「戦慄」とは?意味や使い方!例文や解釈
「戦慄」とは、「恐怖を感じてからだが震えること」を意味する言葉です。
「戦慄」の「意味・読み方・使い方・戦慄を使った言葉・例文と解釈・戦慄と恐怖の意味の違い・類語(シソーラス)や言い換え・英語と解釈」について、詳しく説明していきます。
目次
- 「戦慄」とは?
- 「戦慄」の表現の使い方
- 「戦慄」を使った言葉と意味を解釈
- 「戦慄」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「戦慄」と「震え」の意味の違い
- 「戦慄」の類語や類義語・言い換え
- 「戦慄」の英語と解釈
「戦慄」とは?
「戦慄」という表現は、「恐怖を感じてからだが震えること」を意味しています。
「戦慄」というのは、「恐怖・不安・怒り・(戦いの前の)興奮などによってからだがぶるぶる震えるさま」を意味している表現なのです。
- 「戦慄」の読み方
「戦慄」の読み方
「戦慄」の読み方は、「せんりつ」になります。
「戦慄」の表現の使い方
「戦慄」の表現の使い方は、「恐れ・不安・緊張などによって震えおののく場合」に使うという使い方になります。
「戦慄」というのは、「恐怖や怒り、不安、興奮などによってからだがわなわなと震える時」に使うことができる表現なのです。
例えば、「お互いに手加減なしの真剣勝負を前にして、さすがの剣術の達人も戦慄を覚えました」といった文章において、「戦慄」という表現を使用することができます。
「戦慄」を使った言葉と意味を解釈
「戦慄」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「悪寒戦慄」【おかんせんりつ】
- 「戦慄させる」【せんりつさせる】
- 「戦慄が走る」【せんりつがはしる】
「悪寒戦慄」【おかんせんりつ】
「悪寒戦慄」という言葉は、「風邪などの初期症状において起こるぞくぞくとする不快で苦痛な寒け」を意味しています。
「悪寒戦慄」というのは、「顔色が悪くなり、骨格筋に不随意的な震えが発生する症状」を意味する表現です。
例えば、「悪寒戦慄を感じた時には、風邪をひいている可能性が高いので病院を受診した方が良いでしょう」といった文章で使えます。
「戦慄させる」【せんりつさせる】
「戦慄させる」という表現は、「何かの出来事が、人を恐れおののかせること。
恐怖でからだを震えさせること」を意味しています。
例えば、「ショッキングな連続殺人事件が、その地域に住む人たちを戦慄させました」などの文書で使用されます。
「戦慄が走る」【せんりつがはしる】
「戦慄が走る」という表現は、「ある出来事によって、からだが恐怖や不安でわなわな震えるほどの衝撃が走ること」を意味しています。
例えば、「ライオンやヒグマのような野獣に遭遇すれば、誰でも戦慄が走ります」といった文章で使うことができます。
「戦慄」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「戦慄」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「戦慄」を使った例文1
- 「戦慄」を使った例文2
「戦慄」を使った例文1
「サイコパスのように他人の苦痛を気にしない彼の様子を見て、私は戦慄を覚えました」
この「戦慄」を使った例文は、「サイコパスのように他人の苦痛を気にしない彼の様子を見て、私は恐怖で身震いするような感じを覚えた」ということを意味しています。
「戦慄」を使った例文2
「戦後最大の犠牲者を出した残忍な放火殺人事件は、世間に戦慄を走らせました」
この「戦慄」を使った例文は、「戦後最大の犠牲者を出した残忍な放火殺人事件は、世間の人たちにからだがぶるぶると震えるような恐怖や不安を感じさせた」ということを意味しています。
「戦慄」と「震え」の意味の違い
「戦慄」という言葉は、「恐怖・不安・怒りなどの感情の動揺によって、からだが震えること」を意味しています。
それに対して、「震え」という表現は「恐怖・不安・怒りによってからだが震えること」だけではなくて、「寒さ・体調不良でからだが震えること」や「地震などでモノが震えること」も意味しているという違いがあります。
「戦慄」という言葉では「感情・気分といった精神状態の動揺を前提としたからだの震え」という意味が重視されますが、「震え」という言葉は「戦慄も含んだ人・モノが震えること全般」を意味しているという違いがあるのです。
「戦慄」の類語や類義語・言い換え
「戦慄」の類語・類義語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「戦き・震え」
- 「ぞくぞくする・わなわなする」
- 「身震い・打ち震える」
「戦き・震え」
「戦慄」の類義語・言い換えとして、「戦き・震え」があります。
「戦き」という表現は、「恐怖や不安、興奮によって体がぶるぶる震えること」を意味しています。
「震え」というのは、「恐怖・寒さなどによって体がぶるぶる震えること」を意味する言葉です。
それらの意味合いから、恐れてからだが震えることを意味する「戦慄」とほとんど同じ意味を持つ類義語(シソーラス)として、「戦き・震え」を指摘することができます。
「ぞくぞくする・わなわなする」
「戦慄」の類語・言い換えとして、「ぞくぞくする・わなわなする」があります。
「戦慄」という表現は、「恐怖や不安によってからだがぞくぞくする」という擬態語で言い表すこともできます。
また「戦慄」というのは、「恐怖や怒りによってからだがわなわなと震えること」も意味しています。
それらの意味から、「戦慄」の表現は「ぞくぞくする・わなわなする」という表現で言い換えられるのです。
「身震い・打ち震える」
「戦慄」の類義語・言い換えには、「身震い・打ち震える」があります。
「戦慄」という言葉は、「恐れや不安によって身震いすること、からだがわなわなと打ち震えること」を意味しています。
その意味から、「戦慄」という表現に良く似た類義語(シソーラス)として、「身震い・打ち震える」を上げることができます。
「戦慄」の英語と解釈
「戦慄」という言葉は、以下のような英語で書き表すことができます。
“horror”(恐怖・恐れによる震え・戦慄)
“horrible”(戦慄すべき)
“shudder”(恐れや寒さで震える・戦慄する)
“shiver”(からだの震え・恐れによる戦慄)
- “This accident gave many people the shivers(horrors).”
“This accident gave many people the shivers(horrors).”
「戦慄」を使ったこの英語の例文は、「この事件は、大勢の人たちを戦慄させました」ということを意味しています。
「戦慄」という言葉について徹底的に解説しましたが、「戦慄」には「恐怖を感じてからだが震えること」などの意味があります。
「戦慄」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「戦き・震え」「ぞくぞくする・わなわなする」「身震い・打ち震える」などがあります。
「戦慄」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。