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「稚拙」とは?意味・読み方・対義語・類語・英語【使い方や例文】

「稚拙」とはあまり良いイメージのない言葉です。

うっかり使い間違いをしない様に、正しい意味や使い方を覚えておきましょう。

稚拙

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「稚拙」とは?意味・読み方・対義語・類語・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「稚拙」の意味とは?
  • 「稚拙」の読み方
  • 「稚拙」の英語(解釈)
  • 「稚拙」の対義語
  • 「稚拙」の言葉の使い方
  • 「稚拙」を使った言葉と意味を解釈
  • 「稚拙」を使った例文や短文・意味を解釈
  • 「稚拙」と「拙劣」の違い
  • 「稚拙」の類語や類義表現


「稚拙」の意味とは?

「稚拙」の意味と言葉の成り立ちについて紹介します。

  • 「レベルが低いこと」の意味
  • 「下手なこと」
  • 「稚拙」の言葉の成り立ちについて

「レベルが低いこと」の意味

「稚拙」のひとつめの意味は、「レベルが低くく幼稚なこと」です。

「幼稚」というのは「年齢が幼い」という意味ではなく、「子供の様に未発達で質が低いこと」という意味です。

こちらは主に考え方や行動について使われ、大人がするとは思えない様な安易で低レベルを表しています。

誰が見ても「もう少しマシな方法があるのではないか」と思われるよな場面で使われます。

「下手なこと」

「稚拙」のふたつめの意味は「下手なこと」です。

こちらは何かをした時の結果が「普通よりも甚だしく下手である」時に使われます。

例えば絵画や音楽、文章などで、人に見せたり聴かせたりするのには程多い状態や完成度の低さを表しています。

但し、素人がそれらの作品を見ても「上手い・下手」しか分かりません。

この意味で「稚拙」を使うのはそのジャンルに歩い程度詳しい人に限られます。

「稚拙」の言葉の成り立ちについて

「稚拙」は短い言葉ですが漢字に十分な意味が含まれています。

「稚」「年齢が若い」「成熟していない」という意味で、「幼稚」「稚魚」などに使われています。

「拙」「つたない」「上手でない」という意味で、下手な文章のことを「拙文」下手な作品は「拙作」等といます。

この意味から自分を謙遜する時にも使われ「拙宅」「拙者」などにも使われます。

この2つの漢字が組み合わさり「未熟で上手でない=レベルが低い・下手」という意味になりました。



「稚拙」の読み方

「稚拙」「ちせつ」と読みます。

普段あまり目にしない漢字なので、スムーズに読める様にしておきましょう。

「稚拙」の英語(解釈)

稚拙 meaning in english

「稚拙」の英語訳はその時のシーンにより色々ありますが、最もシンプルで日本人にとって使い易いのが“poor”です。

日本では“poor”というと「貧乏な」という訳で知られていますが、実はその他に「足りない」「乏しい」「哀れな」「稚拙な」「下手な」「苦手な」など、実に様々な意味があります。

元々それに必要なものが「欠落している」という意味で、そこから上記の様な使い方になりました。

“poor knowledge”(認識不足)、“poor English”(下手な英語)、“poor judgment”(稚拙な判断)、“poor idea”(貧しいアイデア)など様々な表現ができます。

