「おちおち」とは?使い方や例文や短文など徹底解釈
年上の人が「おちおち」という言葉を使っているのを聞いたことがあるのではないでしょうか。
ユニークな響きの言葉ですが、どの様な意味があるのでしょうか。
目次
- 「おちおち」とは?
- 「おちおち」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「おちおち」の類語
- 「おちおち」の英語や例文(解釈)など
「おちおち」とは?
「おちおち」の漢字と意味について紹介します。
- 漢字
- 「おちおち」の意味
漢字
「おちおち」は「落ち落ち」と書きます。
但し、一般的には平仮名表記を使うので、パソコンの変換で出て来ないこともあります。
「おちおち」の意味
「おちおち」の意味は、「落ち着いて」「安心して」です。
この言葉の特徴として、打消しの言葉が後に続きます。
「おちおち〜できない」「おちおち〜していられない」という表現になります。
「おち」は「落ちる」から来ていると言われています。
「落ちる」の意味は、「ものが上から下に移動すること」で、それまで興奮していた人の気持ちが下に下がると「落ち着く」ことになります。
現在でも気分が「上がる」「下がる」などとして使われることがあるのですが、「落ちる」は「心が安定していること」であり、「おちおち」は同じ意味を強調している言葉です。
「おちおち」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「おちおち」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「おちおち」を使った例文1
- 「おちおち」を使った例文2
「おちおち」を使った例文1
「夜中も子供にミルクをあげなければならず、おちおち寝ていられない」
新生児の頃は3〜4時間置きにミルクをあげなければなりません。
夜中でもミルクの時間があるので、親は時間を見ながら小刻みに寝るしかなく、十分な睡眠が摂れないのです。
「おちおち」を使った例文2
「来客が多くておちおちテレビを見てもいられない」
たまたま宅配便が複数届いたり、人が訪ねてきたり、電話が鳴ったりすることが続く日があります。
ゆっくりとテレビを見たくても次々に誰かしら接触してくるので、それができないことを表します。
「おちおち」の類語
「おちおち」の類語を紹介します。
- 「のんびり」【のんびり】
- 「ゆっくり」【ゆっくり】
「のんびり」【のんびり】
「ゆったりとくつろいでいること」という意味で、「おちおち」よりも更にリラックスした状態です。
「ゆっくり」【ゆっくり】
「時間に十分な余裕があること」です。
どちらかというと余裕を持って何か動作をする時に使われます。
「おちおち」の英語や例文(解釈)など
“I can't sleep peacefully.”
「おちおち眠れない」となります。
「おちおち」を使うケースで最も多いのが「寝られない」ですので、この表現を覚えておくと良いでしょう。
「おちおち」は、否定の文が後に続いて「安心して〜できない」として使われます。
多くが「寝ていられない」ですので、何か心配事や面倒なことで夜安心して眠れない時に使ってみましょう。