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「人の牛蒡で法事する」の意味とは?使い方や例文を紹介!

「人の牛蒡で法事する」とは、「他人の物を流用したり他人のやることに便乗したりして自分の目的を果たすこと」を示すことわざです。

「人の牛蒡で法事する」「意味・語源や由来・読み方・使い方・例文と解釈・誤用例・類語(シソーラス)・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。

人の牛蒡で法事する

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「人の牛蒡で法事する」の意味とは?使い方や例文を紹介!>


目次

  • 「人の牛蒡で法事する」とは?
  • 「人の牛蒡で法事する」の言葉の使い方
  • 「人の牛蒡で法事する」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「人の牛蒡で法事する」の誤用例
  • 「人の牛蒡で法事する」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「人の牛蒡で法事する」の英語と解釈


「人の牛蒡で法事する」とは?

「人の牛蒡で法事する」とは?

「人の牛蒡で法事する」ということわざは、「他人の物を使ったり、他人の行動(活動)に便乗したりして自分のやるべき仕事(用事)を済ませることの喩え(たとえ)」です。

「人の牛蒡で法事する」というのは、何かの仕事(用事)をしたり目的(役割)を果たそうとしたりする時に、一から十まで自分で用意を整えてからやり終えるのではなく、「他人の物・行為」に便乗したり利用したりする形でやり終えてしまうことを意味しています。

  • 「人の牛蒡で法事する」の語源や由来
  • 「人の牛蒡で法事する」の読み方

「人の牛蒡で法事する」の語源や由来

「人の牛蒡で法事する」の語源・由来は、仏教の法事(供養)をする時に必需品となる「精進料理(しょうじんりょうり)」の材料であるゴボウ(牛蒡)を自分で用意することなく、他人が持ってきたゴボウを流用して精進料理を作ったということに由来しています。

仏教の「精進料理」とは、殺生や美食を避けて作られる肉・魚を使用していない料理のことを意味しています。

まさに「他人の持ってきた牛蒡(ゴボウ)を利用して、精進料理を作って法事をする」ということから、「人の牛蒡で法事する」ということわざが生まれたのです。

「人の牛蒡で法事する」の読み方

「人の牛蒡で法事する」の読み方は、「ひとのごぼうでほうじする」になります。



「人の牛蒡で法事する」の言葉の使い方

「人の牛蒡で法事する」の言葉の使い方

「人の牛蒡で法事する」ということわざは、「他人の物を利用(流用)して自分の用事や役割を済ませてしまった時」に使うという使い方になります。

あるいは、「他人がすでにやっていることに便乗する形で、ついでに自分の仕事・役目をやり終えてしまう場合」に使われます。

例えば、「人の牛蒡で法事するような楽(簡単)に見える方法で成功すると、大衆からの批判を受けやすくなります」などの文章で使用することができます。

「人の牛蒡で法事する」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「人の牛蒡で法事する」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「人の牛蒡で法事する」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。

  • 「人の牛蒡で法事する」を使った例文1
  • 「人の牛蒡で法事する」を使った例文2

「人の牛蒡で法事する」を使った例文1

「実力者の尻馬に乗れたので、人の牛蒡で法事するといった感じで、すべての仕事を上手くやりおおせることができた」

この「人の牛蒡で法事する」を使った例文は、「実力者の尻馬に乗って勢いの強さを借りられたので、その実力者の活動・事業に便乗する感じで、すべての仕事を上手くやりおおせることができた」ということを意味しています。

「人の牛蒡で法事する」を使った例文2

「人の牛蒡で法事するようにして成功しても、自分に本当の実力が備わっていなければ、その成功した状態を長くは維持できません」

この「人の牛蒡で法事する」を使った例文は、「人の物・立場を利用(流用)して成功したとしても、自分に本当の実力が備わっていなければ、その成功した状態を長くは維持できない」ということを意味しています。



