「等々」とは?意味と使い方!類語と語源や敬語!
「等々」とは接尾語であり、「等」をさらに強める言い方の時に使います。
それでは「等々」の意味、読み方、使い方などを詳しく解説していきますので一緒に見ていきましょう。
目次
- 「等々」の意味とは?
- 「等々」の読み方
- 「等々」と「遂に」の違い
- 「等々」を使った例文と意味を解釈
- 「等々」の類語や言い換え
- 「等々」の英語や解釈
「等々」の意味とは?
「等々」とは接尾語で「等」をさらに強める意味として使います。
接尾語とは単独では使わない言葉のことを言いますので「等々」は何か他の言葉の後について使う言葉であることを覚えておきましょう。
「等々」の読み方
「等々」と書いて「とうとう」と読みます。
「などなど」とも読むことがあり、間違いではありませんが、一般的には「とうとう」の方が多く使われるようです。
「などなど」でも通じますが、公式な場においては「とうとう」と読む方がいいでしょう。
「等々」と「遂に」の違い
「等々」は「とうとう」と読みますから、「とうとう〇〇となってしまった」といったように「遂に」と同じ意味なのかと思われやすいのですが、違いますので注意してください。
「等々」は接尾語であり、何か言葉の後、下につけて使われる言葉です。
「遂に」は長い時間をかけて最終的にといった意味で使われます。
それと同じ意味を持つ口語が「とうとう」となります。
「とうとう」の意味は最終的な結果、「遂に」と同じような意味です。
そして漢字を当てれば「到頭」です。
つまり「等々」と「到頭」は読み方は同じですが意味はまったく違う言葉であるということなのです。
「等々」を使った例文と意味を解釈
それでは「等々」を使った例文を紹介しながら、言葉の意味を解説していきましょう。
「等々」の使い方のイメージを掴んでみてください。
- 「等々」使った例文1
- 「等々」使った例文2
「等々」使った例文1
「勉強、スポーツ、遊び、寝る等々、休日は気分のままに過ごす」
「等々」は非常に便利な言葉で、様々なことをまとめて並べて言う時に使います。
文章でも使われますが、会話でも自然に使うことが多い言葉でしょう。
「等々」は接尾語であることから、前に言葉があります。
いくつかの言葉の後、最後に「等々」とつけることでそのどれか、もしくは全部といったようにまとめることができるのです。
この例文の場合は、勉強、スポーツ、遊び、寝るのどれかを選び休日は過ごしているということを表しているのです。
「等々」使った例文2
「さぼったり、浪費したり、文句を言う等々、人間性には少々問題があるようだ」
「等々」は接尾語であり、何かの言葉の後につけて使います。
選択する場合、まとめて言う場合とどちらの時にも使えます。
この例文の場合は、「さぼる、浪費、文句を言う」行動をまとめる意味で「等々」を使っていることがわかります。
また「等々」をつけることでさらにもっと他に何か欠点があるという含みのようなものも感じさせます。
はっきりさせたくない時、うやまやにさせたい時も「等々」と言って後の部分を省くような使い方もします。
「等々」の類語や言い換え
文章や会話、どちらにおいてもよく使われる「等々」ですが、類語や言い換えなどいくつか紹介しましょう。
- 「エトセトラ」【えとせとら】
- 「云々」【うんぬん】
「エトセトラ」【えとせとら】
「エトセトラ」は手紙や文章の後に“etc.”と書いて使ったことがある人は多いのではないでしょうか。
意味としては「その他色々」「などなど」ということですから「等々」と同じ使い方となります。
「等々」と違う点で言えば「エトセトラ」で一つの単語と言いますか言葉になっていることです。
例えば「今じゃなくていいものは、エトセトラ(その他色々のファイル)に入れておいて」など名詞のように使う人もいます。
「云々」【うんぬん】
「云々」は「うんぬん」と読みます。
例えば引用した文章、何かの言葉の後につけてぼかしたり、省略する際に使います。
言いたくないこと、ぼかしたいことを「あの云々があってから、すっかり仲が悪くなったみたいだよ」といったように言葉にしたくないことをそれとなくぼかす時に使ったりもします。
「等々」も同じく、省略、ぼかす時に使うことがあります。
「等々」の英語や解釈
「等々」を英語では“etcetera”と言い、意味は「・・・など」「・・・その他」となります。
英語がそれほど得意でなくても"etc. "と何気なく普段から使う人も多いのではないでしょうか。
他には“and so on”もあります。
これも意味は「・・・など」となります。
例文にしますと“I need pens, notebooks and so on.”で「私は、ペン、ノートなどが必要です」となります。
しかし、日常会話においては少々堅苦しい印象を与える表現となりますのでどちらかと言えば文章向きでしょう。
いかがでしたでしょうか。
言葉の意味、読み方、使い方「等々」をお伝えしました。
「等々」は接尾語で何かの言葉の後にあることを覚えておきましょう。
同じ読み方で「到頭」もあります。
「ついに」「とうとう」の意味で使う場合は「到頭」で、「等々」ではないと理解しておけば混同することもないでしょう。
「などなど」と読む場合もありますが、一般的には「とうとう」の方が正しいと認識されているようですので、それも併せて覚えておきましょう。