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「乙なもの」とは?意味と使い方!例文や使い方

「乙なもの」という言葉の読み方や意味を紹介します。

また「乙なもの」の語源や、「粋」「乙」の違いを紹介して行きます。

さらに「乙なもの」を使った例文を紹介して行きます。

乙なもの

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目次

  • 「乙なもの」とは?
  • 「乙なもの」の語源
  • 「粋」と「乙」の違い
  • 「乙なもの」を使った例文や短文など
  • 「乙なもの」の類語や類義語・言い換え


「乙なもの」とは?

「乙なもの」とは?

みなさんは「乙なもの」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

今回初めて知ったという人も、少なくないかもしれません。

そこで「乙なもの」の読み方や意味を紹介して行きます。

  • 「乙なもの」の読み方
  • 「乙なもの」の意味

「乙なもの」の読み方

「乙なもの」は、どのように読めばいいでしょうか。

「乙なもの」「おつなもの」と読みます。

「乙」「おつ」と読むことを覚えておきましょう。

「乙なもの」の意味

「乙なもの」「乙」には、「気の利いた独特の味わい」という意味があります。

また「ちょっと変わった趣」という意味があります。

そのため「乙なもの」という言葉には、「気の利いた独特の味わいがあるもの」「ちょっと変わった趣がある物」という意味があります。

遊び心のあるグラスや器などは、「乙なもの」と呼ばれやすい商品です。

またグルメの人たちが、気の利いた独特な料理を「乙なもの」ということもあります。



「乙なもの」の語源

「乙なもの」の語源

「気の利いたもの」「味わい深いもの」をなぜ「乙なもの」と呼ぶのでしょうか。

「乙なもの」「乙」は、「十干(じっかん)」の中のひとつになります。

十干は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸からなるもので、そこに数字を当てはめて、「甲」「一」「乙」「二」を表現します。

つまり「乙なもの」「二番目のもの」となり、「一番ではないが、気が利いたもの」「一番ではないが味わい深いもの」という意味を含むようになりました。

そして現在「乙なもの」「味わい深いもの」「気が利いたもの」を指す言葉になっています。

「粋」と「乙」の違い

「粋」と「乙」の違い

「乙」と似た意味を持つ言葉に、「粋」があります。

二つの言葉には、どのような違いがあるでしょうか。

「乙」には、「気の利いた独特の味わい」という意味があり、「粋」には「身なりや態度が垢抜けていること」「色気があること」などの意味があります。

「乙」「粋」も、素敵なものであることは同じですが、「乙」「独特さ」のあるもので、「粋」は簡単に言えば「オシャレ」という違いがあります。

ファッションで言えば「個性的な着こなし」なのが「乙」「見事な着こなし」なのが「粋」と言えるかもしれません。

二つの言葉には、このような意味の違いがあります。



「乙なもの」を使った例文や短文など

「乙なもの」を使った例文や短文など

続いて「乙なもの」という言葉を使った例文や短文を紹介して行きます。

「乙なもの」を使った例文を見て、「乙なもの」という言葉の使い方のコツを覚えましょう。

  • 「乙なもの」を使った例文1
  • 「乙なもの」を使った例文2

「乙なもの」を使った例文1

「今日のレストランのメニューには、『乙なもの』が多い」

この例文のように、気が利いたメニューが並んでいる飲食店があります。

まさに「乙なもの」と呼びたくなるような、美味しそうで個性的な料理を出す店です。

普段はファストフードなど、当たり前の料理ばかり食べている人も、時には「乙なもの」を楽しめるような飲食店に出掛けてみると楽しいかもしれません。

「乙なもの」を使った例文2

「『乙なもの』のため、高価だけど購入した」

気が利いたものや、個性的なもの、趣深いものは、普通のものに比べて値段が高くなる傾向があります。

それでも価値があると考える人は、この例文に登場する人のように、高価でも購入するのではないでしょうか。

「乙なもの」の類語や類義語・言い換え

「乙なもの」の類語や類義語・言い換え

最後に「乙なもの」の類語や、言い換えられるような似た言葉を紹介します。

「乙なもの」とよく似た言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

  • 「妙」【みょう】
  • 「醍醐味」【だいごみ】

「妙」【みょう】

「妙」「みょう」と読みます。

「妙」という言葉には、「言いようもなく優れた様子」という意味があります。

「妙」を使った言葉は他にもあり、例えば「絶妙」があります。

「絶妙」には、「この上なく優れていて、巧みであること」という意味があります。

「絶妙な演技」「絶妙な演奏」などという使い方をします。

「醍醐味」【だいごみ】

「醍醐味」という言葉があります。

「醍醐味」「だいごみ」と読み、「そのもの本来の深い味わい」または「そのもの本来のおもしろさ」という意味があります。

例えばゴルフを趣味にしている人は、良いスコアを出すことが「醍醐味」ではなく、ゴルフの持つ深い味わいを楽しむためにプレーしているかもしれません。

またアイドルファンの方は、すでに売れているアイドルを推すよりも、まだ注目を浴びていないアイドルを推し、そのアイドルが人気者になる姿を見守ることが「醍醐味」と感じているかもしれません。

icon まとめ

「乙なもの」という言葉について見てきました。

みなさんの周囲にも、注意してみると「乙なもの」がたくさんあるのではないでしょうか。

それをみつけて、「乙なもの」と読んでみてはいかがでしょうか。