「わからずじまい」とは?意味や使い方や例文!
「わからずじまい」の意味や使い方を紹介します。
さらに「わからずじまい」の類語や、「わからずじまい」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「わからずじまい」とは?
- 「わからずじまい」という言葉の使い方
- 「わからずじまい」の類語や類似表現や似た言葉
- 「わからずじまい」を使った例文や短文など
「わからずじまい」とは?
みなさんは「わからずじまい」という言葉を知っているでしょうか。
何かを学んだあとで、結局「わからずじまいだった」などと言った経験があるかもしれません。
一方で「わからずじまい」という言葉を今回初めて目にした人もいるでしょう。
そこで「わからずじまい」の意味を紹介していきます。
- 「わからずじまい」の感じ
- 「わからずじまい」の意味
「わからずじまい」の感じ
「わからずじまい」は漢字にすると「分からず終い」になります。
「分からず」は「わからず」、「終い」は「じまい」と読みます。
これを機会に「わからずじまい」は「分からず終い」という漢字表記をすることがあることを覚えておきましょう。
「わからずじまい」の意味
「わからずじまい」には、どのような意味があるでしょうか。
「わからずじまい」には、「物事の原因や、結末など、知りたいことが、結局わからないこと」という意味があります。
例えば何か事件が起きた時、どのような原因でその事件が起きたのかが知りたくて、ネットニュースを見たり、ワイドショーを見るかもしれません。
しかし、結果的に原因がまるで分からないまま終わってしまう時、「事件の原因がわからずじまい」ということになります。
このように知りたいと思ったことが、ついに判明しなかった時、未解明に終わった時などに、「わからずじまい」という言葉を使ってみましょう。
「わからずじまい」という言葉の使い方
「わからずじまい」という言葉は、どのように使えばいいでしょうか。
「わからずじまい」には、物事の原因や結末など、知りたいことがついにわからないという意味があります。
そこで「わからずじまい」は知りたいことが結局わからなかった時に使ってみましょう。
例えば職場で備品が無くなった時、備品がどこに行ったか、誰が備品を取ったのかなど、知りたいことがたくさんあるでしょう。
しかし調査の結果、何も判明しなかった場合、「備品について、わからずじまいだった」などと言えます。
また推理小説を読んでいると、どのようなトリックが使われたのか、犯人の動機は何かなど、知りたいことがたくさん湧いてくるでしょう。
しかし、結果的に何もわからなかった時に、「トリックも、犯人の動機も、わからずじまいだった」ということになります。
このように、知りたいことがまるでわからなかった時に、「わからずじまい」という言葉を使ってみましょう。
「わからずじまい」の類語や類似表現や似た言葉
「わからずじまい」の類語や、似た意味の言葉を紹介します。
「わからずじまい」とよく似た言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「不明のまま」【ふめいのまま】
- 「未消化」【みしょうか】
- 「不透明」【ふとうめい】
- 「宙ぶらりん」【ちゅうぶらりん】
- 「迷宮入り」【めいきゅういり】
「不明のまま」【ふめいのまま】
「不明のまま」という表現を使うことがあります。
「不明」は「ハッキリわからないこと」「明らかでないこと」という意味があります。
そのため「不明のまま」には、「ハッキリわからないまま」という意味になります。
最後まで話を聞いたけれど、何もハッキリしない時、「不明のまま」と表現できます。
「わからずじまい」ととてもよく似た言葉です。
「未消化」【みしょうか】
「未消化」には、「消化できていない」「理論や知識などを理解して、自分の物にできていない」という意味があります。
例えば、授業を受けることは誰でもできますが、自分なりに理解して、自分の言葉で話せるようにするのは大変です。
自分の身に付いていない時は「未消化」と言えます。
「不透明」【ふとうめい】
「不透明」という言葉もあります。
「不透明」には、「事の成り行き、実情などがハッキリ明示されないこと」という意味があります。
例えば会社の人事が、どのように決まったのか、誰にも明示されていない時、「人事が不透明」などと言います。
「宙ぶらりん」【ちゅうぶらりん】
「宙ぶらりん」は「どちらともつかずに、中途半端な様子」という意味があります。
例えば企画を進めている内に、計画がとん挫しかけると、企画が「宙ぶらりん」になります。
そのまま企画を進めていいのか、諦めた方がいいのかハッキリしない状態になります。
「迷宮入り」【めいきゅういり】
「迷宮入り」は、「事件が解決されないまま、捜査や調査が終わってしまうこと」という意味があります。
事件だけでなく、日常的な疑問が、何も解決されずなかったことにされる時、「迷宮入り」という言葉を使います。
「わからずじまい」を使った例文や短文など
次に「わからずじまい」という言葉を使った例文や短文を紹介して行きます。
「わからずじまい」の使い方のコツを、例文を通じて覚えましょう。
- 「わからずじまい」を使った例文1
- 「わからずじまい」を使った例文2
「わからずじまい」を使った例文1
「この会議の趣旨が、最後まで『わからずじまい』だった」
この例文のような経験をしたことがあるかもしれません。
職場での会議はつきもので、多い職場では、週に数回会議が開かれるでしょう。
しかしすべての会議が有意義で、仕事に役立つわけではありません。
「この会議は、何のために開かれたんだろう」と、この例文のように趣旨が最後まで「わからずじまい」ということもあるでしょう。
このような不毛な会議を無くすと、効率的に仕事ができるようになりそうです。
「わからずじまい」を使った例文2
「彼女に振られた理由が、最後まで『わからずじまい』だった」
この例文のような辛い経験をしたことがある男性もいるかもしれません。
それまで仲良く付き合っていた彼女から、突然別れを切り出されたため、驚いてその理由を聞いたものの、要領を得ないということがあるかもしれません。
結果的になぜ振られたのかまるでわからないまま、彼女の「どうしても別れたい」という気持ちに流されて、別れてしまうことがあるかもしれません。
このような別れ方をした男性は、後に振り返って、この例文のような感想を持つでしょう。
「わからずじまい」という言葉について見てきました。
みなさんも「わからずじまい」に終わってしまった物事が思い浮かんだかもしれません。
特にビジネスシーンや恋愛の場面で、「結局なんだったのだろう」と感じた時に、「わからずじまい」という言葉を使ってみましょう。