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「強制」の意味とは?「強制」と「強要」の違い・読み方・英語・対義語・類語

強制は、あまり聞きたくない言葉の1つです。

それは、この言葉の意味から分かるでしょう。

強制

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「強制」の意味とは?「強制」と「強要」の違い・読み方・英語・対義語・類語>


目次

  • 「強制」の意味とは?
  • 「強制」の読み方
  • 「強制」の英語(解釈)
  • 「強制」の対義語
  • 「強制」の言葉の使い方
  • 「強制」を使った言葉・慣用句や熟語・関連
  • 「強制」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「強制」の類語や類義表現
  • 「強制」と「強要」の違い


「強制」の意味とは?

「強制」の意味とは?

強制とは、「本人の意思とは無関係にそのようにさせる」という意味の言葉です。

よって、「労働を強制された」と言うと、「無理矢理労働させられた」という意味になります。

「強制する」と使って、「無理矢理そうさせる」とする使い方が多いですが、その他の使い方をしても、いい意味になることはほとんどありません。



「強制」の読み方

「強制」の読み方

「強制」は、「きょうせい」と読んでください。

「強」(きょう)と「制」(せい)のどちらとも普通の読み方なので、特に問題はないでしょう。

この読み方をする言葉は他にいくつかある為、逆に「きょうせい」という発音から、それらと間違えないように注意してください。

「矯正」(正しい状態にすること)や「共生」(共に生活していくこと)が、使われる頻度から間違えやすいと言えるかも知れません。

「強制」の英語(解釈)

「強制」の英語(解釈)

強制を英語にすると、“compulsion”となります。

この言葉は、「無理にそうさせる」という意味で使うので、「強制」の意味そのままだと考えていいでしょう。

“coercion”も同じように使えなくもありませんが、「威圧する」「支配する」という意味にも使える言葉なので、“compulsion”の方が「強制」の方が向いています。

“compulsion labor”、または“labor by compulsion”「強制労働」となります。



「強制」の対義語

「強制」の対義語

強制の対義語は、「任意」(にんい)という言葉です。

この「任意」は、「その人の意志次第」という意味で使います。

あまりいい例ではありませんが、警察がよく使う言葉に「任意同行」という表現があり、無理矢理連行される訳ではなく、その人が行きたくないと拒否すれば断ることができる同行のお願いだと解釈してください。

他に、「任意で選択」と言えば、好きなものをその人の意志で選択できるという意味になります。

「強制」の言葉の使い方

「強制」の言葉の使い方

強制は、誰かに無理矢理何かをさせる時、もしくは自分がさせられる時に使われる言葉です。

誰かや自分と表現していますが、個人単位だけでなく、所属する団体だったり、人以外に対して使うこともできます。

先にも書いたように、どのようなに使われる場合でも、いい意味で使われることはまずないと考えておいていいでしょう。

「強制」を使った言葉・慣用句や熟語・関連

「強制」を使った言葉・慣用句や熟語・関連

強制の使われ方として、よく見る形の意味を解釈していきます。

どちらも日頃から普通に使われている表現です。

  • 「強制終了」
  • 「強制的」

「強制終了」

「無理矢理終わらせてしまう」ことを意味する言葉です。

コンピューターがこのような状態になってしまったとよく使う表現で、「アプリを強制終了した」と言うと、何かのトラブルなどから、無理矢理終わらせたと解釈できます。

「強制終了となった」と使った場合には、「意志でそうした訳ではなく、終わってしまった」という意味だと考えていいでしょう。

「強制的」

「本人の意思とは無関係に無理矢理そうさせる」時に使う言葉です。

「強制」とあまり変わりませんが、より強い意味になる表現で、「強制的に帰らされた」などという使い方になります。

この場合、帰ることを求められ、無理矢理そのようにさせられたということです。

「強制」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「強制」を使った例文や短文など(意味を解釈)

強制を使った例文や短文です。

ほとんどいい意味で使うことがない言葉ですが、その結果がよかったという場合はまた別です。

  • 「強制」を使った例文1
  • 「強制」を使った例文2

「強制」を使った例文1

「毎日5ページ読むことを強制させられていたが、そのお陰で期間中に読み終わることができた」 「強制」させられていた結果がいい方向に向いたと言っています。

「強制」自体はいい意味で使うことはまずありませんが、それによる結果がいいことになったという場合もあるという例になります。

先に挙げた「強制労働」という表現も、それ自体はとても厳しいことですが、それによってきちんと決まったお金が入るようになったという結果の場合もあるかも知れません。

「強制」を使った例文2

「これだけ強制される内容が多いと、嫌にもなるというものだ」 「強制」は、無理矢理にそれを求められることなので、それが多いほど嫌になっても当たり前というものです。

例として、規則に厳しい寮に入った場合などに、このようなことを言いたくなってしまってもおかしくありません。

「強制」の類語や類義表現

「強制」の類語や類義表現

強制と似た意味の言葉や表現です。

「強要」(きょうよう)は、下で詳しく解説するので、ここには挙げていません。

  • 「義務」【ぎむ】
  • 「無理強い」【むりじい】

「義務」【ぎむ】

「必ずやらなくてはいけない」ことという意味の言葉です。

「戻ったら班長に報告するのが義務だ」と言えば、戻った時には必ずそれをしないといけないということです。

「強制」と近い意味ですが、誰か(や団体など)に無理矢理そのようにさせられているという表現ではなく、「そうだと決まっている内容」に対して使われます。

「〜は義務だ」と言えば、誰が無理矢理そのように決めたのかという問題とは関係なく、既にそう決まっている内容を指します。

そして、それは必ず守らないといけないという訳です。

「無理強い」【むりじい】

「無理に強いる(しいる)」という意味の言葉で、無理矢理何かをさせようとする時に使います。

「無理強いされた勉強では効率は上がらない」のような形で使われ、「強制」と同じ意味で使うと考えて構いません。

むしろ、「何か無理強いすること」「強制」だと考えた方が分かりやすいくらいですが、「強制終了」のような、「強制」を含んだ決まった言葉とは置き換えられません。

「強制」と「強要」の違い

「強制」と「強要」の違い

この「強要」(きょうよう)もまた、「強制」の類義語の1つです。

「強制的に要求する」という意味で使われる言葉で、「金銭を強要された」などと使われることが多いです。

「強制」「無理矢理そうさせる」ことなので、それが「要求」ともとれますが、「強要」の方が強く無理矢理何かを「求める」場合に使うと考えてください。

icon まとめ

強制は、できれば使いたくない言葉でしょう。

しかし、時にはどうしてもそうさせなくてはいけないということもあるので、そのような場合にこそ使ってください。