「受け身」の意味とは?読み方・英語・対義語・類語【使い方や例文】
「受け身」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「受け身」の対義語・類語、英語や「受け身」を使った言葉や例文を紹介して行きます。
目次
- 「受け身」の意味とは?
- 「受け身」の読み方?
- 「受け身」の英語
- 「受け身」の対義語
- 「受け身」の言葉の使い方
- 「受け身」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
- 「受け身」を使った例文や短文など
- 「受け身」の類語や類義表現
- 「受け身」と「受動態」の違いの違いはある?
「受け身」の意味とは?
みなさんは「受け身」という言葉を知っているでしょうか。
「受け身」と聞くだけで、誰かの顔が浮かんだ人もいるかもしれません。
また自分の事を「受け身」と感じている人もいるでしょう。
「受け身」には、「他からの攻撃や働きかけを受ける立場」という意味があります。
自分から誰かに働きかけるのではなく、誰かからの働きかけを待っている人、または働きかけにたいして反応するだけのひとを「受け身」と言います。
まさに自分は「受け身」だと感じた人もいるでしょう。
このように「受け身」には「他からの攻撃や働きかけを受ける立場」という意味があります。
「受け身」の読み方?
「受け身」という言葉の読み方を知っておきましょう。
「受け身」は「うけみ」と読みます。
「じゅけみ」「うけしん」などと読み間違えないようにしましょう。
これを機会に「受け身」は「うけみ」と読む事を覚えておきましょう。
「受け身」の英語
「受け身」という言葉を英語にしたいと思った時、どのような英語を使えばいいでしょうか。
「受け身」を英語にすると、“passiveness”(パッシブネス)になります。
“passiveness”には「受け身」という意味があります。
英語で「受け身」という言葉を表現したい時に、“passiveness”を使ってみましょう。
「受け身」の対義語
「受け身」の対義語を紹介します。
「受け身」と反対の意味を持つ言葉を知る事で、「受け身」の意味をより深く知る事ができるでしょう。
- 「能動」【のうどう】
- 「働きかける」【はたらきかける】
「能動」【のうどう】
「能動」という言葉があります。
「能動」には、「他に作用を及ぼす事」という意味があります。
まさに「受け身」の対義語と言っていい言葉でしょう。
自分から遊びに行く事を誘う事ができる人、告白して付き合いたいと言える人は「能動的」と呼ばれます。
「働きかける」【はたらきかける】
「働きかける」という言葉には、「何かをするように、他の人に勧めたり、お願いする」という意味があります。
例えばビジネスシーンで、事業に投資してもらえるよう、スポンサーにお願いする事を「スポンサーに『働きかける』」と言います。
「受け身」とは真逆の言葉と言えるでしょう。
「受け身」の言葉の使い方
「受け身」の使い方を紹介します。
「受け身」には「他人からの働きかけを受ける立場」という意味があります。
例えばビジネスシーンで、自分からやりたい仕事を提案するのではなく、上司からの指示をひたすら待つタイプの人がいます。
このような人を表現する時「受け身」という言葉を使います。
恋愛の場面でも同様に、男性や女性からの働きかけを待つタイプの人もいるでしょう。
さらに柔道で、相手の技を受けた時に、ケガをしないような動作をする事も「受け身」と言います。
「受け身」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
続いて「受け身」を使った言葉や慣用句を紹介します。
「受け身」という言葉を使いやすくなるような、使い勝手がいい言葉が登場します。
- 「受け身恋愛」【うけみれんあい】
- 「受け身になりがちな人」【うけみになりがちなひと】
「受け身恋愛」【うけみれんあい】
「受け身恋愛」は、自分から異性に働きかける事がなく、異性から告白された時のみ付き合うかどうか考える人を言います。
最近は女性だけでなく男性に「受け身恋愛」が増えています。
恋愛には興味があるものの、告白してフラれるリスクを負いたくない男女が「受け身恋愛」を選ぶ傾向があります。
「受け身になりがちな人」【うけみになりがちなひと】
「受け身になりがちな人」と聞いて、どのような人の顔が浮かんだでしょうか。
「受け身になりがちな人」は、自分に自信がない人かもしれません。
誰かに働きかける事が迷惑なのではないかと考えてしまう人かもしれません。
他にもいくつもの「受け身になりがちな人」の特徴がありますので、興味がある人はネットなどで検索してみましょう。
「受け身」を使った例文や短文など
「受け身」という言葉を使った例文や短文に注目してみましょう。
例文を見る事で、「受け身」の具体的な使い方を覚えましょう。
- 「受け身」を使った例文1
- 「受け身」を使った例文2
「受け身」を使った例文1
「仕事で『受け身』な人は、恋愛でも同じだ」
この例文のように、仕事で待ちの姿勢の人は、恋愛でも待ってしまう傾向があります。
もともと持っている性格が同じなので、仕事と恋愛を器用に使い分ける事は難しいためです。
基本的には「受け身」な人でも、目の前に理想のタイプの異性が現れた時などは、自分から告白するなど能動的になりましょう。
「受け身」を使った例文2
「『受け身』なだけでは、トップには立てない」
この例文のようなセリフを、職場の上司などに言われた事があるかもしれません。
指示された仕事を完璧にこなす事は大切ですが、それだけでは超えられない壁があるかもしれません。
自分からやりたい仕事を提案し、そのための人材を集めて実行する、このような経験が様々な業界や職種でトップになるために必要になるでしょう。
「受け身」の類語や類義表現
「受け身」の類語や類義表現を見て行きましょう。
「受け身」とよく似た言葉を覚えて、言い換えに使ってみましょう。
- 「受け太刀」【うけだち】
- 「被る」【こうむる】
「受け太刀」【うけだち】
「受け太刀」は、あまり知られていない言葉です。
「受け太刀」には、「相手の攻撃に受け身になる人やその立場の人」という意味があります。
会議などで防戦一方になってしまう人を「受け太刀」と呼びます。
「被る」【こうむる】
「被る」は、「他からの作用を被る」という意味があります。
「損害を被る」などの定型句があります。
「受け身」と「受動態」の違いの違いはある?
「受け身」という言葉と「受動態」という言葉には、どのような違いがあるでしょうか。
「受動態」は、国語や英語などの文法で使う言葉です。
他から作用を受ける対象を主語にした時、その述語が取る形を「受動態」と呼びます。
みなさんも英語の授業などで習ったことがあるでしょう。
また「受動」には、「他から作用を受ける事」という意味があります。
「受け身」と「受動」はほとんど同じ意味ですが、「受動態」は文法で使う用語になります。
「受け身」という言葉についていろいろな方向から見てきました。
みなさんの中にも、自分の事を「受け身」と感じている人がいるでしょう。
「受け身」の方が楽な場面が多いですが、自分から働きかけないと得られない事もあります。
本当にやりたい事は「受け身」ではできないかもしれません。