「拡大」とは？意味と使い方や対義語！類語や英語を紹介！

「拡大」の意味とは?

みなさんは「拡大」という言葉をしっているでしょうか。

ビジネスシーンでは、図表などを「拡大して」などと言われる事があります。

また老眼になっている人は、文字を「拡大」する習慣があるかもしれません。

一方で「拡大」という言葉の意味を知らない人もいるでしょう。

「拡大」には、「広げて大きくする事」という意味があります。

例えば肉眼で見えないような小さな微生物を見る時に、顕微鏡を使います。

ミジンコなどを顕微鏡で見る時、「ミジンコを拡大してみる」と言います。

またスマホで撮影した画像を広げて大きくして見たい時にも、「拡大して見る」と言います。

このように「拡大」には「広げて大きくする事」という意味があります。

「拡大」の読み方

「拡大」という言葉の読み方を紹介します。

「拡大」は「かくだい」と読みます。

それほど難しい言葉は使われていないため、読み間違える事もないでしょう。

「拡大」の使い方

「拡大」という言葉の使い方を紹介します。

「拡大」には、広げて大きくする事という意味があります。

そこで、小さくて用をなさないと感じられるものを、広げて大きくする時に「拡大」という言葉を使います。

最近ではスマホで文字や画像を指で広げ、大きくして見る機会が多いでしょう。

この行為を「拡大する」と言います。

また原稿を、読みやすい大きさに大きくして印刷する行為も「拡大」と言います。

このように何かの、小さすぎて用をなさないものを大きく広げる時に、「拡大」という言葉を使ってみましょう。

「拡大」を使った言葉と意味を解釈

「拡大」を使った言葉を紹介し、意味を解釈して行きます。

「拡大」という言葉を使いやすくする、使い勝手のいい言い回しを紹介します。

• 「拡大解釈」の意味
• 「拡大図」の意味

「拡大解釈」の意味

「拡大解釈」という言葉を使う事があります。

「拡大解釈」には、「言葉や文章の意味を、自分の都合の良いよう意味を広げて解釈する事」という意味があります。

例えばある女性が「年上の男性が好き」と言った時、「自分は年上のため、彼女は自分の事が好きなのだろう」と都合よく意味を広げて解釈しまう事を「拡大解釈」と言います。

「拡大図」の意味

「拡大図」という言葉も良く使います。

例えば有名な絵画があり、その細部に精巧な工夫が施されている時、その精巧な工夫がある部分を大きくして見たくなるかもしれません。

実際に「拡大」して、大きくした図を「拡大図」と言います。

年表の一部を切り取って大きく広げたものなども「拡大図」と呼び、様々な資料やテキストに「拡大図」が使われています。

「拡大」を使った例文や短文など

「拡大」という言葉を使った例文や短文を紹介します。

「拡大」という言葉を文章の中に組み込むコツを、例文を通して覚えましょう。

• 「拡大」を使った例文1
• 「拡大」を使った例文2

「拡大」を使った例文1

「老眼になったので、『拡大鏡』を使って新聞を読む」

この例文のように、老眼になると、老眼鏡や「拡大鏡」を使って文字を読む事になります。

「老眼鏡」は視力を補正するメガネの事を指し、「拡大鏡」は文字を大きくする道具の事を指します。

以前は見えていた小さな文字を見られなくなる寂しさがあるかもしれません。

「拡大」を使った例文2

「写真に映る初恋の女性を、『拡大』してみる」

学生時代に撮影したスナップ写真などを見る時、初恋の女性の姿を探してしまう事があるかもしれません。

そして初恋の女性をみつけた時は「拡大」し、画面いっぱいに広げて大きくし、じっくり見たりするのではないでしょうか。

「拡大」の類語や言い換え

「拡大」の類語や、言い換えられる似た意味の言葉を紹介します。

「拡大」と似た意味のある言葉を知り、ボキャブラリーを増やしていきましょう。

• 「広がる」【ひろがる】
• 「展開」【てんかい】
• 「拡張」【かくちょう】

「広がる」【ひろがる】

「広がる」には、「面積や範囲が広くなる」という意味があります。

例えば事故が多い道路がある時、行政の指導が入り、工事をして道路を広くする事があります。

このような時に「道路が広くなる」などと表現します。

「展開」【てんかい】

「展開」には、「目前に広がる事」という意味があります。

さらに目の前に、いろいろな場面が繰り広げられる事も、「展開」と言います。

例えば、デモを繰り返す人の事を「デモを展開する」などと言います。

「拡張」【かくちょう】

「拡張」には、「広げて大きくする事」という意味があります。

例えば学校の校庭を広くするため、周囲の土地を購入し校庭を広げる事を「校庭を拡張する」と言います。

「拡張工事」などの定型句もあります。

「拡大」の英語

「拡大」という言葉を英語にしたい時に、どのような言葉を選べばいいでしょうか。

「拡大」を英語にすると“extension”(エクステンション)という言葉になります。

“extension”には「拡張」「拡大」という意味があります。

また“enlargement”(エンラージメント)という言葉にも「拡大」という意味があります。

このように「拡大」はいくつかの英語に直す事ができますので、英語にしたい時はこのような言葉を使ってみましょう。

「拡大」の対義語

最後に「拡大」の対義語を見て行きましょう。

「拡大」と反対の意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

• 「縮小」【しゅくしょう】
• 「縮む」【ちぢむ】

「縮小」【しゅくしょう】

「拡大」の、反対の意味を持つ言葉のひとつが「縮小」です。

「縮小」には、「縮めて小さくする事」という意味があります。

例えば、事業の規模を小さくする時に、「事業を縮小する」などと言います。

また原稿を小さくコピーする時にも、「縮小してコピーする」と、「縮小」という言葉を使います。

「縮む」【ちぢむ】

「縮む」にいは、「面積が小さくなる」という意味があります。

例えばウールのセーターを手洗いせずに洗濯機で洗うと、生地が小さくなる事がありますが、この様子を「セーターが縮む」と表現します。