「風体」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!
「風体」という言葉の意味や読み方、使い方を紹介します。
また「風体」を使った言葉や例文を紹介して行きます。
さらに「風体」の類語や、「風体」の英語を紹介して行きます。
目次
- 「風体」の意味とは?
- 「風体」の読み方
- 「風体」の言葉の使い方
- 「風体」を使った言葉と意味を解釈
- 「風体」を使った例文や短文など
- 「風体」の類語や言い換え
- 「風体」の英語など
- 「風袋」と「風体」の違い
「風体」の意味とは?
「風体」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
読み方も知らない、見たことはあるけれど意味までは知らないという人が多いかもしれません。
「風体」には、「身分や職業などをうかがわせる、身なりや態度」という意味があります。
誰かの身なりや態度を見た時に、「あの人は社会的地位が高そうだな」とか、「お金に困っていそうだな」などと感じることがあると思います。
このように感じるような身なりや態度を「風体」と言います。
人生経験が多い人ほど、人の身なりや態度を見ただけで、どのような職業なのか当てやすい傾向があります。
そのヒントになる要素が詰まっているのが「風体」と言えるでしょう。
「風体」の読み方
「風体」という言葉の読み方を紹介します。
「風体」は「ふうてい」と読みます。
「ふうたい」と読み間違えてしまいがちなので、注意しましょう。
これを機会に「風体」は「ふうてい」と読むことを覚えておきましょう。
「風体」の言葉の使い方
「風体」という言葉をどのように使えばいいでしょうか。
「風体」には、身分や職業などをうかがわせる、身なりや態度という意味があります。
だれかの身なりや態度を見た時に、「この人はこういう人かもしれない」と感じた時、「風体」という言葉を使ってみましょう。
例えば、はきはきした話し方をして、笑顔を上手に作れる人、さらにはスーツを着こなしている人は「営業職だと感じられるような『風体』」かもしれません。
また、よれよれの服を着て、約束の時間に遅刻するような人は、身なりや態度から「だらしない人だと思わせる『風体』」と言えるかもしれません。
このように、身分や職業が連想できるような身なりや態度に対して、「風体」という言葉を使ってみましょう。
「風体」を使った言葉と意味を解釈
「風体」を使った言葉を紹介し、意味を解釈して行きます。
「風体」という言葉を使いやすくする、良く使う言い回しを紹介します。
- 「風体が悪い」【ふうていがわるい】
- 「勤め人らしい風体」【つとめにんらしいふうたい】
「風体が悪い」【ふうていがわるい】
「風体が悪い」という言い回しは良く使われています。
「風体が悪い」には、「見かけが良くない」という意味があります。
ぱっと見た感じで、社会的地位が低そうだと感じられたり、だらしない性格の持ち主だと感じられるような外見をしている人は「風体が悪い」と言われます。
例えば飲食店に入ってきた客が、お金が払えるかどうか心配な身なりや態度をしている時などに「風体が悪い客が入ってきた」などと心の中で思うかもしれません。
「勤め人らしい風体」【つとめにんらしいふうたい】
「勤め人らしい風体」という言葉があります。
「勤め人」はサラリーマンなど、会社で働いている人のことを指します。
会社で働くためには、社会マナーを身に付けている必要があります。
小ざっぱりした髪型、ひげをそった顔、スーツ姿の人は「勤め人らしい風体」と思われるでしょう。
「風体」を使った例文や短文など
「風体」という言葉を使った例文や短文を紹介して行きます。
「風体」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「風体」を使った例文1
- 「風体」を使った例文2
「風体」を使った例文1
「『風体の悪い』男がパーティにやってきて、女性がみんな引いた」
この例文のように、明らかに社会的な地位が低そう、性格にも問題がありそうな身なりや態度をしている人がいると、パーティ会場で浮いてしまうかもしれません。
特に女性は、このような男性と関わりたくないため、できるだけ目を合わせないようにするかもしれません。
「風体」を使った例文2
「いかにも真面目そうな『風体』の男を、娘が家に招いた」
この例文は、娘が連れてきた彼氏について父親、あるいは母親が持った感想かもしれません。
真面目そうな「風体」は、床屋に行ってきたばかりのさっぱりした髪型や、派手さの無いフォーマルなスーツなどから感じ取れそうです。
「風体」の類語や言い換え
「風体」の類語や、言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。
「風体」と同じような意味を持つ言葉とは、どのような言葉でしょうか。
- 「風采」【ふうさい】
- 「形姿」【なりかたち】
「風采」【ふうさい】
「風采」には、「一見した姿」という意味があります。
例えば「立派な風采」という場合、「一見すると立派に見える姿」という意味があります。
「風体」とよく似た意味を持つ言葉のひとつで、言い換えの対象になるような言葉です。
「形姿」【なりかたち】
「形姿」には、「すがたかたち」「身なり」という意味があります。
美しい姿をした女性を「美しい形姿の女性」などと表現します。
「風体」の英語など
「風体」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「風体」は英語で、“appearance”(アピアランス)になります。
“appearance”には、「外観」「容姿」そして「風体」という意味があります。
誰かの「風体」が気になって、英語で表現したい時、“appearance”という英語を使って見てはいかがでしょうか。
「風袋」と「風体」の違い
「風体」という言葉と、雰囲気の良く似た言葉に「風袋」があります。
この二つの言葉の違いを紹介します。
「風袋」は「ふうたい」と読みます。
「風袋」には、「計測器で重さを量る時、それをいれるための容器」という意味があります。
正確に重さを量るため、「風袋」の重さを引いて計算します。
また「風袋」には、「うわべ」「見かけ」という意味があります。
例えば、「風袋」は良いが、中身は空っぽだ、などという使い方をします。
このように「風袋」には「入れ物」「うわべ」という意味があります。
「風体」と「風袋」は言葉の雰囲気は似ていますが、意味はかなり違いがある言葉です。
「風体」という言葉の意味や使い方を見てきました。
人の外見や態度を見ただけで、ある程度はその人の持つ背景が見えてくるものです。
外見を気にするだけでは、「良い風体」にはならず、「良く思われたいと思っている、悪い風体」になってしまいます。
「良い風体」になるためには、地道に内面を磨き、実生活を充実させていくことが大切かもしれません。