「首をひねる」とは?意味や使い方や例文!
「首をひねる」とは、「物事が理解(納得)できずにあれこれ思案して考えること」などを示す言葉です。
「首をひねる」の「意味・語源や由来・読み方・使い方・例文と解釈・類語(シソーラス)や類似表現・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「首をひねる」とは?
- 「首をひねる」の言葉の使い方
- 「首をひねる」の類語や類似表現や似た言葉
- 「首をひねる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「首をひねる」と「頭をひねる」の違い
- 「首をひねる」の英語と解釈
「首をひねる」とは?
「首をひねる」とは、「物事が理解(納得)できずにあれこれ思案して考えこむこと」や「納得できない物事(事態)に直面した際に、疑問・困惑(戸惑い)・不満などを示す仕草(ジェスチャー)」を意味する言葉(慣用句)です。
「首をひねる」という言葉は、「自分にとって不可解な物事・納得しづらい状況(提案)に直面した時に考え込むこと」を意味しています。
あるいは、「首をひねる」の言葉は、「納得できない提案・要求などに対して、不満・疑惑を感じて思案すること。
その提案・要求に対して不同意(賛成できない)の間接的な意思表示をすること」を意味しています。
- 「首をひねる」の語源や由来
- 「首をひねる」の読み方
「首をひねる」の語源や由来
「首をひねる」の語源・由来は、「首を動かす動作にまつわる慣用句の成り立ち」や「捻る(ひねる)の意味」から理解することができます。
「首をひねる」の由来は、「人が物事をあれこれ考えている時に、首をかしげる(ねじる・ひねる)ような動作をすること」にあります。
そのため、「首をひねる」と「首をかしげる・頭をひねる」はほぼ同じ意味合いを持つ類語(シソーラス)の慣用句になっています。
「ひねる」の語源の意味には、「指で物をつまんで回すこと」や「体の一部をねじって向きを変える」「色々と悩みながら考え込むこと」「意図的に変わった趣向の考案・思索をすること」などがあります。
「首をひねる」の語源は、この中で「色々と悩みながら考え込むこと」になります。
「首をひねる」の読み方
「首をひねる(首を捻る)」の読み方は、「くびをひねる」になります。
「首をひねる」の言葉の使い方
「首をひねる」の言葉の使い方は、「理解(納得)することができずに、あれこれ考え込んで思案する時」に使うという使い方になります。
例えば、「新築の一軒家を購入すべきか、中古のタワーマンションを買うべきか、大きな買い物を前に首をひねっていました」などの文章で正しく使用することができます。
また、「首をひねる」という言葉は、「相手の申し出や提案に納得しづらくて、賛成できないという不同意(反対)の意思表示を間接的にする場合」にも使われます。
例えば、「相手が出してきた交渉条件に対して、彼は首をひねりました」といった文章で使えます。
「首をひねる」の類語や類似表現や似た言葉
「首をひねる」の類語・類似表現・似た言葉について、分かりやすく解説していきます。
- 「頭をひねる・思案する」
- 「首を傾げる」
- 「疑問に思う・納得できない」
「頭をひねる・思案する」
「首をひねる」の類語・似た言葉として、「頭をひねる・思案する」があります。
「頭をひねる」とは「物事に対して理解(納得)できずに、あれこれ悩んで考え込むこと」を意味していて、「思案する」というのは「あれこれ色々な内容で考え込むこと」を意味しています。
これらの意味から、不満や疑惑を感じて賛成できず考え込むことを意味する「首をひねる」と似た意味を持つ類語(シソーラス)として、「頭をひねる・思案する」を指摘することができます。
「首を傾げる」
「首をひねる」の類似表現・言い換えとして、「首を傾げる(くびをかしげる)」があります。
「首を傾げる」の言葉の意味は、「不可解に思って納得(同意)できずに首をかたむけること」や「疑問に思うこと・不可解に感じること」になります。
それらの意味から、納得しづらくて考え込むことを意味する「首をひねる」の言葉は、「首を傾げる」という言葉に言い換えることができます。
「疑問に思う・納得できない」
「首をひねる」の類語・似た言葉として、「疑問に思う・納得できない」があります。
「首をひねる」という言葉は、「相手の意見・提案などに対して、疑問に思ったり納得しづらかったりして同意しないこと」を意味しています。
その意味から、「首をひねる」と似た意味を持つ言葉として、「疑問に思う・納得できない」が上げられます。
「首をひねる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「首をひねる」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「首をひねる」を使った例文1
- 「首をひねる」を使った例文2
「首をひねる」を使った例文1
「彼女と結婚式を上げる予定なのですが、予想以上の費用がかかることが分かり、どうしたものかと首をひねっています」
この「首をひねる」を使った例文は、「彼女と結婚式を上げる予定なのですが、予想以上にブライダル費用がかかることが分かり、その費用をどう工面しようかとあれこれ悩んで考え込んでいる」ということを意味しています。
「首をひねる」を使った例文2
「社長は私の提案した新規ビジネスの案件の内容を見てから、厳しい顔つきで首をひねりました」
この「首をひねる」を使った例文は、「社長は私の提案した新規ビジネスの案件の内容を見てから、厳しい顔つきで首をひねり、この内容のままでは賛成できない(納得しづらく不満である)という意思表示をした」ということを意味しています。
「首をひねる」と「頭をひねる」の違い
「首をひねる」と似た意味を持つ言葉として、「頭をひねる」があります。
「首をひねる」と「頭をひねる」の言葉は共に「物事・申し出に納得できずに、あれこれ悩んで考え込むこと」の意味があります。
一方で、「首をひねる」には「頭をひねる」にある「わざと変わった個性的な考察・独自の思索をすること」の意味がないという違いがあります。
「頭をひねる」には「頭をひねって良いアイデアを考える」といった慣用的な表現がありますが、「首をひねって良いアイデアを考える」という言い方はありません。
「首をひねる」の英語と解釈
「首をひねる」という言葉は、“have to think hard to〜”(〜することを真剣に考えなければならない)や“be unsatisfied with〜”(〜を不満に思う)、“fall to thinking”(深く考え込む)、“be(get) suspicious about〜”(〜について疑問に思う)、“make a disagreement”(不同意を示す)などの英語で表現することができます。
- “I was suspicious about her sudden offer.”
“I was suspicious about her sudden offer.”
「首をひねる」を使った英語の例文は、「私は彼女の突然の申し出について、疑問に感じて首をひねりました」ということを意味しています。
「首をひねる」という言葉について徹底的に解説しましたが、首をひねるには「物事が理解(納得)できずにあれこれ思案して考えること」や「不可解な物事に直面した時に、疑問・困惑(戸惑い)・不満などを示す仕草(ジェスチャー)」などの意味があります。
「首をひねる」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「頭をひねる・思案する」「首を傾げる」「疑問に思う・納得できない」などがあります。
「首をひねる」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。