「雑踏」の意味とは?謙遜?・読み方・英語【使い方や例文】
「雑踏」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「雑踏」の英語や、「雑踏」を使った言葉や例文を紹介して行きます。
目次
- 「雑踏」の意味とは?
- 「雑踏」の読み方
- 「雑踏」の英語
- 「雑踏」の言葉の使い方
- 「雑踏」を使った言葉や熟語・意味を解釈
- 「雑踏」を使った例文や短文・意味を解釈
- 「雑踏」と「喧騒」の違い
- 「雑踏」の類語や類義語や言い換え
「雑踏」の意味とは?
みなさんは「雑踏」という言葉を知っているでしょうか。
若い人の中には、「雑踏」に行く機会が多い人もいるでしょう。
また都会暮らしをしている人も「雑踏」にいる時間が長くなるかもしれません。
一方で「雑踏」という言葉を今回初めて知ったと言う人もいるでしょう。
「雑踏」には、「大人数が移動しながら、込み合う事」という意味があります。
例えば都会の交差点は「雑踏」という言葉にピッタリな、人が移動していて込み合っている様子を見てとれます。
このようにたくさんの人が移動していて、なおかつ込み合っている場所を「雑踏」と言います。
「雑踏」の読み方
「雑踏」は「ざっとう」と読みます。
少し読み方が難しい言葉のため、読み間違えに注意しましょう。
これを機会に「雑踏」は「ざっとう」と読む事を覚えておきましょう。
「雑踏」の英語
「雑踏」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「雑踏」は英語で“a crowd”(アクラウド)になります。
“a crowd”には、「群衆」という意味があり、転じて「雑踏」という意味になります。
また、“a jam”(アジャム)という英語も、「雑踏”という意味が含まれています。
このように「雑踏」という言葉は“a crowd”や“a jam”という英語にする事ができますので、英語を使う機会のために覚えておきましょう。
「雑踏」の言葉の使い方
「雑踏」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。
「雑踏」には、大人数が移動しながら込み合っている様子を意味します。
そのような場面を見た時に、「雑踏」という言葉を使ってみましょう。
例えば駅前はたくさんの人が移動していて、なおかつ人が多い所です。
特に通勤時のターミナル駅は、「雑踏」という言葉にピッタリの場所です。
このように人が多い場所、なおかつ人が立ち止まらず常に移動しているような場所を見つけた時に、「雑踏」という言葉を使ってみましょう。
「雑踏」を使った言葉や熟語・意味を解釈
「雑踏」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「雑踏」を使った定型句のような言葉が登場します。
- 「雑踏事故」【ざっとうじこ】
- 「雑踏警備」【ざっとうけいび】
- 「雑踏の中」【ざっとうのなか】
「雑踏事故」【ざっとうじこ】
「雑踏事故」は「雑踏で起こる事故」を意味します。
例えばスクランブル交差点で人と車が衝突するような事故は、「雑踏事故」と言えます。
人が多く事故が起こりやすい、「雑踏」が原因になる場所の事を「雑踏事故」になります。
「雑踏警備」【ざっとうけいび】
「雑踏警備」には「たくさんの人が集まる交差点などを警備する事」言います。
例えばワールドカップ開催中に、若者が渋谷のスクランブル交差点に殺到する時、事故や事件が起こらないように多数の警備員が登場します。
彼らが注意を呼び掛けたり、ふざけている人を取り押さえるような行為を「雑踏警備」と言います。
「雑踏の中」【ざっとうのなか】
駅前などを歩いている時、「雑踏の中にいる」という表現をします。
たくさんの人に囲まれ、しかもすべての人が移動するような場所にいる事は、普段はそれほど多くない事でしょう。
そのため「雑踏の中」という言葉を使って、ことさらに強調する事があります。
「雑踏」を使った例文や短文・意味を解釈
「雑踏」という言葉を使った例文を紹介して行きます。
様々な場面における「雑踏」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
「『雑踏』で彼氏の姿を見失う」
この例文のように、スクランブル交差点のような「雑踏」にいると、自分以外の人の姿を見失いやすくなります。
「雑踏」になれていない、地方から都会に遊びに来たカップルは、スクランブル交差点などで、彼氏や彼女とはぐれてしまうかもしれません。
現在はスマホですぐに連絡を取り合う事ができますが、携帯登場前は大変な事態になったでしょう。
例文2
「『雑踏』の中で孤独を感じる」
会社に通勤する時、または駅前など、たくさんの人が集まる場所で、突然孤独を感じる人がいるかもしれません。
都会のスクランブル交差点には、瞬間的に数千人の人が集まっていますが、その誰とも心が通じていないと感じる時などに、孤独を味わう人がいます。
無人島で孤独を感じるのとは違い、都会の雑踏で感じる孤独の方が精神的に厳しいという意見もあります。
感受性が強い人は、この例文のような気持ちになるかもしれません。
「雑踏」と「喧騒」の違い
「雑踏」とよく似た言葉に、「喧噪」という言葉があります。
「喧噪」には「騒がしい事」という意味があります。
「都会の喧騒」という定型句がありますが、この言葉には「人が多い都会の騒々しい様子」という意味があります。
「雑踏」もたくさん人が多く移動しているため、「騒がしい」事は間違いありません。
ただし「雑踏」には、騒がしいだけでなく、人が多くさらに移動しているという意味が含まれています。
このように二つの言葉には違いがあるため、場面によって使い分けるようにしましょう。
「雑踏」の類語や類義語や言い換え
最後に「雑踏」の類語や類義表現を紹介します。
「雑踏」という言葉とよく似た意味を持つ言葉を知る事で、この言葉の意味をより深く理解できるようになるかもしれません。
- 「混雑」【こんざつ】
- 「ごった返す」【ごったがえす】
「混雑」【こんざつ】
「混雑」には、「人や物が込み合ってごたごたしている事」という意味があります。
例えば人気のある歌手のライブ会場の近くは人が込み合ってごたごたするため、「会場付近が『混雑』する」と言います。
「ごった返す」【ごったがえす】
「ごった返す」という言葉も「雑踏」に良く似ています。
「ごった返す」には「非常に混雑している様子」と言います。
例えばプロ野球の試合が終わった直後、最寄駅付近は大変に混雑します。
そのため「駅前が『ごった返す』」などと表現します。
「雑踏」という言葉の意味や使い方を見てきました。
都内で通勤している人は、「雑踏」を毎日のように見ていて、触れ合っているでしょう。
一方で田舎暮らしの人、仕事をリタイアした人は「雑踏」が不慣れなため、「雑踏」を避けるようになるかもしれません。
まだ若く田舎で暮らしている人は、渋谷のスクランブル交差点などに行き、「雑踏」を体感してみましょう。