慣用句の「穴が開く」とは?意味!例文や使い方!
皆さんは「穴が開く」という言葉を使うことがあるでしょうか?
「何だ、穴が開くって言葉は、時々出て来る言葉じゃない?」と思いそうですが、ここて扱う「穴が開く」は慣用句としての表現のことです。
簡単そうに思えて、実際に使ってみると結構難しいかもしれないので、ここでは慣用句としての「穴が開く」を見て行くことにします。
目次
- 慣用句の「穴が開く」とは?意味
- 慣用句の「穴が開く」の使い方
- 慣用句の「穴が開く」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 慣用句の「穴が開く」の類語や言い換え
慣用句の「穴が開く」とは?意味
「穴が開く」と言葉通りに解釈すると、「陥没したり貫通したりして空間が生じること」や「穴ができること」という意味になります。
しかし、これが慣用句として使われる場合には、「人の顔などをじっと見つめるさま」や「欠員が生じたり予定が取り消しになったりすること」をことを指すことになります。
慣用句の「穴が開く」の使い方
では、慣用句での「穴か開く」が、どのような場面で使われるかを見て行くことにしましょう。
- 「予定に穴が開いた」
- 「穴が開くほど見る」
「予定に穴が開いた」
「予定に穴が開いた」とは、「元々予定していたスケジュールがなくなってしまった」、「予定が流れてしまった」という意味になります。
ビジネスの場面でも、「予定に穴が開いた」は、「計画していた予定が流れて白紙になってしまった」という意味で使われことがあります。
仕事人間の人は、いつも予定が埋まっていないと心配になって仕方がないという人もいます。
「穴が開くほど見る」
「穴が開くほど見る」とは、「人の顔をじっと見つめる」という意味で使われています。
それくらいに見つめられると、とても恥ずかしなりような気がしますが。
慣用句の「穴が開く」を使った例文や短文など(意味を解釈)
では、ここで慣用句的な意味の「穴が開く」を使った例文を見て行くことにしましょう。
- 「穴が開く」を使った例文1
- 「穴が開く」を使った例文2
「穴が開く」を使った例文1
「野球の試合では、急にメンバーが怪我をして穴が開いてしまった」
スポーツの試合ではこのようなことがよく起こります。
野球は9人のメンバーで試合をするので必ず補欠メンバーがいるものですが、チームによってはギリギリの人数で構成している所もあるので、そのようなチームで怪我で欠員が生じると、きつくなってきますね。
「穴が開く」を使った例文2
「会社、同僚が急に退職してしまったので穴が開いてしまった。急遽、外部から派遣社員を雇うことにしました」
最近の企業では転職する人が増えてきました。
しかし、中には、前もって周囲の同僚や上司に何も告げずに急に辞めてしまう人もいますので、このような時の「穴が開く」は非常に困ったものです。
慣用句の「穴が開く」の類語や言い換え
慣用句としての「穴が開く」は、次のような類義語で置き換えることができます。
- 「欠員が生じる」
「欠員が生じる」
「欠員が生じる」という言葉がありますが、これも「穴が開く」という意味で使われています。
「クラブに欠員が生じたんで、部員の追加募集をすることにしました」といったような場面で使われることがあります。
この時の「欠員」が「穴」であり、非常に強力な戦力となる人がいなくなるような場合に使われています。
「穴が開く」ということは、周りに大きな迷惑をかけることになるケースで使われることが多いのですが、ビジネスの世界では限られた人材で職場を切り盛りしている所が少なくありません。
社員1人ひとりが自分の持てる力をフル動員して働いているのですが、そのような職場で「穴が開く」ことは、その職場が大混乱になる可能性もあります。
このようなことで「穴を開く」という慣用句が使われるのですが、できることなら「穴が開く」ようなことがないようにしたいものです。
慣用句には、色々な言葉や表現法がありますが、この言葉は日常的な場面でもよく使う機会があるので、是非、マスターしておきたい言葉です。