「肩を震わせる」とは?意味や例文など解釈
「肩を震わせる」、という表現を知っているでしょうか。
誰かを亡くした時など、「肩を震わせる経験」をした人もいるかもしれません。
それならば、「肩を震わせる」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。
ここでは方を震わせるという表現について紹介します。
目次
- 「肩を震わせる」とは?
- 「肩を震わせる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「肩を震わせる」の類語
- 「肩を震わせる」の英語や例文(解釈)など
「肩を震わせる」とは?
誰かが亡くなった時など、寂しい、悔しい、などという感情を隠すために、あるいは自分が泣いている姿を隠すために、「自然に肩を震わせる経験を持つ人」もいるのではないでしょうか。
周りからは肩が震えているために、その人が耐えていることにわかります。
かつて、男性は人前で泣くべきではない、親が死んだ時以外は泣いてはいけない、などと言われてきました。
特にこの時代には、男性は人前で泣くことが許されず、肩を震わせながらこっそり泣いたのではないかと考えられます。
- 読み方
読み方
「肩を震わせる」という表現には「かたをふるわせる」という読み方があります。
複雑な読み方ではありませんので、しっかりと覚えておきましょう。
「肩を震わせる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
ここでは「肩を震わせる」、という表現の例文を紹介します。
- 「肩を震わせる」を使った例文1
- 「肩を震わせる」を使った例文2
「肩を震わせる」を使った例文1
「父は兄を失くした時、肩を震わせて時、肩を震わせて泣いたらしい」
男性は泣くべきではないと強く言われた時代がありました。
たとえ親が死んだとしても取り乱してはいけない、男性として家族を守らなければいけない、などと言われた時代があり、男性は素直に泣くことが許されなかったと考えられています。
そのため、兄弟が早死にした場合などは肩を震わせ、周りに見えないように泣く、ということがありました。
周りからは泣いているということがわかるのですから、いっそ人前で泣いたらいいのに、と思いがちですが、それは現代の考え方だと言えるでしょう。
「肩を震わせる」を使った例文2
「ペットが死んだ後、娘がベッドの中で肩を震わせていて、いつまでもショックを受けていることがわかった」
ペットなどが死んでしまうととてもショックですよね。
ペットが死んだことによって飼い主の心身に影響を与えてしまう場合、ペットロスと言われる場合もあります。
食欲が出ない、体重が落ちる、などといった症状も見られ、場合によってはカウンセリングが必要になる場合もあります。
特にペットがいなくなってから家族とペットの話ができない、などという状態になってしまうと、こっそり泣くことでストレスを解消させようとする子供も出てくるため、肩を震わせながらこっそり泣くという子供がいるのです。
亡くなった存在の話は避けるのではなく、むしろ積極的に話していくことで立ち直れることがあります。
「肩を震わせる」の類語
ここでは「肩を震わせる」という表現の類義語を紹介します。
- 「感情を押し殺す」
- 「泣く」
「感情を押し殺す」
感情を押し殺すというのは、自分の感情が表に出ないように強く抑える、ということになります。
例えば強い怒りや悲しみを感じた時、そのような感情を表に出すのではなく、感情を押し殺すことによってそのストレスをやり過ごす、ということがあります。
場合によっては肩を震わせ、人にバレないように泣いたり、拳を作ることもあるかもしれません。
しかし、その感情を表に出さないということで感情をやりすごそうとすることがあります。
「泣く」
「肩を震わせる」という事は泣いているとは限りません。
例えば「怒りに肩を震わせる」こともあるでしょう。
しかし、肩を震わせている場合は泣いている可能性もあります。
肩を震わせているという表現だけではない程度まではわからないと思う人もいるかもしれませんが、例えばベッドの中で肩を震わせている時などは泣いていると思って間違いないでしょう。
親の前では泣けないと思っている子供がベッドの中で泣いてしまうこともあります。
親として子供の変化には気づけるようにしていきたいものです。
「肩を震わせる」の英語や例文(解釈)など
「肩を震わせる」という表現を英語にすると“He was shaking his shoulders.”などという表現になりますが、これは英語になると非常に遠回しな表現になってしまいます。
例えば、英語は少々ストレートな言い方を好みますので、「彼は怒りに肩を震わせた」などとストレートな言い方になります。
その場合は“his shoulders were shaking in anger.”等と表すことが可能になります。
「肩を震わせる」、という事は怒りや悲しみを隠そうとしているという意味合いがあります。
特に男性はなくべきではないと言われていた頃の名残だと考えられます。