「恰幅」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!
「恰幅」という言葉の意味や読み方、使い方を紹介します。
また「恰幅」を使った言葉や、「恰幅」を使った例文を紹介して行きます。
さらに「恰幅」の類語や英語を紹介して行きます。
目次
- 「恰幅」の意味とは?
- 「恰幅」の読み方
- 「恰幅」の言葉の使い方
- 「恰幅」を使った言葉と意味を解釈
- 「恰幅」を使った例文や短文など
- 「恰幅」の類語や言い換え
- 「恰幅」の英語
「恰幅」の意味とは?
みなさんは「恰幅」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「恰幅が良い」などというフレーズを聞いたことがある人も、いるかもしれません。
一方で「恰幅」という言葉を、今回初めて知った人も、いるでしょう。
「恰幅」という言葉には、「体つきや様子」という意味があります。
主に肉付きや、押し出しなどからみた体つきという意味があります。
「押し出し」には、「人の中に出た時の、姿や態度」という意味があります。
そのため一般的な体つきと比較して、体つきがどうなのかという基準で「恰幅が良い」「悪い」などと言われます。
このように「恰幅」には「体つきや様子」という意味があります。
「恰幅」の読み方
「恰幅」という言葉を読めるでしょうか。
かなり読み方が難しい言葉のため、初見で読むのは難しいかもしれません。
「恰幅」は「かっぷく」と読みます。
これを機会に「恰幅」は「かっぷく」と読めるようにしておきましょう。
「恰幅」の言葉の使い方
「恰幅」という言葉の使い方を紹介します。
「恰幅」には「体つきや様子」という意味があるため、誰かの体つきを見た時、誰かの様子を見た時に、「恰幅」という言葉を使ってみましょう。
特に「あの人は、体つきが立派だな」などと思う時、「恰幅が立派ですね」などと、褒めてみましょう。
また体つきが立派な人だということを、離れた場所にいる人に伝える時に、「恰幅が良い」と伝えると、相手がその人の体格をイメージしやすいでしょう。
「恰幅」を使った言葉と意味を解釈
続いて「恰幅」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「恰幅」という言葉を、実際に使う時に知っておくと便利な言い回しを紹介します。
- 「恰幅が良い」【かっぷくがよい】
- 「立派な恰幅」【りっぱなかっぷく】
「恰幅が良い」【かっぷくがよい】
「恰幅が良い」という言い方は、「恰幅」を使った言葉の代名詞のような言い回しになります。
「恰幅が良い」には「体つきが良い」「肉付きが良い」などの意味があります。
どちらかといえば、細マッチョのような体格ではなく、「でかい」と思わせるような体つきに対して「恰幅が良い」という言葉を使います。
例えばボディビルダーのような、筋肉が大きく発達した体などを「恰幅が良い」と表現します。
「立派な恰幅」【りっぱなかっぷく】
「立派な恰幅」という表現も良く使われています。
「恰幅が良い」と同じような使われ方をする言葉で、「立派な体つき」「他の人よりも格段に肉付きがいい状態」などの意味があります。
例えば大相撲の力士は「立派な恰幅」と呼ばれる人たちでしょう。
またプロレスラーのような大きくて筋肉質な体も、「立派な恰幅」と呼ばれそうです。
「恰幅」を使った例文や短文など
続いて「恰幅」という言葉を使った例文や短文などを紹介します。
「恰幅」を文章の中に入れるコツを、例文を通じて知りましょう。
- 「恰幅」を使った例文1
- 「恰幅」を使った例文2
「恰幅」を使った例文1
「小さかった頃は細身だったが、今では立派な『恰幅』になった」
この例文のように、小さな頃は痩せていて親から心配されていたような子供が、大人になって大きな体になることがあります。
思春期にたくさん食事をとるようになり、体がみるみる発達するタイプの人が、この例文に登場するような人です。
また子供の頃、やせっぽちで、それがコンプレックスだった人が、筋トレを始めて、ボディビルダーのような立派な体格になることもあります。
水泳を始めて、逆三角形の体を手に入れる人も同様です。
「恰幅」を使った例文2
「もう少し『恰幅』が良いと、貫禄が出るのに」
この例文のような悩みを持っている人もいるでしょう。
20代や30代で起業して取締りになった人は、見た目も若く、さらに痩せていると、新入社員のように見えてしまいます。
そのため商談でなめられるなどして、面倒な思いをするかもしれません。
体重が増えると、老けて見えるため、貫禄が出る傾向があります。
若くて重要なポストに就いた人は、若さや素敵さより、「恰幅が良い」「貫禄がある」と言われたいと考えるかもしれません。
「恰幅」の類語や言い換え
「恰幅」の類語や、言い換えられる言葉を紹介します。
「恰幅」とよく似た言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「スタイル」【すたいる】
- 「風体」【ふうてい】
「スタイル」【すたいる】
「スタイル」は「姿や体つき」をカタカナ語にしたものです。
「スタイルが良い」という言い回しがありますが、「姿形がきれい」「体つきが良い」という意味があります。
また女性モデルの日常生活を切り取った「スタイルブック」があります。
女性モデルのような生き方をして、同じような「スタイル」になりたいと願う女性が読む本になっています。
「風体」【ふうてい】
「風体」には、「身分や職業などをうかがわせる身なりや態度」という意味があります。
例えば、「職人のような風体」という場合、身なりや態度に、どこか職人の雰囲気を漂わせているのかもしれません。
また「うだつの上がらぬ風体」という場合、出世しなそうな身なりや態度という意味がある悪口になります。
人の身分や職業は、言葉にしなくても、どことなく相手に伝わると思えば、少なくとも最低限の身だしなみを、きちんとしようと思うかもしれません。
「恰幅」の英語
「恰幅」という言葉を英語にしたい時、どのような英語を使えばいいでしょうか。
「恰幅」は英語で“physique”(フィジーク)になります。
“physique”には、「男性の体格」、「恰幅」という意味があります。
また“bodily build”(ボディビルド)にも「恰幅」という意味があります。
筋肉質で「恰幅」の良い体を作ることを目的としている人を「ボディビルダー」言いますが、その語源とも言えるような英語です。
このように「恰幅」は様々な英語で表現できますので、このような英語表現を覚えておきましょう。
「恰幅」という言葉について見てきました。
みなさんも「恰幅」という言葉の意味や使い方が理解できたのではないでしょうか。
もし「恰幅が良い」と誰かに言われたら、自分の体を自慢に思っていいかもしれません。