「減少」の意味とは「減少」と「低下」の違い・類語・読み方・英語・対義語【使い方や例文】
「減少」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「減少」の英語や対義語、「減少」を使った言葉や例文を紹介して行きます。
目次
- 「減少」の意味とは?
- 「減少」の読み方?
- 「減少」の英語
- 「減少」の対義語
- 「減少」の言葉の使い方
- 「減少」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
- 「減少」を使った例文や短文など
- 「減少」の類語や類義表現
- 「減少」と「低下」の違い
「減少」の意味とは?
「減少」という言葉を知っているでしょうか。
テレビやネットのニュースなどで「○○が減少する」などのセリフを聞いた事があるかもしれません。
「減少」には「数量が減る事」という意味があります。
「数量」には「数や量」という意味があるため、「減少」には「数や量が減る事」という意味があります。
10という数字が9になれば、数字が「減少」した事になり、10kgが9kgになれば、1kg重さが「減少」した事になります。
「減少」の読み方?
「減少」という言葉は「げんしょう」と読みます。
他の読み方が思いつきにくいため、読み間違えしにくいのではないでしょうか。
「減少」は「げんしょう」と読む事を覚えておきましょう。
「減少」の英語
「減少」という言葉は、英語で表現するとどのような言葉になるでしょうか。
「減少」は“decreasing”(ディクリージング)という英語にする事ができます。
“decreasing”には「減る」「減少」という意味があります。
また“drop(ドロップ)”にも「落ちる」「減少」という意味があり、「減少」を英語に言い換える時に使う事ができます。
このように「減少」は“decreasing”や“drop”などの英語にする事ができます。
英語でレポートを作成する時などのために、「減少」の英語表現を知っておきましょう。
「減少」の対義語
「減少」という言葉の反対の意味を持つ言葉を紹介します。
「減少」の対義語にあたる言葉は、どのような言葉でしょうか。
- 「増える」
- 「増加」
「増える」
「増える」には「多くなる」という意味があります。
他から同様の物が加わった時に「増える」という言葉を使います。
例えば、ダムに雨が降って水が加わった時、「ダムの水が増える」と表現します。
また食事を食べすぎて脂肪が加わった時、「体重が増える」「脂肪が増える」などと言います。
「増加」
「増加」という言葉には、「数量が増える」という意味があります。
まさに「減少」の真逆の言葉と言えるでしょう。
「人口が増加する」「体重が増加する」など、様々な数量が増えた時に使う事ができる言葉です。
「減少」の言葉の使い方
「減少」という言葉を、どのように使えばいいでしょうか。
「減少」には数量が減る事という意味があるため、何かの数量が減った時に使ってみましょう。
ビジネスシーンで言えば、売り上げが少なくなった時に、「売り上げが減少する」と「減少」を使う事ができるでしょう。
また日常生活では、体重が減った時に「体重が減少する」などと言えます。
このように、職場や日常生活を送っている時、何かの数量が下がった時に、「減少」という言葉を使ってみましょう。
「減少」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
「減少」を使った言葉や慣用句、熟語などを見て行きましょう。
「減少」という言葉を使いやすくする言い回しを紹介します。
- 「減少化」
- 「減少率」
「減少化」
「減少化」には「数量が減る方向に進む事」という意味があります。
例えば人口の「減少化」は、徐々に人口が減る方向に進んでいる事を示す言葉になります。
人の好みや空気が変わると、様々な数字の傾向が変化するため、大まかな「減少化」傾向などを知っておくと良いでしょう。
「減少率」
「減少率」は「数量が減った比率」という意味があります。
「減少率」を使うと、前年度より何パーセント数字がダウンしたのかなどが、より分かりやすくなります。
現在の数字から過去の数字を引き差分を出すなど数式に当てはめて答えを出し、%で示すのが「減少率」になります。
「減少」を使った例文や短文など
「減少」という言葉を使った例文や短文を見て行きましょう。
「減少」という言葉をどのように文章に入れて行けばいいか、その方法を知る事ができるでしょう。
- 「減少」を使った例文1
- 「減少」を使った例文2
「減少」を使った例文1
「A社の売り上げが去年に比べて大幅に『減少』する」
ビジネスシーンでは、売り上げや顧客数、利益など増減が気になるでしょう。
この例文のように、売り上げが「減少」した時は、何かしらの対策を打つ必要が出ます。
「減少」を使った例文2
「少子高齢化が進み、人口が『減少』する」
この例文のように、現在の日本は少子高齢化が進み、人口が少なくなっています。
今後もこの傾向が進み、超高齢化の世の中を迎える事になります。
ただしこの傾向は日本だけでなく、世界中で起こっている「減少」のため、日本がどのように克服するかを世界中が注目しています。
「減少」の類語や類義表現
「減少」という言葉の類語や類義表現を見て行きましょう。
「減少」の仲間と呼べるような言葉が登場するため、覚えて語彙を増やしていきましょう。
- 「目減り」【めざわり】
- 「消耗」【しょうもう】
「目減り」【めざわり】
「目減り」には、「全体の一部分が減る事」という意味があります。
例えば汲んだ水が蒸発した、目方が下がるような時、「水が目減りする」と言います。
また物価が高くなり給料が相対的に減ったように感じる時も「目減り」という言葉を使います。
「消耗」【しょうもう】
「消耗」には、「使って減らす事」「使っている間に減る事」という意味があります。
例えば消しゴムなどは、使っている間に減るため「消耗品」と呼ばれます。
投手の肩も、使っているうちにすり減ると考えられているため「消耗品」と言われます。
「減少」と「低下」の違い
最後に「減少」と「低下」という言葉の違いを見て行きましょう。
「減少」には「数量が少なくなる」という意味がありますが、「低下」には、「低くなる事」という意味があります。
例えば「気温が低下する」という言葉には、「気温が低くなる」という意味があります。
また「低下」には、「質や程度が悪くなる事」という意味があります。
「生徒の質が低下する」などという言い回しを使います。
「気温」は減ったり増えたりせず、上がったり下がったりします。
また「生徒の質」は上がったり下がったりする事はあっても、減ったり増えたりはしません。
このように「減少」と「低下」には意味の違いがあるため、ふさわしい状況で使い分けるようにしましょう。
「減少」という言葉の意味や使い方などを見てきました。
「減少」は日常的な場面でも、ビジネスシーンでも使う言葉ですので、言い間違えなどをしないよう意味を把握しておきましょう。