「足を進める」とは?色々な使い方とそれぞれの意味の解釈・例文・類語や言い換えまで詳しく解説!
日本語には、言葉そのものだけでなく、拡大解釈もできる言葉があります。
この「足を進める」もその1つです。
目次
- 「足を進める」の意味とは?
- 「足を進める」の表現の使い方
- 「足を進める」を使った例文や解釈
- 「足を進める」の類語や言い換え
「足を進める」の意味とは?
足を進めるは、「〜に足を進める」と使うと、その方向に進むという言葉そのものの意味になります。
「進めた」という形で使うことも多く、「待ち合わせの為に公園まで足を進めた」といったような形で見聞きすることが多いです。
この「進む」手段は、言葉の通りに足を使って歩くことだけでなく、車などの乗り物によるものでも構いません。
「明日は更に奥地まで足を進めるつもりだ」とすると、移動手段に関係なく、奥地まで進むという意味で使うことができます。
そして、拡大解釈となる表現として、物理的ではなくそこへ進むという解釈もできる言葉です。
この使い方では、「予選を突破し、次の舞台に足を進めることとなった」などと用います。
「足を進める」の表現の使い方
上に挙げたように、この言葉は3つの解釈で使える言葉です。
1つは、実際に足を使って対象となる場所へ方向に向かって進むことで、次に、歩き以外の手段で同じく対象への向かうこと、更に、実際にそこへ移動する訳ではない場合にも使うことができる言葉となっています。
最後の一種の比喩表現となる使い方では、「次のステージに足を進める」、「もう一歩足を進める必要がある」のような形で使われます。
少し洒落た使い方とも表現でき、歌謡曲の歌詞でこのような使い方で用いられている例もあります。
「足を進める」を使った例文や解釈
足を進めるを使った例文や短文と、その意味の解釈です。
3つの使い方ができる言葉なので、それぞれの使い方の例文を挙げていきます(「進めた」も含みます)。
- 「足を進める」を使った例文1
- 「足を進める」を使った例文2
- 「足を進める」を使った例文3
「足を進める」を使った例文1
「小雨が降っていたが、構わずそのまま駅まで足を進めた」
この使い方は、歩いてそこに向かったと解釈できます。
「小雨」というキーワードがない場合、車などによる移動のこととも考えられますが、それでも構わずとしているところから、歩きのことだと判断していいでしょう。
「足を進める」を使った例文2
「全国キャラバンは、いよいよ四国に足を進めた」
全国を回るイベントなどで、次は四国に向かったと使っています。
この場合には、歩きだとは考えにくいので、移動手段を問わずにそこに進んでいるという解釈になります。
「足を進める」を使った例文3
「初めて決勝の舞台に足を進めることができた」
そこに進出したという意味になります。
先の説明のように、物理的ではなくその対象に「向かう」という使い方です。
「足を進める」の類語や言い換え
足を進めると似た意味で使える言葉や、言い換えになる表現です。
どちらも基本的に「足を進める」の3つの意味全てに対応しています。
- 「歩を進める」(ほをすすめる)
- 「歩を運ぶ」(ほをはこぶ)
「歩を進める」(ほをすすめる)
「足」を「歩」とした言葉で、この表現でも歩き、それ以外の移動手段、または実際の移動ではない使い方ができます。
「決勝に歩を進めた」といったように、そのまま置き換えて構いません。
「歩を運ぶ」(ほをはこぶ)
この表現もまた、「足を進める」と同様の使い方になります。
「駅まで歩を運ぶ」、「関西まで歩を運ぶ」のように使えるので、こちらも置き換え表現と考えていいでしょう。
ただし、「決勝まで歩を運んだ」といった使い方はあまりしないので(間違いではありませんが)、この実際の移動ではない場合には上の「歩を進めた」と使う方がいいでしょう。
「足を進める」は、ここで紹介した3種類の使い方ができる言葉です。
特に移動手段が歩き以外の場合にも使えることは必ず覚えておきましょう。