「悲嘆に暮れる」の意味や使い方、「悲嘆に暮れる」の例文
「悲嘆に暮れる」という言葉の意味や読み方を紹介します。
また「悲嘆に暮れる」を使った例文や類語を紹介して行きます。
目次
- 「悲嘆に暮れる」とは?意味
- 「悲嘆に暮れる」の使い方
- 「悲嘆に暮れる」を分解して解釈
- 「悲嘆に暮れる」を使った例文や短文など
- 「悲嘆に暮れる」の類語や類義語・言い換え
- 「悲嘆に暮れる」の英語と解釈
「悲嘆に暮れる」とは?意味
「悲嘆に暮れる」という言葉を知っているでしょうか。
今回初めて目にしたという人も多いかもしれません。
そこで「悲嘆に暮れる」という言葉の読み方や意味を紹介して行きます。
- 「悲嘆に暮れる」の読み方
- 「悲嘆に暮れる」には、どのような意味があるでしょうか
「悲嘆に暮れる」の読み方
「悲嘆に暮れる」は「ひたんにくれる」と読みます。
「悲嘆」は「ひたん」、「暮れる」は「くれる」と読みます。
「悲嘆」は読み方が難しい漢字ですので、初見で正しく読むのは難しいかもしれません。
これを機会に「悲嘆に暮れる」は「ひたんにくれる」と読むことを覚えておきましょう。
「悲嘆に暮れる」には、どのような意味があるでしょうか
「悲嘆に暮れる」には、「哀しみ嘆きながら、過ごすこと」という意味があります。
例えば大好きな人を亡くしてしまった時は、とても悲しい気持ちになるでしょう。
そのような時は、哀しみ嘆きながら、毎日を過ごしてしまうかもしれません。
このような状況を「悲嘆に暮れる」と言います。
「悲嘆に暮れている」本人は、自分がどのような状態になっているか、判断できないかもしれません。
このように「悲嘆に暮れる」には、「哀しみ嘆きながら、過ごすこと」という意味があります。
「悲嘆に暮れる」の使い方
「悲嘆に暮れる」の使い方を紹介します。
「悲嘆に暮れる」という言葉には、悲しんだり、嘆いたりしながら過ごすことという意味があります。
誰かがそのような状態になっていたら、この言葉を使えます。
例えばペットを亡くしたばかりの人は、悲しんだり嘆いたりしているでしょう。
悲しんだり嘆いたりしない時間が少ないほど、悲しさを漂わせている人は、「悲嘆に暮れる」と表現できます。
逆に思い出したように、少しだけ悲しむ様子を見せる人に対しては「悲嘆に暮れる」という表現は使いません。
「悲嘆に暮れる」を分解して解釈
続いて「悲嘆に暮れる」という言葉を分解して解釈してみましょう。
「悲嘆に暮れる」の「悲嘆」と「暮れる」には、それぞれどのような意味があるでしょうか。
- 「悲嘆」【ひたん】
- 「暮れる」【くれる】
「悲嘆」【ひたん】
「悲嘆」には「哀しみ嘆くこと」という意味があります。
「悲しむ」という言葉には、「悲しいと思う」「深く心に悲哀を感じる」という意味があります。
また「嘆く」には「憂え悲しむ」という意味があります。
悲しい気持ちで心の中がいっぱいになっている様子を「悲嘆」と言います。
「暮れる」【くれる】
「暮れる」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
まず太陽が沈み、辺りが暗くなる様子を「日が暮れる」と言います。
また12月も終わろうとする年末に「年が暮れる」と言います。
「悲嘆が暮れる」という使い方をする時は、「暮れる」には、「悲しみなどが原因で、暗い気持ちのまま過ごす」という意味になります。
他にも「途方が暮れる」という言葉には、「どうしたらいいか分からない様子」「見通しが立たず困っている様子」という意味があります。
このように「暮れる」という言葉には様々な意味があり、様々な場面で使われています。
「悲嘆に暮れる」を使った例文や短文など
続いて「悲嘆に暮れる」を使った例文や短文を紹介します。
「悲嘆に暮れる」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「悲嘆に暮れる」を使った例文1
- 「悲嘆に暮れる」を使った例文2
「悲嘆に暮れる」を使った例文1
「親友が亡くなってから『悲嘆に暮れる』毎日を送っている」
この例文のように、親友のような大切な人が亡くなってしまったら、毎日を悲しい気持ちで過ごすことになるでしょう。
また自分では悲しんでいることに気付いていなくても、第三者から見れば心配になるくらい悲しみを抱えている様子が見てとれるかもしれません。
「悲嘆に暮れる」を使った例文2
「受験に失敗し、『悲嘆に暮れる』」
この例文のように、受験に失敗して悲しい思いをした人もいるでしょう。
受験は人生で最初に訪れる試練であるケースも多く、ここで失敗して悲しい気持ちになる人も少なくないはずです。
もちろん人生は受験の失敗くらいで終わるわけではなく、いくらでも取り返すチャンスはあります。
それでも、受験に失敗後は、しばらくの間、悲しみに包まれて暗い気持ちで生活を送ることになるかもしれません。
「悲嘆に暮れる」の類語や類義語・言い換え
「悲嘆に暮れる」の類語や、言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。
「悲嘆に暮れる」と似た意味の言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「哀愁を漂わせる」【あいしゅうをただよわせる】
- 「心を痛める」【こころをいためる】
「哀愁を漂わせる」【あいしゅうをただよわせる】
「哀愁」には「物悲しさ」という意味があり、「哀愁を漂わせる」には「物悲しい雰囲気を周囲に振りまく」という意味があります。
悲しい出来事を体験した人は、どことなく「哀愁を漂わせる」ものかもしれません。
「心を痛める」【こころをいためる】
「心を痛める」には、「悲しみを感じ、心を悩ませる」という意味があります。
例えば子供のことで心配な面がある時などに、「心を痛める」という言葉を使います。
また痛ましい事件を見た後、被害者に対して悲しみを感じ、「心を痛める」人もいます。
「悲嘆に暮れる」の英語と解釈
「悲嘆に暮れる」を英語にすると、どのような言葉になるでしょうか。
「悲嘆に暮れる」は英語にすると、“to suffer heartache”になります。
“to suffer heartache”には「心の痛みに苦しむ」「悲嘆に暮れる」という意味があります。
“to suffer”には「苦しむ」という意味があり、“heartache”には「心の痛み」という意味があります。
「悲嘆に暮れる」という言葉を英語にしたい時は、“to suffer heartache”という言葉を使ってみましょう。
「悲嘆に暮れる」という言葉について見てきました。
これまでに「悲嘆に暮れる」という経験をした人は、「悲嘆に暮れる」とはどのような心理状態か理解できるでしょう。
また「悲嘆に暮れる」という言葉の意味を知ることで、自分の周囲にそのような気持ちになっている人を思い出したかもしれません。
「悲嘆に暮れる」状態から脱するには、周囲の理解と、時間の経過が必要かもしれません。