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「横紙破り」とは?意味【使い方や例文】

横紙破りは、それほど見掛ける言葉ではありませんが、そのような行動や人を表現する際にたまに聞くことがある言葉です。

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「横紙破り」とは?意味【使い方や例文】>


目次

  • 「横紙破り」の意味とは?
  • 「横紙破り」の読み方
  • 「横紙破り」の英語(解釈)
  • 「横紙破り」の語源や由来
  • 「横紙破り」の言葉の使い方
  • 「横紙破り」を使った例文や短文(解釈)
  • 「横紙破り」の類語


「横紙破り」の意味とは?

横紙破りとは、通例や慣例などに関わらず、自分のやりたいように行動することです。

よく捉えれば、周りの意見などに惑わされない信念を持っていると表現できますが、悪く言うとただの「自分勝手」です。

よって、そのような人は基本的にはあまり好かれない傾向にありますが、「悪しき慣例」(多くの人が納得していないが、昔からの伝統などの為、その通りにしなくてはいけない事例)などと言われるものを打ち破ってくれることに期待できる場合がある為、場合によっては頼りにされるかも知れません。



「横紙破り」の読み方

「横紙破り」は、「よこがみやぶり」と読みます。

そのまま読めば問題なく読めるので、読み間違いをすることはないでしょう。

間違えるとすると、「よこかみ〜」としてしまうケースですが、「横紙」「よこがみ」としか読まないので、それはあまり考えられません。

「横紙破り」の英語(解釈)

横紙破りを英語にするなら、“unreasonably obstinate”が近い意味で使えます。

直訳すると、「非常に頑固な」となり、そこから転じて日本の「往生際が悪い」の英語表現としても使われる表現ですが、この2つの意味を合わせて、「頑固で諦めが悪い様子」から「横紙破り」とも使えます。

また、“one's own way”でも似た表現になり、こちらは「我が道を行く」となります。

“one's”には所有格の人称代名詞が入り、“my own way”なら「自分の道を行く」と表現できます。

この“my own way”は、海外で有名アーディストのヒット曲のタイトルにもなっているので、そこでこの言葉を聞いたことがある人も居るでしょう。



「横紙破り」の語源や由来

横紙破りは、「和紙を横に破る」様子から作られた言葉です。

和紙にはきちんと縦と横があり、紙をすいていく(作っていく)方向が縦となっています。

和紙はその縦には簡単に破れますが、横にはめっぽう強く、簡単には破れません。

このことから、普通に考えて縦にしか破れないものを無理矢理横に破ろうとする様子が「横紙破り」と表現され、意味となっている通例や慣例などに関係なく、自分のしたいようにするという意味で使われている言葉です。

和紙が語源という点から、昔からある言葉だと分かりますが、いつ頃に作られた言葉なのかまでは定かではありません。

「横紙破り」の言葉の使い方

横紙破りは、そのような人や行動を見掛けた時、または自分がそのような人間であると使う言葉です。

前述のように、いい面もある言葉ですが、世の中のルール(法律などの必ず守らなくてはいけないものも含みます)にさえも従わないという意味なので、それによって(他の人に対しても)いい結果となったとしても、それはあくまで結果論です。

そのような人は頼りにされることもあると先に書きましたが、「(したくても)自分たちではできない無茶などをしてくれる」という意味からなので、その期待に応えてくれた場合も、やはり結果的によかっただけだと考えてください。

つまりは、そのような人を「うまく利用した」ということになります。

「横紙破り」を使った例文や短文(解釈)

横紙破りを使った例文や短文です。

自分勝手な行動や人を指して使う言葉なので、どれもそれほどいいことは表現していません。

  • 「横紙破り」の例文1
  • 「横紙破り」の例文2
  • 「横紙破り」の例文3

「横紙破り」の例文1

「あいつほど横紙破りな人間も他には居ないだろう」

そのように表現される人は、いつも自分勝手なことばかりしているのと同時に、自分が気に入らない規則などは一切守らない人だという意味も込められています。

世の中には自分勝手な人間はいくらでも居ますが、守らなくてはいけないルールまで破るという人になるとそうは居ません。

しかし、「横紙破り」な人は、それさえも守らないのです。

「横紙破り」の例文2

「横紙破りだと言われようと、納得できないことに従う気はない」

場合によっては、このような信念で行動することも必要でしょう。

しかし、それが「悪しき慣例」などの場合はともかく、法に触れるようなことになると話が別です。

守らなくてはいけないことまで破ってしまうようでは、それは信念ではなく、常軌を逸している(まともな神経ではない)とまで言われてしまいます。

また、それによって罪となってしまっては、何をやっているのかと言うしかありません。

「横紙破り」の例文3

「横紙破りとまでは思っていないが、結構自分勝手なのは分かっている」

自分に対して使っている例になります。

自分勝手なところがあるとは理解しているが、守らなくてはいけないものまで破るほどではないと言って(自分で分かって)います。

このような人は結構多いと思われますが、できればその自分勝手も少しずつ直していくべきでしょう。

「横紙破り」の類語

「横紙破り」と似た意味のある言葉です。

意味に多少の違いはあるものの、どれも「自分勝手」な様子を表現する言葉となっています。

  • 「型破り」(かたやぶり)
  • 「破天荒」(はてんこう)

「型破り」(かたやぶり)

「横紙破り」より多く見聞きする言葉です。

この言葉は、「常識的ではない」「いかにも風変わり」という意味で、「普通に考えておかしい」という場合によく使います。

「型破りな新人」などという使い方をされますが、決して褒めている訳ではありません。

これを解釈すると、「常識がない」「普通の人と比べて(悪い意味で)変わっている」となり、いい意味では使わない言葉です。

「破天荒」(はてんこう)

これも「破」という字が入っている類語の1つで、「誰もしていないようなことをする」という意味で使います。

「豪快な」というイメージで使われていることもありますが、本来の意味は上の通りです。

よって、それがいい結果に繋がることもあれば、悪い結果となってしまう場合もあります。

「自分勝手」にそれを行うという意味も含まれているので、あまりいい言葉でもありません。

icon まとめ

横紙破りな人は、確固たる信念をもっていることも多いと言っていいでしょう。

しかし、それが自分勝手に繋がり、更には守るべきことまで破ってしまうとなると、そんな信念はとても褒められたものではありません。