「更なる高み」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】.
「更なる高みへ」と言った言葉は普段はあまり会話では使わないかもしれませんが、文章やナレーション、解説などで耳にする機会は多いのではないでしょうか。
それでは「更なる高みへ」の言葉の意味、使い方などを見ていきましょう。
目次
- 「更なる高みへ」の意味とは?
- 「更なる高みへ」の読み方
- 「更なる高みへ」の英語(解釈)
- 「更なる高みへ」の言葉の使い方
- 「更なる高みへ」を使った例文や短文(解釈)
- 「更なる高みへ」の類語や類義表現
「更なる高みへ」の意味とは?
「更なる高みへ」とは「更なる」と「高み」の二つの単語を合わせた言葉となります。
意味としては「更なる」は一層の、ますますのということになります。
「高み」はその字の通り、高いところとなりますので「更なる高み」とは「今よりももっと高いレベル、上を目指す」といった意味になります。
「更なる高みへ」は今よりももっと高い場所へ、高いレベルを目指してと覚えておくといいでしょう。
「更なる高みへ」の読み方
「更なる高みへ」の読み方は「さらなるたかみへ」となります。
「更なる」を「さらなる」とひらがなで書くこともあります。
「更なる高みへ」の英語(解釈)
「更なる高みへ」と英語で表す時は、“go higher”や“higher”がわかりやすいかと思います。
または「高みを目指す」という意味の“aim high”などもいいでしょう。
“I am going to aim higher.”で「私はもっと高みを目指す」となります。
「更なる高みへ」の言葉の使い方
「更なる高みへ」と言う言葉ですが、自分で自分のことを言い表す時に使いますと、少々ナルシストのような印象を与えてしまう可能性もあります。
どちらかと言えば、ストイックに何かを励んでいる人のことを「彼は更なる高みへ行こうとしている」「彼女は更なる高みへ向かっている」などと表現する時に使う方が自然かもしれません。
アスリートなどによく使われる言葉でもあります。
「更なる高みを目指して頑張っている」などと実況や解説などで一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
自分が何かを目指す時に「高みを目指します」と言うことはあります。
しかし「更なる高みを目指します」と言う言い方は少々注意が必要です。
「更なる」というのは一層、ますますといった意味を持っていますので、一旦何かを極めた、目標を達成した時に使うようにしましょう。
まだ何一つ達成していないのに「更なる高みへ向けて頑張ります」などと言うのはおかしく思われてしまいます。
「まだ何もしていないくせに」と陰で思われるかもしれません。
何かしらの結果、成果を出した人がそこで満足せず、終わらせずに更に上のレベルへ向かっていくといった意味合いで使うようにしましょう。
使い方によっては褒め言葉にもなりますのでこの後で紹介します例文を見て参考にしてみてください。
「更なる高みへ」を使った例文や短文(解釈)
「更なる高みへ」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
どういった使い方をするのかイメージを掴んでください。
- 「更なる高みへ」を使った例文1
- 「更なる高みへ」を使った例文2
- 「更なる高みへ」を使った例文3
「更なる高みへ」を使った例文1
「彼女は現状に満足せず、更なる高みへ向かって努力を始めている」
仕事、スポーツ、趣味など、ある目標を達成したらそれで満足してしまう人は多いでしょう。
また燃え尽きてしばらく何もできなくなるといった状態になる人もいるかもしれません。
しかし、中には満足せず更に自分を高めていこう、上を目指そうとする人もいるのです。
そのような人は燃え尽き症候群になることはあまりないでしょう。
なぜならば、一つの目標を達成したら次の新しい目標ができるからなのです。
そのような人のことを「更なる高みへ向かっている」とか「更なる高みを目指して」などと言い表します。
すごくストイックで頑張っている様子、尊敬を込めた言い方になりますので基本的には褒め言葉です。
しかしわざとに皮肉って言う人もいますのでその場合は嫌味ともなります。
表情や言い方で判断するよりありませんが、このような言葉を使って嫌味を言う人は品性を疑われると言えるでしょう。
「更なる高みへ」を使った例文2
「これで終わりではない、更なる高みへ目を向けていこう」
一つのことが終わって、気が抜けてしまったり、落ち込んだりすることもあります。
また頑張ってきたことが実を結ばずに失敗に終わることもあります。
そのような時に諦めるのではなく、その経験を活かしてやり直そう、更なる高みを目指していこうといった前向きな気持ちを込めて使うこともあります。
一旦失敗した人は、そこで諦めればそれ以上はありません。
しかし失敗を糧としてもう一度頑張ることで簡単に結果を出した人よりも、更に素晴らしい結果を出せたり、大事なことに気がつき成長できたりということが望めるのです。
「更なる高みへ」を使った例文3
「更なる高みへと、彼は一人で頑張っている」
頂点を極めても慢心せず、更なる高みを目指して頑張っている人はストイックでとても魅力的なものです。
またそのような人は実力をどんどんつけていきます。
「更なる高みへ」と一人で黙々と頑張っている人は尊敬の対象ですし、応援したいと思うものです。
「更なる高みへ」の類語や類義表現
「更なる高みへ」の類語、似たような言葉を紹介しましょう。
- 「上を目指す」【うえをめざす】
- 「チャレンジ精神」【ちゃれんじせいしん】
- 「努力家」【どりょくか】
「上を目指す」【うえをめざす】
「更なる高みへ」は今よりももっと上を目指すという意味になりますので、簡単に言えば「上を目指している」ということになります。
現状よりももっと上へ、上へと頑張っている人のことを言います。
「チャレンジ精神」【ちゃれんじせいしん】
「更なる高みへ」は今のレベルよりももっとレベルを上げていくということですから、チャレンジ精神という言葉と似ています。
これぐらいでいいやと妥協することをせず、いつでも何かに向かって頑張っている人は体だけではなく心も強いものを持っているとも言えます。
「努力家」【どりょくか】
「更なる高みへ」はますます、高いところへという意味であり、それを目指しているとか、そういったレベルに到達している人のことを言います。
日々、努力を怠らず真面目に頑張っているのはまず間違いないのではないでしょうか。
どんな天才肌の人であれ、日々の努力はしていることでしょう。
そういった意味においては「更なる高みへ」は「努力家」という意味と似ているとも言えるでしょう。
努力しなければ高みへは行けないからです。
いかがでしたでしょうか。
「更なる高みへ」と言う言葉の意味、使い方、例文などをまとめて紹介しました。
素晴らしいと尊敬している人や、頑張っている人に対して使うことが多いのではないでしょうか。
「更なる高みへ向かって頑張ってください」と応援の気持ちを込めて伝えるのもいいかもしれません。