「人の牛蒡で法事する」の誤用例

「人の牛蒡で法事する」の誤用例

「人の牛蒡で法事する」の誤用例として、「他人からの好意・援助を受けて、自分の目的を達成したり自分の用事を済ませたりする」という意味合いで使う誤用例があります。

例えば、「資産家の好意を受けて、人の牛蒡で法事するような形でスムーズに起業することができました」は誤用例になります。

「人の牛蒡」は自分が人の物を流用したり他人に便乗したりしているだけで、「相手の自発的・好意的な援助」とは異なります。

「人の牛蒡で法事する」は原則として、「他人を利用する(他人に便乗する)というネガティブなニュアンス」で使われることわざなのです。

「人の牛蒡で法事する」の類語や類似表現や似た言葉

「人の牛蒡で法事する」の類語や類似表現や似た言葉

「人の牛蒡で法事する」の類語・類似表現・似た言葉を紹介して、その意味を分かりやすく解説していきます。

  • 「人の褌で相撲を取る」
  • 「他人の念仏で極楽詣り」
  • 「人を利用する・託ける(かこつける)」

「人の褌で相撲を取る」

「人の牛蒡で法事する」の類語・似た言葉として、「人の褌で相撲を取る(ひとのふんどしですもうをとる)」があります。

「人の褌で相撲を取る」のことわざの意味は、自分の褌ではなく他人の褌を使って相撲を取ることから、「他人の物・立場を利用して、自分の目的を達成しようとすること(その振る舞いを批判すること)」になります。

他人の物を利用したり他人に便乗したりして仕事をやり終えることを意味する「人の牛蒡で法事する」に似た意味を持つ類語として、「人の褌で相撲を取る」のことわざを指摘できます。

「他人の念仏で極楽詣り」

「人の牛蒡で法事する」の類語・類似表現として、「他人の念仏で極楽詣り(たにんのねんぶつでごくらくまいり)」があります。

「他人の念仏で極楽詣り」のことわざの意味は、他人の唱えた念仏で極楽に行こうとすることから、「他人の物や力を利用して、自分の目的・義理を果たそうとすること」になります。

この意味から、他人の物・力を流用して仕事を済ませる「人の牛蒡で法事する」の類似表現として、「他人の念仏で極楽詣り」を上げられます。

「人を利用する・託ける(かこつける)」

「人の牛蒡で法事する」の類似表現・似た言葉として、「人を利用する・託ける(かこつける)」があります。

「人の牛蒡で法事する」というのは、「人を利用して目的を達成すること」「人のやることに託けて自分の目的も果たすこと」を意味しています。

「託ける」の言葉は、「他の人・物事のせいにすること」「都合の良い口実・理由にすること」を意味しています。

それらの意味から、「人の牛蒡で法事する」の似た言葉として、「人を利用する・託ける」を上げられます。

「人の牛蒡で法事する」の英語と解釈

「人の牛蒡で法事する」の英語と解釈

「人の牛蒡で法事する」のことわざを表す英語表現を紹介して、その意味を解釈していきます。

  • “To plough with another's calf.”
  • “make a profit by exploiting others”

“To plough with another's calf.”

この英文は、「他人の牛で土地を耕すこと」を意味しています。

そのことから、「他人の物を勝手に利用して、自分の仕事・用事を済ませる」を意味する「人の牛蒡で法事する」と似た意味合いを持つ英語の慣用句になります。

“make a profit by exploiting others”

この英文は、「他人の損失によって利益を得ること」を意味しています。

この英文と良く似た意味合いを持つ英語表現として、“gain profits at somebody else's expense”(誰か他人の支出で利益を得る)という言い回しもあります。

“He made a profit by exploiting others in this project. ”(彼はこのプロジェクトで、人の牛蒡で法事するようにして利益を得ました)といった英語の例文を考えることができます。

icon まとめ

「人の牛蒡で法事する」という言葉について徹底的に解説しましたが、「他人の物を流用したり他人のやることに便乗したりして自分の用事をやり終えること、目的(義理)を果たすこと」などの意味があります。

「人の牛蒡で法事する」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「人の褌で相撲を取る」「他人の念仏で極楽詣り」「人を利用する・託ける(かこつける)」などがあります。

「人の牛蒡で法事する」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。