「多忙」の意味とは?「多忙」と「繁忙」の違い・読み方・対義語・類語・英語
「多忙」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「多忙」の英語や対義語、類語や例文を紹介していきます。
目次
- 「多忙」の意味とは?
- 「多忙」の読み方
- 「多忙」の英語
- 「多忙」の対義語
- 「多忙」の言葉の使い方
- 「多忙」を使った言葉と意味を解釈
- 「多忙」を使った例文や短文・意味を解釈
- 「多忙」と「繁忙」の違い
- 「多忙」の類語や類義の表現
「多忙」の意味とは?
「多忙」という言葉を知っているでしょうか。
現在「多忙」だと感じている人もいれば、「多忙」という言葉とは縁遠い生活をしている人もいるでしょう。
一方で「多忙」という言葉を、今回初めて知ったという人もいるでしょう。
そこで、「多忙」という言葉の意味を紹介します。
「多忙」という言葉には、「非常に忙しい事」という意味があります。
「忙しい」には、「用が多くて暇がない様子」という意味がありますが、特別に様が多くて暇がなさすぎる時に「多忙」と言います。
「多忙」の読み方
「多忙」は「たぼう」と読みます。
それほど難しい漢字が登場しませんので、読み間違う事も少ないでしょう。
「多忙」は「たぼう」と読み、「おおいそがし」などとは読みませんので、これを機会に正確な読み方を覚えておきましょう。
「多忙」の英語
「多忙」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「多忙」は英語で、“busy”(ビージー)になります。
“busy”には「忙しい」「多忙」という意味があります。
さらに忙しさが増して「多忙を極める」という場合は、“be very busy”(ビーベリービージー)という英語になります。
「とても忙しい」という意味があり、転じて多忙になります。
このように、「多忙」は“busy”という英語にする事ができますので、英語を使う機会のために覚えておきましょう。
「多忙」の対義語
「多忙」の対義語を紹介します。
「多忙」の反対の意味を知る事で、この言葉の意味を立体的に理解できるかもしれません。
- 「暇」【ひま】
- 「手透き」【てすき】
- 「余暇」【よか】
「暇」【ひま】
「暇」は、「仕事が無い事」「手透きの状態」という意味があります。
何もする事が無くて、手持ち無沙汰な時に、「暇」という言葉を使った事があるのではないでしょうか。
また子供時代には、夏休みに何もすることがなくなった時に、「暇だ」と言った事があるかもしれません。
「手透き」【てすき】
「手透き」には、「さしあたってする仕事の途絶えた時間」という意味があります。
勤務時間が始まり、何かとするべきタスクがある人も、いつかは当面すべき仕事がなくなります。
そのタイミングを「手透き」と言います。
また一時的に仕事の合間ができた人に対して「お手透きの方は、こちらにおいでください」などと言います。
「余暇」【よか】
「余暇」は、「仕事の無い暇な時間」という意味があります。
例えば長期休暇などのことを「長い余暇」と言います。
会社を休んでいる人がいる時に、理由を聞かれた時、仕事を休んで遊びに行っている場合は「有給を使い、『余暇』を楽しんでいます」などと言います。
「多忙」の言葉の使い方
「多忙」という言葉は、どのような場面で使えばいいでしょうか。
「多忙」には、「とても忙しい」という意味がありますので、そのように感じた時に「多忙」という言葉を使ってみましょう。
例えば仕事が立て込んでいて、新しいタスクを引き受けられない事があるでしょう。
このような時に、「多忙」を理由にタスクを引き受ける事を断ります。
また、会社で残業をするために、飲み会の誘いを断る時も、「多忙のため」という理由で断る事ができます。
また忙しそうな誰かに何かをお願いする時に、「ご多忙だと思いますが…」という前置きをしながら頼みごとをする事ができます。
「多忙」を使った言葉と意味を解釈
続いて「多忙」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「多忙」を使った定型句のような言葉ですので、知っておくと使い勝手が良く便利でしょう。
- 「多忙な毎日」
- 「多忙を気遣うメール」
「多忙な毎日」
毎日、仕事ばかりして余暇を楽しめないような時、「多忙な毎日」という表現を使います。
「仕事ばかりの『多忙な毎日』を送っています」という文章にする事ができます。
「多忙を気遣うメール」
「多忙を気遣うメール」という言い回しは、ビジネス上使われる言葉です。
仕事相手が忙しそうな時は、「多忙を気遣うメール」を送るのが、社会マナーとされています。
「ご多忙だと思いますが」などと前置きをしながら、取引先の様子を知る事で、次の仕事につながるかもしれません。
「多忙」を使った例文や短文・意味を解釈
続いて「多忙」という言葉を使った例文を紹介していきます。
様々な場面における「多忙」を使った例文や短文を紹介し、意味を解釈します。
- 例文1
- 例文2
例文1
「ここ数か月『多忙』で、遊ぶ暇がない」
この例文のように、忙しすぎて遊ぶ時間がない人は少なくないでしょう。
例えばお菓子会社がクリスマスを迎える直前などは、仕事が多くなります。
このような時「多忙」という言葉を使います。
例文2
「彼は『多忙』な身のため、連絡がつかない」
この例文に登場する人のように、いつも忙しく動き回る人がいます。
このような人は「多忙な身」という言い回しをされます。
小さな会社の社長や、売れっ子のアイドルなどは「多忙な身」かもしれません。
「多忙」と「繁忙」の違い
「多忙」と「繁忙」という似た意味の言葉があります。
この二つの言葉にはどのような違いがあるでしょうか。
「繁忙」には、「用事が多くて忙しい事」という意味があります。
ビジネスシーンで使う事が多く、仕事が原因で忙しい時に使います。
「多忙」の場合は、忙しさの原因が特定されていないため、使える範囲が広くなります。
このように仕事の場面に限定される「繁忙」とそれ以外にも使える「多忙」という違いがあります。
「多忙」の類語や類義の表現
「多忙」の類語や類義表現を紹介します。
「多忙」とよく似た意味の言葉を知る事で、この言葉の意味をより深く理解できるようになるかもしれません。
- 「立て込む」【たてこむ】
- 「多事」【たじ】
「立て込む」【たてこむ】
「立て込む」には「仕事などが次々とあって忙しい様子」という意味があります。
「仕事が立て込む」「予定が立て込む」などという言い回しで使います。
「多忙」や「繁忙」とよく似ている言葉です。
「多事」【たじ】
「多事」は、「仕事が多くて忙しい様子」という意味があります。
毎日が忙しいという文章を作りたい時は、「多事の毎日を過ごす」などという言い回しをします。
「多忙」という言葉の意味や使い方を見てきました。
仕事が忙しすぎて、友達の遊びを断らなければならない時などに「多忙」という言葉を使ってみましょう。