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「言うに事欠いて」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】

人対して失言をした時に「言うに事欠いて」と言うことがあります。

一体どの様な意味なのでしょうか、使い方についても知っておきましょう。

言うに事欠いて

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「言うに事欠いて」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「言うに事欠いて」の意味とは?
  • 「言うに事欠いて」の読み方
  • 「言うに事欠いて」の英語(解釈)
  • 「言うに事欠いて」の語源や由来
  • 「言うに事欠いて」の言葉の使い方
  • 「言うに事欠いて」を使った例文や短文(解釈)
  • 「言うに事欠いて」の類語や類義表現


「言うに事欠いて」の意味とは?

「言うに事欠いて」の意味には以下の2つがあります。

  • 「ほかに言い方があるだろうに」の意味
  • 「他にも話題があるだろう」の意味

「ほかに言い方があるだろうに」の意味

ものごとについて話す時に、上手な言い回しが思いつかずに誰が聞いても「それはないだろう」と思う時に、聞き手が言う言葉です。

あまりにも直接的な表現だったり、まるで誰かを一方的に悪者にする様な説明をしてしまうことがあります。

一生懸命相手に伝えようと思うあまりに具体的過ぎてしまい、話題にのぼった相手を傷つけてしまうこともあるのです。

他人が聞いて「何もそんな風に言わなくても、他にもっといい言い方があるだろうに」という気持ちを表しています。

「他にも話題があるだろう」の意味

何か話さなくてはと思ったけれども適当な話題が思いつかず、言わなくてもいい様なことや、皆が不快になる様なこと、更には特定の誰かを傷つけてしまう様な話題を言い出した時に、聞き手が言う言葉です。

例えば家族が亡くなってまだ間もない人の前で家族の自慢話をしたり、その場にいる人の恋人と親しいからと言って悪口や失敗談などをペラペラと喋ることです。

軽い気持ちで人に隠しておきたいことや放っておいてもらいたいことなどを話題にして盛り上げようとしている人のことを言います。

他人が聞いて「何も今その話をしなくても、他にもっと話題があるだろうに」という気持ちを表しています。



「言うに事欠いて」の読み方

「言うに事欠いて」「いうにことかいて」と読みます。

書き間違い出多いのが「言うに事書いて」で、後に紹介する言葉の意味を知っておけば間違わずに済むでしょう。

「言うに事欠いて」の英語(解釈)

言うに事欠いて meaning in english

「言うに事欠いて」はその時のシーンにより様々な英訳がありますが、下記のフレーズがよく使われます。

  • “That's not a nice thing to say”
  • “No need to say that. ”

“That's not a nice thing to say”

直訳をすると「それは言うのに良いことではない」になります。

日本では「言うに事欠いて〜した」等と後に言葉が続きますが、英語の場合1つのフレーズとして上記の様にズバリと言います。

“No need to say that. ”

直訳は「それは言う必要がない」です。

こちらの場合も相手に対してピシャリとひとこと放つ様に使います。



「言うに事欠いて」の語源や由来

「言うに事欠いて」には特に語源はなく、言葉の意味そのものが語源になります。

言葉の成り立ちは「言う+に事・欠いて」です。

「言う」「言葉を話す・喋る」という意味で、「に事欠いて」「〜するのに必要なものがなく不自由する」という意味です。

これらの言葉が組み合わさり「話すのに言葉が足りずに困る」という意味から「言わなくてもいいことや言い方がふさわしくないことをわざわざ言ってしまう」という意味で使われる様になりました。

短いながらその時の状況を的確に表現している言葉です。

「言うに事欠いて」の言葉の使い方

「言うに事欠いて」の使い方には以下のポイントがあります。

  • 副詞として使う
  • 相手をたしなめる時に使う
  • 相手が気付いていないこともある

副詞として使う

「言うに事欠いて」は変化をせずにそのまま副詞として使い、後に説明文が続きます。

「事欠かない」という言葉はありますが、こちらは「不自由しない」という意味で、前には名詞がきます。

「言うに事欠かない」という使い方はしません。

相手をたしなめる時に使う

「言うに事欠いて」は、その場にふさわしくないことを言った人をたしなめる時に使う言葉です。

目上の人や親しくない人に使うと失礼になってしまいます。

自分と同等か目下の人に使う様にしましょう。

相手が気付いていないこともある

もしも相手が気配りのできる人ならば、「言うに事欠いて」言ってしまうことはありません。

無神経なことを言うのは本人が気づいていないことが殆どです。

「言うに事欠いて」と言って本人が自覚して反省したら、それ以上相手を追いつめない様にしましょう。

「言うに事欠いて」を使った例文や短文(解釈)

「言うに事欠いて」を使った例文と解釈を紹介します。

  • 「言うに事欠いて」の例文1
  • 「言うに事欠いて」の例文2
  • 「言うに事欠いて」の例文3

「言うに事欠いて」の例文1

「彼女は言うに事欠いて友達に私の失敗談を話したらしい」

飲み会でその場を盛り上げようとして、ついその場にいない誰かを話題にしてしまうことがあります。

ちょっと面白おかしく話して皆で笑えればいいかなと思ってしまっているのです。

後から本人がその話を聞いて不快に感じている様子を表しています。

「言うに事欠いて」の例文2

「彼はお葬式の場で言うに事欠いて遺族に対して『順番ですから』等と言ったらしい」

お葬式の場では遺族に対して何かしら声をかけてあげたいと思うものです。

しかし余程親しい関係でなければ「この度はご愁傷様でした」だけで十分です。

何か気の利いたことを言おうとして大失敗したケースです。

「言うに事欠いて」の例文3

「彼はカツラをしている部長の前で言うに事欠いてAGAの話をしてしまった」

AGAの知識があるからと得意げに話をしていたのですが、実は目の前にいる部長はカツラでした。

本人の表情を見ながら周囲の人達が冷や汗をかいていた様子が伝わります。

「言うに事欠いて」の類語や類義表現

「言うに事欠いて」の類語は以下の通りです。

  • 「言わずもがな」
  • 言わでもの事

「言わずもがな」

意味は2つあり「言うまでもなくもちろん」「言う必要がなくむしろ言わない方がい良いこと」です。

「言わずもがな誰もが知っている」と使うこともあれば、「言わずもがなのことを言った」と使うこともあります。

「言うに事欠いて」に近いのは後者の意味になります。

「もがな」は打消しの助動詞「ず」の後に付き、その後に続く動詞について「〜するべきではない」「〜するまでもない」という意味を作る言葉です。

「聞かずもがな」「やらずもがな」などに使われます。

言わでもの事

意味は「言わなくてもいいこと、むしろ言わない方がいいこと」です。

こちらの場合は「わざわざ言わなくても」の意味が強い言葉です。

icon まとめ

「言うに事欠いて」は、言った人に対して他の人が言う時に使います。

気兼ねなく言いたいことが言える友達同士ならば気軽に使えるでしょう。

誰かがその場空気を読まずに無神経な発言をしている時に「言うに事欠いて」と使ってみると良いでしょう。