“I was shocked by his poor speech.”(彼の稚拙なスピーチに呆れた) となります。



「稚拙」の対義語

「稚拙」の対義語には以下のものがあります。

  • 「熟練」
  • 「巧み」

「熟練」

「じゅくれん」と読みます。

意味は「経験を積んだ質の高さや上手さ、完成度の高さ」ということです。

「熟練の〇〇」と前置きされる時には、その人や技術が経験により高いレベルであることを表しています。

「巧み」

「たくみ」と読みます。

意味は「精巧で上手なこと」で、技術が高く優れている人や物に対して使われます。

最近では「巧みの技」という言葉もあり、人が簡単に真似できない様な高い技術を表す言葉に使われます。

「稚拙」の言葉の使い方

「稚拙」という言葉は、人に対して使う時には相手の気分を害してしまう可能性があるので注意しましょう。

自分がそのジャンルで自信がある場合以外には使わない方が良いでしょう。

「稚拙」が使えるのは「自分を謙遜する時」です。

人前で何かをする時に「稚拙なアイデアですが」等と言ってから使うと好感を持たれます。

「稚拙」を使った言葉と意味を解釈

「稚拙」を使った言葉と意味を紹介します。

  • 「稚拙な行動」
  • 「稚拙な文章」
  • 「稚拙美」
  • 「稚拙な発言」

「稚拙な行動」

「稚拙な行動」は、小さな子供の様に考えずに行動する様子を表しています。

人と話している時に、自分が気に入らないと機嫌が悪くなり黙り込んでしまったり、反対に周囲の気を引く為に大袈裟に騒いだりします。

人目を気にせず自分のその時の感情のおもむくままに行動することをこの様に言います。

「稚拙な文章」

「稚拙な文章」は、1つの文が短過ぎたり、逆にやたらと長く数行に渡ってだらだらと続いたりする文章のことです。

その他にも小中学校で習った漢字を使わずに平仮名ばかりで返って読みにくかったり、誤字脱字が激しい文章のことも言います。

また、同じ言葉ばかりを使っていたり、語尾がいつも「〇〇です」ばかりであるなど、読み手が「読みたい」と思わなくなる様な手抜の文章のことです。

「稚拙美」

「稚拙美」は良い意味として使われる言葉です。

あらゆるものごとを全て装飾してしまうと、わざとらしくなったり本質的な良さが伝わらなくなってしまいます。

多少未熟であっても素朴な方がそのものの本質が伝わり美しいという意味です。

子供が書いた文章や描いた絵が素晴らしいと感じるのはこの「稚拙美」が伝わるからです。

「稚拙な発言」

「稚拙な発言」は、会議や話し合いの場において生産性を害するものをいいます。

例えば「業務改善」について話し合っているにもかかわらず「いっそなくせばいいんじゃない」と無責任なことを言ったり、自分が有利になることばかり考えて他の人や顧客のことを全く考えないアイデアを主張している時に使われます。

「稚拙」を使った例文や短文・意味を解釈

「稚拙」を使った例文と解釈を紹介します。

  • 「稚拙」の例文1
  • 「稚拙」の例文2

「稚拙」の例文1

「稚拙な文章だがストーリー性があるので面白い作品だ」

文章の表現がまだまだ不十分なのですが、ストーリーが面白くて読者を惹き付ける魅力がある作品だと評されています。

「稚拙」の例文2

「そんな稚拙な考えでは人を納得させられないよ」

自己中心的で相手の気持ちを考えない発言を繰り返している人に対しての言葉です。

会議で意見を取り上げて貰えなかったことに不満を持っているのですが、上司からこの様に言われました。

「稚拙」と「拙劣」の違い

「稚拙」「拙劣」はどちらも「下手」という意味があります。

但し「稚拙」「未熟で下手」なのに対して「拙劣」「単なる下手」です。

つまり、「稚拙」は技巧が足りずその後一生懸命頑張れば上手くなる可能性がある下手なのに対して「拙劣」は背景がどうであれ下手なことを意味します。

「稚拙」の類語や類義表現

「稚拙」の類語には以下のものがあります。

  • 「拙い」
  • 「未熟」

「拙い」

「つたない」と読みます。

意味は「技術が未熟である」「下手である」ということです。

「稚拙」「拙」の元であり、「稚拙」の言い換えとして使えます。

「未熟」

「みじゅく」と読みます。

意味は「技術や考え方が不十分なこと」です。

学ぶ時間が足りなくて考え方が浅はかだったり、技術が身に付いておらず一人前でない時に使われます。

icon まとめ

「稚拙」はそのものに対しては良い言葉ではありません。

しかし自分を謙遜する時の言葉として使えます。

自分の考え方や作品に自信が無い場合には「稚拙ですが」と前置きすると周囲の人の理解を得易くなります。


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