「尾ける」とは?意味や類語!例文や使い方!
「尾ける」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「尾ける」という言葉の類語や、「尾ける」を使った例文や短文を紹介します。
目次
- 「尾ける」とは?
- 「尾ける」の類語や言い換え
- 「尾ける」を使った例文や短文など
- 「尾ける」を使うときの注意点
「尾ける」とは?
「尾ける」という言葉を知っているでしょうか。
今回初めて知ったという人も多いかもしれません。
そこで「尾ける」の意味や読み方を紹介します。
- 「尾ける」の読み方
- 「尾ける」の意味
「尾ける」の読み方
「尾ける」は「つける」と読みます。
普通に考えると「びける」と読めてしまう言葉ですが、「つける」と読みます。
これを機会に「尾ける」は「つける」と読むことを覚えておきましょう。
「尾ける」の意味
「尾ける」は「尾行する」という言葉を短くした言葉です。
「尾行」には、「人の後を、気付かれないように追っていくこと」という意味があります。
そのため「尾ける」の意味も「人の後を、気付かれないよう追っていくこと」になります。
警察や探偵が、容疑者の後などをこっそり追いかけることがありますが、あれはまさに「尾ける」という言葉そのものの行動になります。
「尾ける」の類語や言い換え
「尾ける」という言葉には、どのような類語や言い換えられる言葉があるでしょうか。
「尾ける」とよく似た言葉を紹介して行きます。
- 「追跡」【ついせき】
- 「付ける」【つける】
- 「追走」【ついそう】
「追跡」【ついせき】
「尾ける」と似た意味の言葉に、「追跡」があります。
「追跡」には、「跡を追いかける」という意味があります。
例えば犯行を犯して逃げている犯人を、警察が追いかける時、「追跡」と言います。
逃げる途中に立ち寄った店、会った人などから情報を聞き出し、「跡を追いかける」ことを「追跡」と言います。
「付ける」【つける】
「付ける」には「人の後を離れず、しかも気づかれないように追うこと」という意味があります。
つまり「尾ける」とまるで同じ意味の言葉になります。
本来「つける」という時は、こちらの「付ける」という漢字を使うのが正しいと言えます。
「追走」【ついそう】
「追走」には「後を追って走ること」という意味があります。
追いかけるだけでなく、ダッシュをしたり、走ったりする時、「追跡」が「追走」に変化します。
「尾ける」を使った例文や短文など
「尾ける」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「尾ける」の使い方のコツを、例文を通じて知りましょう。
- 「尾ける」を使った例文1
- 「尾ける」を使った例文2
「尾ける」を使った例文1
「彼の帰り道を『尾けて』、家を突き止める」
この例文は、初めて男性のことを好きになった中学生か高校生くらいの女子が、クラスメートの帰り道に尾行して、家を突きとめようとしている風景を文章にしたものです。
ストーカーという言葉が広く知れ渡り、好きな人の後を「尾ける」行為は、犯罪的に見られるようになりましたが、学生時代にはよく見られるような行為です。
「尾ける」を使った例文2
「犯人と思われる人物を『尾ける』」
この例文は、警察が犯人を尾行する時の様子を文章にしたものです。
警察は尾行の訓練を受けているため、犯人らしき人物に気付かれないよう、後を追えます。
一人で「尾ける」だけでなく、チームで「尾ける」ため、よほどのことがないと尾行がばれることはないでしょう。
「尾ける」を使うときの注意点
「尾ける」という言葉を使う時、「尾ける」は正式な言葉ではないことを知っておきましょう。
「尾ける」は「付ける」と書くのが正式です。
「尾行」と「付ける」は同じ意味があるため、合わせて「尾ける」と書くようになったのでしょう。
そこで「尾ける」でも通じるけれど、正式ではないと知っておきましょう。
「尾ける」という言葉について見てきました。
普段は使わない言葉ですが、探偵ものの小説や、刑事もののドラマなどを見ていると、比較的頻繁に登場するセリフではないでしょうか。
どのように読み、どのような意味があるのかを知っておきましょう。