意味解説の読み物

meaning-book

meaning-bookは意味解説の読み物です

「倦む」の意味とは?類語や言い換え・読み方・英語【使い方や例文】

「倦む」という言葉の意味や使い方を紹介します。

また「倦む」の英語や「妬む」との違いを紹介します。

さらに「倦む」を使った言葉と例文を紹介して行きます。

倦む

Meaning-Book
「倦む」の意味とは?類語や言い換え・読み方・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「倦む」の意味とは?
  • 「倦む」の読み方
  • 「倦む」の英語
  • 「倦む」と「妬む」違い
  • 「倦む」の言葉の使い方
  • 「倦む」を使った言葉と意味を解釈
  • 「倦む」を使った例文や短文・意味を解釈
  • 「倦む」の類語や言い換え・類義表現


「倦む」の意味とは?

「倦む」の意味とは?

みなさんは「倦む」という言葉を知っているでしょうか。

何かに対して今まさに「倦んでいる」人もいるかもしれません。

一方で、「倦む」という言葉を今回初めて知ったと言う人もいるでしょう。

そこで「倦む」の意味を紹介します。

「倦む」には、「飽きて嫌になる」という意味があります。

それまでは楽しんでいた趣味も、いつの間にか飽きてしまう事があるでしょう。

それでも無理をして続けていると嫌になってしまうかもしれません。

このような状況を「倦む」と言います。



「倦む」の読み方

「倦む」の読み方

「倦む」「うむ」と読みます。

読み方が難しい漢字のため、初見でいきなり「うむ」と読める人は少ないのではないでしょうか。

これを機会に「倦む」「うむ」と読めるようにしましょう。

「倦む」の英語

「倦む」の英語

「倦む」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。

「倦む」は英語で“jade”(ジェド)になります。

“jade”には「うんざり」という意味があり、転じて「倦む」という意味になります。

また“weary”(ウィーリー)にも「疲れた」という意味があり、転じて「倦む」を意味します。

このように「倦む」“jade”“weary”などの英語にする事ができますので、英語を使う機会のために覚えておきましょう。



「倦む」と「妬む」違い

「倦む」と「妬む」違い

「倦む」と似た印象の言葉に「妬む」があります。

このふたつの言葉にはどのような違いがあるでしょうか。

「妬む」には、「他人の幸せや長所がうらやましく、憎らしいと思う事」という意味があります。

「嫉妬」という言葉と同じ意味があります。

「倦む」も嫌な気持ちになるという点では同じですが、何かに飽きてしまい嫌になるという意味の言葉です。

このように「倦む」「妬む」はかなり意味合いが違う言葉ですので、それぞれの意味を知り、適切な場面で使うようにしましょう。

「倦む」の言葉の使い方

「倦む」の言葉の使い方

「倦む」という言葉を、どのような場面で使えばいいでしょうか。

「倦む」には「飽きて嫌になる」という意味がありますので、そのように感じた時に使ってみましょう。

例えば長距離移動をしている時に「飽きて嫌になる」事はないでしょうか。

飛行機に10時間以上乗ったり、船に数日間乗り続けて移動を続ける時などに、飽きて嫌になるかもしれません。

このような時「長距離移動に『倦む』」と表現する事ができます。

また同じ仕事を続けていると、いい加減に飽きてきたと感じる事があるかもしれません。

そのような時も「仕事に『倦む』」と表現する事ができます。

このように何かに飽きて嫌になった時に、「倦む」という言葉を使ってみましょう。

「倦む」を使った言葉と意味を解釈

「倦む」を使った言葉と意味を解釈

続いて「倦む」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。

「倦む」を使った定型句のような言葉が登場します。

  • 「人心が倦む」
  • 「倦むことを知らない」

「人心が倦む」

「人心が倦む」という言葉があります。

人々がその時代の文化や風習に飽きてしまい、嫌になっている様子を言葉にしたものです。

満たされていれば人々が幸せかと言えばそうでもなく、常に何かしらの新しい刺激が必要なのかもしれません。

「倦むことを知らない」

「倦むことを知らない」と言う表現も良く使います。

例えば同じ趣味を数十年続けられる人がいます。

ゴルフを趣味にして30年、俳句を趣味にして50年という人がいます。

同じ趣味を長期間続けても飽きて嫌になったりしないタイプの人です。

このような人は「倦む事を知らない」と感じながら、趣味を続けているでしょう。

「倦む」を使った例文や短文・意味を解釈

「倦む」を使った例文や短文・意味を解釈

「倦む」という言葉を使った例文を紹介します。

様々な場面における「倦む」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。

  • 例文1
  • 例文2

例文1

「単調な毎日に、心が『倦む』」

経済的に安定した生活を送っていると、余計な不安を感じたり心配せずに済むので、幸せに思えます。

しかし、あまりにも単調な毎日を送っていると、生活自体が嫌になってきます。

このような状況を表現したのが、この例文です。

みなさんの中にも、何不自由ない毎日を送っているのに、なぜかイライラしたり、「生きているのが辛い」と感じる人がいるかもしれません。

そのような時は、新しい刺激を求めて、生活に変化を加えるよう心がけてみましょう。

例文2

「カレーライスを食べ続けても『倦む事をしらない』」

この例文に登場する人は、よほどカレーライスが好きなのでしょう。

毎日のようにカレーライスを食べ続けても、飽きて嫌になる事がないようです。

実際に、カレーライスを毎日のように食べ続ける人、ラーメンを毎日のように食べ続ける人のブログやSNSなどを見た事があるかもしれません。

他の人からすれば良く飽きないなと思うような食生活を送っていても、「倦む事を知らない」人がいます。

また単調な生活を送っているように見えても「倦む事を知らない」人はいます。

きっと感受性が強く内面が豊かなため、同じように見える毎日から違いをみつけ、刺激を受ける事ができるのでしょう。

「倦む」の類語や言い換え・類義表現

「倦む」の類語や言い換え・類義表現

最後に「倦む」の類語や類義表現を紹介します。

「倦む」と言い換えられるような似た意味の言葉を知る事で、「倦む」の意味をより深く理解できるようになるでしょう。

  • 「倦怠」【けんたい】
  • 「退屈」【たいくつ】

「倦怠」【けんたい】

「倦怠」には、「飽きて嫌になる事」という意味があり、「倦む」と同じ意味があります。

「倦怠期」という定型句がありますが、単調な毎日を送っていると、心が「倦む」時期が訪れます。

「夫婦の『倦怠期』」という場合、新婚時期を過ぎ、結婚生活に飽きて嫌な気持ちになっている様子を言葉にしています。

「退屈」【たいくつ】

「退屈」には「嫌気が差して飽きる事」という意味があります。

何もする事が無い時、単調な時間を過ごす時に「退屈」を感じます。

icon まとめ

「倦む」という言葉の意味や使い方を見てきました。

「倦む」という言葉自体になじみがなかった人も、意味を知る事で、普段の自分の気持ちを表せる便利な言葉だと感じたかもしれません。