、どのように使えばいいでしょうか。
「粟立つ」は、恐怖や寒さを感じて、毛穴が収縮した状態のことを言います。
そこで恐怖を感じた時、寒さを感じた時などに、「粟立つ」という言葉を使ってみましょう。
例えばホラー映画を見ている時に、とんでもなく怖いシーンが訪れるかもしれません。
このタイミングで、体中の毛穴が粟粒のようになった時、「ホラー映画の怖いシーンを見て、全身が『粟立つ』のを感じた」などと言ってみましょう。
また寒さが厳しい夜に、体の毛穴が粟粒のようになる時も、「寒さで『粟立った』」などと言ってみましょう。
このように「粟立つ」という言葉は、恐怖や寒さにより、毛穴が収縮した時に使ってみましょう。
「粟立つ」の類語や類似表現や似た言葉
続いて「粟立つ」の類語や似た言葉を紹介します。
「粟立つ」と似た意味の言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「総毛立つ」【そうけだつ】
- 「戦慄」【せんりつ】
- 「わななく」【わななく】
- 「身震い」【みぶるい】
「総毛立つ」【そうけだつ】
「総毛立つ」という言葉には、「ぞっとして身の毛がよだつ」という意味があります。
「粟立つ」と同じように、恐怖や寒気を強く感じた時に、「総毛立つ」感覚を味わうことがあります。
みなさんの中に、生理的に苦手なものがあれば、それを見た時に、「総毛立つ」のを感じるかもしれません。
例えば蛇が嫌いな人は、蛇がテレビに映るだけで、「総毛立つ」かもしれません。
このように「総毛立つ」には、怖い物や苦手なものなどを見た時に、ぞっとして身の毛がよだつ」という意味があります。
「戦慄」【せんりつ】
「戦慄」は「せんりつ」と読みます。
「戦慄」には「恐ろしさに震えおののくこと」という意味があります。
例えば、大きな災害を目の当たりにした人は、恐ろしさに震えおののくかもしれません。
そのような様子は「戦慄する」などと表現されます。
またボクシングのKOシーンなどは、衝撃的な場面が多くなります。
このような見る人が恐怖するようなKOシーンは、「戦慄のKOシーン」などと呼ばれます。
「わななく」【わななく】
「わななく」という言葉もあります。
「わななく」には、「がたがたと震える」という意味があります。
例えば、冬の寒い日に、全身が、がたがたと震えることがあるかもしれません。
このような時の様子を、「全身がわななく」と表現します。
また緊張しやすい人は、プレゼンをする直前に、全身が、がたがたと震えるかもしれません。
このような時の様子も、「わななく」という言葉で表現できます。
「身震い」【みぶるい】
「身震い」という表現も、日常的に良く使われます。
「身震い」には、「恐ろしさや寒さなどで、体が震えること」という意味があります。
怖い物を見て、体がカタカタと震える時、または寒さがこたえて、体が震えることを「身震い」と言います。
また、アスリートが試合を前に「身震い」することがあります。
試合に対する恐怖心を感じ、逆に気合が高まるような状態を、「試合前の身震い」と表現することがあります。
「武者震い」【むしゃぶるい】
「武者震い」という言葉は「むしゃぶるい」と読みます。
「武者震い」には、「大事を前にして、勇み立つあまりに、体が震える様子」という意味があります。
「粟立つ」や「総毛立つ」よりも、よりポジティブな感情で体が震えるなどの反応が起こる時に、「武者震い」という言葉を使います。
アスリートや勝負師の試合直前に、「やってやる」という気持ちがとても強い時、「武者震い」という表現をすることがあります。
「粟立つ」を使った例文や短文など
「粟立つ」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「粟立つ」という言葉の使い方のコツを、例文を通じて知りましょう。
- 「粟立つ」を使った例文1
- 「粟立つ」を使った例文2
「粟立つ」を使った例文1
「バンジージャンプを飛ぶ直前になり、全身が『粟立つ』のを感じた」
この例文のように、バンジージャンプやジェットコースターなど、恐怖を感じるイベントの直前に肌が「粟立つ」のを感じた人は多いかもしれません。
恐怖心を感じるように作られているアトラクションに乗るため、その直前に「粟立つ」のは当然かもしれません。
「粟立つ」を使った例文2
「彼女と浮気相手が鉢合わせして、肌が『粟立つ』のを感じた」
この例文は、二股恋愛をしていた男性の嘘が発覚し、修羅場を迎える直前の様子を文章にしたものです。
これから起こる恐ろしい出来事を無意識で予想し、恐怖心を感じるよりも、体が先に「粟立つ」様子が見てとれます。
普通の生活を送っていれば、このような場面に遭遇することはありませんが、異性からもてる人は、このような場面で全身が「粟立つ」経験をしているかもしれません。
「粟立つ」という言葉について見てきました。
みなさんも肌が「粟立った」記憶がよみがえったかもしれません。
普段は「鳥肌が立つ」という表現をしている人も、これを機会に「粟立つ」という表現を交えて見てはいかがでしょうか。