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「鵜の目鷹の目」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】

「鵜の目鷹の目」はいかめしい響きの慣用句ですが、使いこなせれば知性をアピールできそうな言葉です。

正しい意味と使い方、類語などについて知っておきましょう。

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「鵜の目鷹の目」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「鵜の目鷹の目」の意味とは?
  • 「鵜の目鷹の目」の読み方
  • 「鵜の目鷹の目」の英語(解釈)
  • 「鵜の目鷹の目」の語源や由来
  • 「鵜の目鷹の目」の言葉の使い方
  • 「鵜の目鷹の目」を使った例文や短文(解釈)
  • 「鵜の目鷹の目」の類語や類義表現


「鵜の目鷹の目」の意味とは?

「鵜の目鷹の目」の意味は、「自分の利益になるものや人の欠点などを熱心に探そうとする様子、またはその時の鋭い目つきのこと」です。

人は「これがあれば自分が得をする」と思うものがあれば必死で探します。

また、普段から好ましくないと思っている相手に関してはミスや欠点をあら探しするものです。

この様な時には集中してそのものや人を見ますので、目の瞳孔が収縮して一点を捉えた目つきになります。

人によってはまばたきをしなかったり、周囲のものごとが全く目に入らない状態になるでしょう。

この目つきが鋭くて「鵜」「鷹」に似ていることから使われる様になりました。



「鵜の目鷹の目」の読み方

「鵜の目鷹の目」「うのめたかのめ」と読みます。

「鵜」「鷹」も難しい漢字なので「うの目たかの目」と平仮名表記にすることもあります。

「鵜」「卯(うさぎ)」と間違わない様にしましょう。

「鵜の目鷹の目」の英語(解釈)

「鵜の目鷹の目」は日本の諺ですが、英語にも同じような表現があります。

  • “to seek(for anything)with eager eyes”
  • “watch (for anuthing) with eagle eye”

“to seek(for anything)with eager eyes”

“eager eyes”「鋭い目」という意味です。

受験にでる英熟語として“be egaer to”(しきりに〜したがっている)が知られていますが、その気持ちが目に表れている状態です。

“He was seeking for a bugs of the programs with eager eyes”(彼はプログラムの欠陥を鵜の目鷹の目で探していた). ”となります。

“watch (for anuthing) with eagle eye”

“eagle eye”は文字通り「鷹の目」の名詞形で、形容詞は“eagle-eyed”になります。

直訳なので日本人にも使い易い英語です。

“She was watching the juwels with eagle eye”(彼女は鵜の目鷹の目で宝石に見入っていた). ”となります。



「鵜の目鷹の目」の語源や由来

「鵜の目鷹の目」の語源は、「鵜」「鷹」の性質からきています。

「鵜」は海や川に生息する水取りで、水中の魚を取る時に非常に素早い行動を取ります。

日本では昔から「鵜」を使って川でアユを捕る「鵜飼い」が行われています。

「鷹」は鋭いくちばしと爪を持ち、高い空から小動物を狙って急降下してきます。

非常に視力が良く、目つきも鋭い鳥です。

どちらの鳥も人間には出来ない様なはやわざで獲物を捕らえることから、特別な目をしている鳥の例えになっています。

この2つの鳥の性質を「鵜の目鷹の目」と表した書物があります。

出典には3つの説があり、室町時代の「日葡辞書(にっぽじしょ)」、江戸時代の松江重頼著「毛吹草(けふきぐさ)」、平賀源内著「根無草(ねなしぐさ)」です。

これらの書物に由来して、「鋭い目つき」から現在の「あら探しをする様子」という意味にも使われる様になりました。

「鵜の目鷹の目」の言葉の使い方

「鵜の目鷹の目」の使い方には以下のポイントがあります。

  • 副詞として使う
  • 若い人には伝わりにくい
  • 良い意味にならないこともある

副詞として使う

「鵜の目鷹の目」を使う時には「で」を付けて副詞として使うのが一般的です。

「鵜の目鷹の目で〇〇する」と動詞につなげれば、その時の状態がより伝わり易くなります。

若い人には伝わりにくい

「鵜の目鷹の目」は日常生活ではあまり使う機会がないことわざですので、読書に慣れ親しんでいない若い人が聞いても伝わらないことがあります。

シニア世代の人達との会話の中で使えば「中々物知りだな」と思われますが、若い人ばかりだと「やたらと難しいことを言う人」と思われてしまいます。

若い人が大勢いる場面で使う時には「必死に探す」と言った方が良いでしょう。

良い意味にならないこともある

「鵜の目鷹の目」は、「自分の欲の為に」「他人のあら探しの為に」必死でものを見る様子を表します。

良い意味ではないので、人に対して使う時には相手の性格に注意をしましょう。

「鵜の目鷹の目」を使った例文や短文(解釈)

「鵜の目鷹の目」を使った例文と解釈を紹介します。

  • 「鵜の目鷹の目」の例文1
  • 「鵜の目鷹の目」の例文2
  • 「鵜の目鷹の目」の例文3

「鵜の目鷹の目」の例文1

「友達が彼氏を連れて来たらみんな鵜の目鷹の目であら探ししているのが分った」

誰かが彼氏を連れてくると、女友達は嫉妬して何とかしてその彼氏のあら探しをします。

色々欠点を見つけて自分の彼氏の方が良いと思い満足する為ですが、その様子があからさまなことが伝わります。

「鵜の目鷹の目」の例文2

「フリマアプリでは安くて良い品物は誰もが鵜の目鷹の目で探しているのですぐに売り切れてしまう」

自分が欲しいものをフリマアプリで購入したいと思っているのですが、安くて良いモノは人気があり、出品すると同時に売り切れてしまい、中々自分が欲しいものが手に入らない様子を表しています。

「鵜の目鷹の目」の例文3

「お局様が鵜の目鷹の目で若い子を監視していてかわいそうだ」

若い女性が入社してきたのですが、お局様と呼ばれる女性が1日中監視して、色々と細かいことで文句を言っている様子が伝わります。

「鵜の目鷹の目」の類語や類義表現

「鵜の目鷹の目」の類語は以下の通りです。

  • 「血眼になる」
  • 「目の色を変える」

「血眼になる」

「ちまなこになる」と読みます。

意味は「何かに熱中するあまりに他のことを全て忘れてしまうこと」です。

人は集中するとまばたきの回数が減り、目が充血して真っ赤になることがあります。

正にその様子でものごとに集中していたり、見つめている状態を表しているのです。

「目の色を変える」

「めのいろをかえる」と読みます。

意味は「ものごとに夢中になり、目つきや表情が変わること」です。

人は何かに集中すると、目の瞳孔が閉まってその分瞳の色が際立ち、目の色が薄い人程目立つ傾向にあります。

夢中になっている時に目の色が変わった様に見えるので、この様に言われています。

目の色だけではなく、顔の表情も真剣になる様子も含まれています。

icon まとめ

「鵜の目鷹の目」は、誰かが何かを必死で探している時に使える言葉です。

直接言うと失礼に当たることでも、諺を使うことで遠まわしで柔らかい表現にできます。

ネガティブな意味の時程使える様にしておけば、人間関係がスムーズになるでしょう。