「覚醒」の意味とは?「覚醒」と「悟り」の違い・読み方・対義語・類語・英語
「覚醒」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「覚醒」の英語や、類語や対義語、「覚醒」を使った例文を紹介していきます。
目次
- 「覚醒」の意味とは?
- 「覚醒」の読み方
- 「覚醒」の英語
- 「覚醒」の対義語
- 「覚醒」の言葉の使い方
- 「覚醒」を使った言葉と意味を解釈
- 「覚醒」を使った例文や短文・意味を解釈
- 「覚醒」と「悟り」の違い
- 「覚醒」の類語や類義の表現
「覚醒」の意味とは?
みなさんは「覚醒」という言葉を知っているでしょうか。
漫画などを読む習慣がある人は、主人公がある段階で「覚醒」する姿を目にした事があるかもしれません。
一方で「覚醒」という言葉をまるで知らない人もいるでしょう。
「覚醒」には、「目覚める事」という意味があります。
例えば眠っている人が、物音などがきっかけで目が覚める時に「覚醒する」と言います。
また最近問題になっている「覚醒剤」の「覚醒」も、この言葉が使われています。
「覚醒」の読み方
「覚醒」は「かくせい」と読みます。
「覚醒」の「醒」は、ほとんど見かけない感じですので、これを機会に読み方を覚えておきましょう。
「覚醒」には「眠りから目覚める事」という意味がありますが、同時に、「迷いや過ちに気付く事」という意味もあります。
悪い事ばかりしていた若者が、先生の指導などの結果、過ちに気付いた時、「若者が覚醒した」と表現されます。
このように「覚醒」には、「眠りから目覚める事」「迷いや過ちに気付く事」という意味があります。
「覚醒」の英語
「覚醒」という言葉を英語にするとどのような表現になるでしょうか。
「覚醒」は英語で、“awakening”(アウェークニング)になります。
“awakening”には「目覚め」「覚醒」という意味があります。
また迷いなどから目覚める事を“lose one's illusions”(ルーズワンズイリュージョン)という英語にする事ができます。
“illusions”には「幻想」という意味があるため、「幻想がなくなる」が転じて「覚醒」になります。
このように「覚醒」という言葉は、“awakening”に、迷いなどから目覚める事を“lose one's illusions”という英語にする事ができますので、覚えておきましょう。
「覚醒」の対義語
「覚醒」という言葉の対義語には、どのような言葉があるでしょうか。
「覚醒」と反対の意味を持つ言葉を知る事で、この言葉を立体的に理解できるようになるでしょう。
- 「寝付く」【ねつく】
- 「睡眠」【すいみん】
「寝付く」【ねつく】
「寝付く」には、「眠りに入る」という意味があります。
布団に入りウトウトした状態から、本格的な眠りに入る様子を「寝付く」と言います。
「赤ちゃんが寝付く」などという使い方をします。
すぐに眠りに入れる人を「寝つきが良い人」、そうでない人を「寝つきが悪い人」と言う事もあります。
「睡眠」【すいみん】
「睡眠」には、「心身の活動が止んで、無意識の状態になる事」という意味があります。
一般的に眠っている時間や眠っている行為そのものを「睡眠」と言います。
「睡眠時間は8時間が理想」、「睡眠を大切にしよう」などという使い方がされます。
「覚醒」の言葉の使い方
「覚醒」という言葉をどのように使えばいいでしょうか。
「覚醒」には、「眠りから目覚める事」という意味があり、「迷いや過ちに気付く事」という意味もあります。
そこで目が覚めた時、あるいは迷いや過ちに気付き更生した時などに「覚醒」という言葉を使いましょう。
また漫画やアニメの表現で「覚醒」という時は、「眠っていた才能が目覚める」という意味になります。
100の才能を持つ主人公が10の力しか発揮していない時、何かがきっかけで眠っていた能力が目覚めることがあります。
このような時、「○○が覚醒し、本来の実力を発揮するようになった」などと表現します。
「覚醒」を使った言葉と意味を解釈
「覚醒」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「覚醒」を使ったよく登場する言い回しを知ると、使い勝手が良く便利でしょう。
- 「覚醒状態」
- 「覚醒する」
「覚醒状態」
「覚醒状態」には、「目が覚めている様子」という意味があります。
眠っておらず、起きている時、「覚醒状態」と言います。
また迷いや過ちに気付き、しっかりと自覚を持った人として暮らしている様子を「覚醒状態」と言う事もあります。
「覚醒する」
「覚醒する」には、「目が覚める」「目覚める」、または「眠っていた才能を揺り起こす」などの意味があります。
「覚醒」を使った例文や短文・意味を解釈
「覚醒」という言葉を使った例文を紹介します。
様々な場面における「覚醒」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
「短い眠りから『覚醒』し、仕事の続きを始める」
この例文のように、仕事の合間に短い睡眠を取る人がいます。
短時間の睡眠でも頭をスッキリさせる効果があり、効果的とされています。
仕事ができる状態まで目が覚めた時、「覚醒」という言葉を使ってみましょう。
例文2
「コーヒーには、『覚醒』作用がある」
この例文のように、コーヒーにはカフェインが含まれているため「覚醒作用」があります。
「覚醒作用」には、「目覚める方向に力が働く事や物」という意味があります。
コーヒーの他にも、緑茶や紅茶にカフェインが含まれていて「覚醒作用」が期待できます。
「覚醒」と「悟り」の違い
「覚醒」と「悟り」にはどのような違いがあるでしょうか。
「悟り」には、「物事の本当の意味を知る事」という意味があります。
この場合は「覚醒」の「迷いや過ちに気付く」という意味に似ています。
また「悟り」には、仏教用語としての側面もあります。
その場合の「悟り」には、「迷妄を拭い去り、生死を超えた心理を会得する事」という意味があります。
瞑想などを通じて「悟りの境地」を目指す人もいます。
このように「悟り」は「覚醒」と似た意味を含む言葉ですが、仏教用語として使う事もありますので、正しい意味を覚え、使い分けるようにしましょう。
「覚醒」の類語や類義の表現
最後に「覚醒」の類語や類義の表現を紹介します。
「覚醒」と似た意味を持つ言葉が登場します。
- 「目覚める」【めざめる】
- 「揺り起こす」【ゆりおこす】
「目覚める」【めざめる】
「目覚める」には、「眠りから目覚める」という意味があり、「覚醒」とほとんど同じ意味があります。
また「目覚める」には「過ちに気付く」という意味もありますので、二つの言葉は言い換えに使う事ができるでしょう。
「揺り起こす」【ゆりおこす】
「揺り起こす」には、「揺さぶって無理に起こす」「目覚めさせる」という意味があります。
「覚醒」を促す行為などを「揺り起こす」と言い、漫画やアニメなどでも使われる機会が多いでしょう。
「覚醒」という言葉の意味や使い方を見てきました。
次に「覚醒」という言葉と出会った時に、戸惑わなくて済むよう、しっかりと言葉の意味を知り、使い方を覚えておきましょう。