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「渦中」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】

「渦中」という言葉の意味や使い方を紹介します。

さらに「渦中」の英語や、「渦中」を使った例文を紹介して行きます。

渦中

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「渦中」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「渦中」の意味とは?
  • 「渦中」の意味
  • 「渦中」の英語
  • 「渦中」の言葉の使い方
  • 「渦中」を使った言葉と意味を解釈
  • 「渦中」を使った例文
  • 「渦中」の類語や類義表現


「渦中」の意味とは?

「渦中」の意味とは?

みなさんは「渦中」という言葉を知っているでしょうか。

「渦中」「かちゅう」と読む言葉です。

テレビやネットのニュースで、「渦中の人」などのフレーズで登場する言葉ですので、知っている人も多いかもしれません。

誰かに対して、「渦中の人」について噂話をした人もいるかもしれません。

一方で、「渦中」という言葉をまるで聞いた事が無い人もいるでしょう。

そこで「渦中」という言葉の意味や使い方を紹介します。

この言葉を知る事で、自分が「渦中」にいる事に気付く人もいるかもしれません。

また「渦中」にいる誰かの顔が頭に浮かぶ人もいるでしょう。



「渦中」の意味

「渦中」の意味

「渦中」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「渦中」には、「渦巻きの中」という意味があります。

さらに「混乱した騒ぎの中」という意味もあります。

そのため渦巻きのような騒ぎの中でも、中心部にいる人を「渦中の人」と言います。

例えば殺人事件などが起こると、ワイドショーで大きく報道される事になります。

事件に関係する様々な人が注目され、外に出られないほどになります。

特に注目を集めているような、事件の中心に近い登場人物を「渦中の人」と言います。

このように、「渦中」という言葉には、「混乱した騒ぎの中」という意味があります。

「渦中」の英語

「渦中」の英語

「渦中」という言葉を英語にしたら、どのような表現になるでしょうか。

「渦中」は英語で、“a vortex”(アボートレックス)になります。

“a vortex”には、「渦」という意味があるため、「渦中」という意味があります。

また“person in the turmoil of”には「渦中の人」という意味があります。

“person”には「人」という意味があり、“in the turmoil of”には「混乱の」という意味があります。

そのため、“person in the turmoil of”には「混乱の中の人」という意味があり、「渦中の人」になります。



「渦中」の言葉の使い方

「渦中」の言葉の使い方

「渦中」という言葉の意味を知ったものの、使い方に迷いがある人もいるでしょう。

「渦中」には、「渦巻きの中」さらに「混乱した騒ぎの中」という意味がありますので、まるで渦巻きに巻き込まれた人のように、大騒ぎの中心にいる人に対して使います。

例えば、テレビのワイドショーで、不倫疑惑が大きく取り上げられる事があります。

お茶の間やSNS上でも、みなが噂話をして大騒ぎになっています。

このような混乱した騒ぎの中心にいるのが、不倫をしているふたり、さらにその家族になります。

このような人たちを「渦中の人」と言います。

また、自分が大騒ぎの中にいると感じている時、「今私は渦中にいる」と表現する事ができます。

「渦中にいるが、平常心で頑張ろう」などと自分を元気づけたい時にも、「渦中」という言葉を使う事ができます。

「渦中」を使った言葉と意味を解釈

「渦中」を使った言葉と意味を解釈

「渦中」を使った言葉を紹介し、その言葉の意味を解釈して行きます。

「渦中」が含まれた使う機会が多い言葉ですので、覚えておくと使い勝手がよく便利でしょう。

  • 「渦中に飛び込む」
  • 「渦中の人」

「渦中に飛び込む」

「渦中に飛び込む」という言葉には、「大騒ぎの中に自分から入って行く」という意味があります。

例えばタレントの不倫疑惑が起こっている時に、SNSなどで不倫をしているタレントを擁護するような行為を言います。

人から叩かれている人を擁護すると、仲間だと見られて人々から敵視されてしまうからです。

「渦中の人」

「渦中の人」というフレーズは、「渦中」を使った言葉の中でも、もっとも一般的でよく使われる言い回しです。

大騒ぎになっている事件や話題の中心人物の事を「渦中の人」と言います。

「渦中」を使った例文

「渦中」を使った例文

「渦中」という言葉を使った例文を紹介して行きます。

様々な場面における「渦中」という言葉を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。

  • 例文1
  • 例文2

例文1

「タレントのAさんは不倫疑惑を起こした『渦中』の人だ」

この例文に登場しているAさんは、不倫疑惑を起こして、世間の注目の的になっています。

まさに渦巻きの中心にいるような大変な騒ぎの中で生活をしている事でしょう。

このような話題の中心人物の事を「渦中の人」と言います。

例文2

「B選手は、『渦中』にいながら、活躍するハートの強い選手だ」

B選手は何か大きな問題に巻き込まれて、大変な騒ぎの中にいるようです。

それでいて、いつも以上に試合で活躍をしているのですから、ハートの強い優れた選手と言えるでしょう。

このB選手のように、重圧や批判的な目があるほど活躍する人は、スター選手になる素質があります。

「渦中」の類語や類義表現

「渦中」の類語や類義表現

最後に「渦中」の類語や類義表現を紹介します。

「渦中」に似た意味の言葉を知ると、言い換えができるようになります。

ボキャブラリーが増えるため、文章作りが楽しくなるでしょう。

  • 「火中」【かちゅう】
  • 「混乱の中」【こんらんのなか】
  • 「カオス」【かおす】

「火中」【かちゅう】

「火中」には「火の中」という意味があります。

「火中の栗」という定型句は、一般的に知られている言葉です。

「火中の栗を拾う」は、火の中の栗を拾うという意味のため、「他人のためにわざわざ危険を冒す」という意味があります。

「渦中」とよく似た使い方をする言葉で、言い換えにも使えますので、「渦中」「火中」をセットで覚えておきましょう。

「混乱の中」【こんらんのなか】

「混乱の中」「渦中」とよく似た意味を持つ言葉です。

「混乱」には「いろいろなものが入り混じって整理がつかない様子」という意味があります。

「混乱の中」にいる人は、周囲の状況がひどく、整理がついていないため、いろいろな苦労をするでしょう。

「カオス」【かおす】

「カオス」という言葉も、良く使われる言葉です。

「カオス」には、「混沌」「無秩序」という意味があります。

ルールがない整理がつかない世界を意味するため、「カオス」にいる人は戸惑う事が多いでしょう。

また部屋が荒れ放題で片付けができていない部屋などを「カオス」と表現する事があります。

icon まとめ

「渦中」という言葉の意味や使い方を見てきました。

テレビやネットで連日報じられるような大きな話題が起こった時に「渦中」は生まれます。

その中心にいる人は「渦中の人」と呼ばれ、大変な苦労をします。

それでも定期的に渦巻きのような大騒ぎが起こり、「渦中の人」が登場します。