「探求心」の意味とは?「好奇心」との違い、類語や英語、対義語を紹介!
人はそれぞれ物事を知りたいという欲求を持っており、本・インターネット・テレビなど様々な方法で情報を得ています。
そしてそんな気持ちを「探求心」と表現することが出来ます。
目次
- 「探求心」の意味とは?
- 「探求心」の読み方と対義語について
- 「探求心」の英語(解釈)
- 「探求心」と「好奇心」の違い
- 「探求心」の言葉の使い方
- 「探求心」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)
- 「探求心」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「探求心」の類語や類義表現(シソーラス)
- 探求心が強い人の長所・短所
「探求心」の意味とは?
「探求心」という言葉は物事をより知りたい・理解したいという感情・心情を表した言葉とされています。
そのため知る・理解するといった知識・学びを求める・手に入れようとする心となります。
また「探求心」は人を成長させるうえで必要とされているため、「向上心を持っている」というニュアンスも込められています。
しかしその程度としては深いレベル・全容を知るほどなどその本質にまでは至らない程度とされています。
「探求心」の読み方と対義語について
「探求心」という言葉は「たんきゅうしん」と読みます。
対義語に関して「探求心」という言葉自体の対義語は存在しないため、その意味の解釈から由来する言葉となります。
一つは追い求めるという意味の対義語として探さない・求めないといった意味合いから「無関心」「逃避」「無視」とされています。
また「探求心」はわからないからこそ知りたいという心情もあるため、わかってしまっていることに対しては適応しません。
そのため答えを意味する言葉も対義語とされています。
「探求心」の英語(解釈)
「探求心」という言葉は英語では様々な役で表現されています。
「探求心」における「心」は“mind”と表現されます。
そして「探求」という言葉は解釈によって様々ですが、最も直訳では“inquiring mind”と表現されます。
他にも“curiosity”、“investigate”、“research”と様々です。
また学びという観点からは“studying mind”を「探求心」とも表現しています。
解釈次第で様々な言葉が適応・活用されるため、それぞれの使い分けが求められます。
「探求心」と「好奇心」の違い
「探求心」という言葉はその意味合いから「好奇心」と同じ扱いをしてしまう人も多いです。
しかし正しい意味はそれぞれ異なるため、使い分けも求められます。
「好奇心」とは「探求心」同様に物事を知りたい・理解したいという気持ちを表しています。
しかし「探求心」以上に心の根源的な部分を表現する言葉とされています。
そのため人の持つ基本的な欲求反応の一つという解釈もあります。
また「好奇心」はその対象として珍しい・未知など特別性を兼ね備えていることとされています。
「探求心」の言葉の使い方
「探求心」という言葉を使うにあたり、使う場面としては知りたい・理解したいという感情を表現する際に用いられます。
その際、適応する感情は自身・他者共に使うことが出来ます。
そして使う際、相手に対して知ることへの欲求を持っており関心があるといったことを伝えることが出来ます。
しかし本質に迫るほどではないため、浅い表層的な部分での興味という伝え方としても用いられています。
「探求心」を使った言葉・慣用句や熟語・関連(意味・解釈)
「探求心」という言葉はその単語でも意味は十分に伝わります。
しかし単体で用いることは少なく、多くはそれに続く文章・言葉が存在しており、慣用句や熟語などもたくさん存在しています。
どのようなものがあるか、例とその解釈を紹介します。
- 「探求心を深める」
- 「探求心を育てる」
- 「探求心が強い人」
- 「探求心を養う」
「探求心を深める」
ここでは「探求心」の程度をより深いレベルまで発展させていくという解釈となります。
「探求心」は知りたい・理解したいという欲求を表現しており、全容や本質までは捉えられていないため、それに迫るように深めていくことと解釈されます。
「探求心を育てる」
ここでの「育てる」は強めていく・大きくしていくという解釈とされています。
そのため「探求心」という感情をより大きく強めていくため、興味・関心を広げる・深めるといった意味合いとされています。
「探求心が強い人」
この場合、相手に対しての印象を表す形容詞としての意味となります。
「探求心が強い」ということは様々なことに対して興味・関心を持っている人という解釈となり、時には好奇心旺盛といった意味合いとしても捉えられています。
「探求心を養う」
「探求心を養う」は「探求心を育てる」と同義の解釈とされています。
しかし「養う」には他者に対しての施しの意味を持つため、他者に対して働きかけることに重きを置いた意味合いとなります。
「探求心」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「探求心」という言葉は様々な場面で用いられますが、感情を表現する言葉のため使い方にも注意が必要です。
実際にどのように使われるか、例を紹介していきます。
- 「探求心」を使った例文1
- 「探求心」を使った例文2
「探求心」を使った例文1
「僕は海外に旅行に行ってから視野が広がった。それからは色んなものに探求心が働くようになったよ」
ここでは旅行に入ったことで価値観や感性に変化があったことを伝えています。
その変化としては物事を捉える視野の広さであり、広がったことで興味を示すものが増え、探求心が増したとしています。
「探求心」を使った例文2
「人の持つ探求心は抑えることが出来ない」
この場合、特定の誰かではなく「人」の持つ特性を表現しています。
人には探求心が備わっており、一度働くとだれにも止めることはできないとしています。
「探求心」の類語や類義表現(シソーラス)
「探求心」という言葉は様々な類語が存在しています。
意味を混同せず使い分けるためにも、どのようなものがあるか例を紹介します。
- 「探究心」【たんきゅうしん】
- 「求知心」【きゅうちしん】
「探究心」【たんきゅうしん】
この言葉は「探求心」と同義の意味とされています。
しかし「究」と付くことで対象に対してより深いレベルまで知っていく・突き詰めていくこととなります。
「求知心」【きゅうちしん】
この言葉の意味として、知りたいという欲求を表現する意味となります。
「探究心」も同様の意味ですが、「求知心」の場合は知識に比重を置いた言葉とされています。
探求心が強い人の長所・短所
「探求心」が強い人にはそれぞれ長所と短所が存在しています。
それを理解しておくことで相手をより理解したり注意することにもなります。
それぞれどのような特徴を持つか紹介していきます。
- 長所
- 短所
長所
「探求心」が強いことは様々なことに対して関心を向けることが出来ることから、常に刺激を受け、吸収することが出来ます。
短所
「探求心」の強さは興味・関心の強さともなります。
しかし時には注意が散漫になってしまい、まとまらない・散らかるといった事態を起こしかねません。
また気持ちがうつろいやすく、気分屋と捉えられかねません。
「探求心」という言葉は人の持つ「知りたい・学びたい」という欲求を表現する言葉です。
様々な類語や表現があることに加えて「探求心」が強い人の特徴を知っておくと、他者と関わる際に円滑なコミュニケーションがとりやすくなります。