「常習化」とは?使い方や例文!
「常習化」という言葉の読み方や意味を紹介します。
また「常習化」を使った例文や短文、「常習化」の使い方を紹介します。
さらに「常習化」の類語や似た意味の言葉を紹介して行きます。
目次
- 「常習化」とは?意味
- 「常習化」と「常態化」の違い
- 「常習化」を使った例文や短文など
- 「常習化」の言葉や表現の使い方
- 「常習化」の類語や類似表現や似た言葉
- 「常習化」した悪い習慣を改める方法
「常習化」とは?意味
みなさんは「常習化」という言葉を知っているでしょうか。
テレビのニュースを見ている時に、犯罪行為などが「常習化する」などという言い回しを目にしたことがあるかもしれません。
一方で「常習化」という言葉の意味をまるで知らない人もいるでしょう。
そこで「常習化」の読み方と意味を紹介して行きます。
- 「常習化」の読み方
- 「常習化」の意味
「常習化」の読み方
「常習化」は「じょうしゅうか」と読みます。
「常習」は「じょうしゅう」と読み、「化」は「か」と読みます。
それほど難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に「常習化」は「じょうしゅうか」と読むことを覚えておきましょう。
「常習化」の意味
「常習化」には、どのような意味があるでしょうか。
「常習化」の「常習」には、「いつもの習慣」という意味があります。
さらに「常習」という言う時の、「いつもの習慣」にはネガティブな意味があり、「いつもの悪い習慣」という意味があります。
「常習化する」などの「化する」には、「他の影響で、心掛けや行いが変わる」という意味があります。
そのため「常習化」には、「何かの影響などで、悪い習慣がいつもの習慣に変わる」という意味があります。
「常習化」と「常態化」の違い
「常習化」という言葉とよく似た言葉に、「常態化」があります。
「常態化」と「常習化」の違いは、どのようなものでしょうか。
「常態化」には、「もともとは異常だったことが、当たり前の状態になること」という意味があります。
例えば、ダイヤの乱れが当たり前に起こるようになった時、「ダイヤの乱れが常態化する」ことになります。
このように「常習化」と「常態化」はよく似ています。
ただし「常習化」は個人の行いに対して使われる傾向が強いのに対し、「常態化」は会社や大きな組織全体に対して使われる傾向が強いという違いがあります。
「常習化」を使った例文や短文など
次に「常習化」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「常習化」という言葉の使い方を、例文を通じて覚えて行きましょう。
- 「常習化」を使った例文1
- 「常習化」を使った例文2
「常習化」を使った例文1
「まず遅刻が『常習化』して、あまり学校に行かなくなった」
この例文のように、まじめに学校に通っていた人が、学校に行かなくなる時に、遅刻が「常習化」するという過程を通ることがあります。
初めは珍しかった遅刻という行為が、当たり前のようになってしまった時、「遅刻が常習化する」と言います。
遅刻が「常習化」すると、歯止めが利かなくなり、学校に行かない日が増えて、さらに学校に行かないことが「常習化」するかもしれません。
「常習化」を使った例文2
「中高生の家出が『常習化』するという社会問題がある」
この例文のように、中高生の家出が「常習化」するという問題があります。
初めて家出をした時は、ドキドキしたり、罪悪感を味わった中高生も、何度も家出を繰り返し、それが習慣になってしまうことがあります。
このような家出の「常習化」が、犯罪につながるような事態を生むことがあります。
「常習化」の言葉や表現の使い方
「常習化」という言葉の使い方を紹介します。
「常習化」には「何かがきっかけで、悪い習慣が身に付く」「悪い行動が、いつもの習慣になる」という意味があります。
また「常習化」という言葉を使う時は、「悪い習慣」に限るため、「遅刻」や「家出」、「薬物依存」などの、ネガティブな習慣に対して使うようにしましょう。
そのため「早寝早起きが常習化する」というような使い方をしないようにしましょう。
「常習化」の類語や類似表現や似た言葉
続いて「常習化」という言葉の類語や、似た意味の言葉を紹介して行きます。
「常習化」とよく似た意味の言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「悪習」【あくしゅう】
- 「悪癖」【あくま】
- 「病癖」【びょうへき】
「悪習」【あくしゅう】
「悪習」という言葉には、「悪い習慣」という意味があります。
毎晩、たくさんの量のお酒を飲むことは、良い習慣とは言えず悪い習慣になるため、「大量のお酒を飲むという悪習が身に付く」などと表現します。
「常習化」にも「悪い習慣が身に付く」という意味が含まれているため、二つの言葉はよく似ています。
「悪癖」【あくま】
「悪癖」という言葉は、「あくへき」と読みます。
「悪癖」には、「悪い癖」という意味があります。
例えば、仕事をする時に、締め切りギリギリにならないとやる気が出ないというのは「悪癖」と言えるかもしれません。
また貧乏ゆすりをする癖も、良い癖とは言えないため「悪癖」と言われることがあります。
「病癖」【びょうへき】
「病癖」という言葉があります。
「病癖」は「びょうへき」と読み、「病的な癖」という意味があります。
「悪癖」よりも、「病気のような癖」という意味合いが強く、心が病んでいるような印象を持たせる癖に対して「病癖」という言葉を使います。
例えば意味もなく嘘をつきまくるような人は、「病癖的なうそつき」などと呼ばれます。
「常習化」した悪い習慣を改める方法
すでに「常習化」してしまった悪い習慣を持っている人がいるかもしれません。
今からでも「常習化」した悪い習慣を改めるには、どのような方法があるでしょうか。
- 「周囲の人に話す」
- 「悪い習慣が出る時を見極めて、対策を取る」
「周囲の人に話す」
自分でも悪いと思っている習慣を改めるために、周囲の人に話してみましょう。
例えばお酒を飲みすぎていて、控えたいと思っている人は、家族や友達、会社関係の人にそのことを話して見ましょう。
するとお酒の場に誘われることが少なくなったり、飲み過ぎた時には注意してもらえるようになるかもしれません。
「悪い習慣が出る時を見極めて、対策を取る」
悪い習慣は、それが発動する瞬間があります。
例えば飲みすぎるという習慣なら、お酒を飲みたくなる瞬間を自分で知っておくことが大切です。
例えばテレビでお酒のCMを見た時に、飲みたくなる衝動が湧く人は、お酒を飲む時間にテレビを見ないようにすると良いでしょう。
例えば映画を見るようにしたり、飲酒シーンがない作品を選ぶと飲みたい気持ちが湧きにくくなります。
「常習化する」という言葉について見てきました。
みなさんも、何か悪い行動が「常習化」しまっているかもしれません。
そのまま放置せずに、徐々に改善できるよう、今から気を付けてみましょう。