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「懐柔」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!

「懐柔」という言葉の意味や読み方、使い方を紹介します。

また「懐柔」を使った言葉や例文を紹介して行きます。

さらに「懐柔」の類語や英語を、紹介して行きます。

懐柔

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「懐柔」とは?意味と使い方!類語や英語を紹介!>


目次

  • 「懐柔」の意味とは?
  • 「懐柔」の読み方
  • 「懐柔」の使い方
  • 「懐柔」を使った言葉と意味を解釈
  • 「懐柔」を使った例文や短文など
  • 「懐柔」の類語や言い換え
  • 「懐柔」の英語など


「懐柔」の意味とは?

「懐柔」の意味とは?

みなさんは「懐柔」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

ビジネスシーンで活躍されている方は、「懐柔」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

一方で、「懐柔」という言葉をまるで聞いたことがない人もいるでしょう。

「懐柔」には、「うまく手なずけて従わせること」という意味があります。

ちなみに「手なずける」には、「うまく扱って従わせる」という意味があります。

性格的に難しい部下がいても、コミュニケーション能力が高い人なら、上手く扱って思う通りに使えるでしょう。

このような行為を「懐柔」と言います。



「懐柔」の読み方

「懐柔」の読み方

「懐柔」という言葉の読み方を紹介します。

「懐柔」は、「かいじゅう」と読みます。

読み間違えとして多いのが「かいにゅう」です。

これを機会に「懐柔」「かいじゅう」と読むことを覚えておきましょう。

「懐柔」の使い方

「懐柔」の使い方

「懐柔」という言葉の使い方を紹介します。

「懐柔」には、上手く手なずけて従わせることという意味があるため、そのような行為を見た時に「懐柔」という言葉を使ってみましょう。

例えば職場には、いくつかの「派閥」があるかもしれません。

このような職場で働く時、自分が所属する派閥に敵対する派閥にいる社員を、自分の見方に引き込む必要があります。

このような時、様々な方法を使って、相手を自分の派閥に引き込むことを「懐柔」と言います。

職場だけでなく、人間が三人以上集まると派閥ができるとされています。

自分の意に添わせるよう、相手を味方に引き入れるような行動をとる時、「懐柔」という言葉を使ってみましょう。



「懐柔」を使った言葉と意味を解釈

「懐柔」を使った言葉と意味を解釈

「懐柔」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈します。

実際に「懐柔」という言葉が使いやすくなる言い回しを紹介します。

  • 「懐柔される」【かいじゅうされる】
  • 「懐柔策」【かいじゅうさく】
  • 「懐柔しやすい」【かいじゅうしやすい】

「懐柔される」【かいじゅうされる】

「懐柔される」という言葉があります。

本当はAという意見を持っていたのに、誰かに説得されたり、丸め込まれてBという意見を持たされてしまった時などに、「懐柔される」という言い方をします。

選挙の最中などに、支持している候補者以外の人から働きかけられて、支持する候補者を換えた時などに、「懐柔される」という言葉を使います。

「懐柔策」【かいじゅうさく】

「懐柔策」は、敵対する派閥の人員を自分の派閥の味方にするための方法や方策などに対して使われる言葉です。

戦国武将は、敵方の強い武将を倒すのではなく、寝返らせようとしたとされていますが、寝返らせるために取る手段を「懐柔策」と言います。

「懐柔しやすい」【かいじゅうしやすい】

「懐柔しやすい」という言葉も良く使われています。

性格的に単純な人、他の人の影響を受けやすい人などは、言われるままに意見を変えるため、「懐柔しやすい」と言えるでしょう。

また戦国時代なら、自分の大将から冷遇されている武将は、寝返りやすい状況のため、「懐柔しやすい」と言えます。

「懐柔」を使った例文や短文など

「懐柔」を使った例文や短文など

「懐柔」という言葉を使った例文や短文を紹介します。

「懐柔」を文章の中に入れる時、どのような使い方をすればいいか、例文を見てコツを知りましょう。

  • 「懐柔」を使った例文1
  • 「懐柔」を使った例文2

「懐柔」を使った例文1

「気難しいAさんを『懐柔』し、計画を進められた」

ビジネスシーンでは、このような場面が頻繁に起こります。

何をするにも慎重な人、反対意見を言いたがる人を、何とか自分の意見に寄り添ってもらい、賛成してもらう時「懐柔」という言葉を使います。

Aさんのような気難しい人は、一度機嫌を損ねてしまうと大変なので、気分を害さないよう上手に扱うことが大切です。

コミュニケーションが高い人ほど、「懐柔」するのも上手でしょう。

「懐柔」を使った例文2

「敵対するB武将を寝返らせる『懐柔策』として、金品を用意した」

戦国時代は、戦国武将たちが血で血を洗う戦いをした時代です。

善人よりも、強者が報われるような時代では、相手の仲間を寝返らせるような手段が毎日のように取られていました。

この例文のように「懐柔策」として、金品や田畑などが用意されたこともあるでしょう。

今でいう賄賂のようなものですが、それを禁じる法律もなかった時代のため、誰に気兼ねするでもなく、このような「懐柔策」が取られていたはずです。

どんなに強い戦国武将でも、右腕として頼りにしている武将に寝返られてしまったら、力は半減してしまうでしょう。

このような「懐柔策」は、戦に勝つより重要な戦略だったかもしれません。

「懐柔」の類語や言い換え

「懐柔」の類語や言い換え

「懐柔」の類語や、言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。

「懐柔」と意味が似た言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

  • 「手懐ける」【てなずける】
  • 「抱き込む」【だきこむ】
  • 「言いくるめる」【いいくるめる】

「手懐ける」【てなずける】

自分に反対する意見を持つ人を、上手に扱い、自分を支持するよう導くことを「手懐ける」と言います。

「抱き込む」【だきこむ】

「抱き込む」という言葉には、「うまく味方に引き入れる」という意味があります。

また「抱き込む」という言葉を使う時は、良くない計画などの味方に引き入れる時に使われることが多くなっています。

「言いくるめる」【いいくるめる】

「言いくるめる」には、「口先でごまかして同調させる」という意味があります。

職場の上司が、自分の間違った意見に適当な言い訳をつけて、部下を同調させようとするシーンを見たことがあるかもしれません。

「懐柔」の英語など

「懐柔」の英語など

「懐柔」という言葉を英語にすると、どのような英語になるでしょうか。

「懐柔」を英語にすると“win somebody over”(ウィンサムバディオーバー)という言葉になります。

“win somebody over”には「抱き込む」「懐柔する」という意味があります。

また“appease”(アピーズ)にも「なだめる」「懐柔」という意味があります。

「懐柔」という言葉を英語にしたい時は、これらの表現を使ってみましょう。

icon まとめ

「懐柔」という言葉について見てきました。

「懐柔」は一見難しそうな言葉に見えますが、意味を知ると分かりやすく、明日からでも使いたくなる言葉ではないでしょうか。