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「決を採る」の意味・類語【使い方や例文】

私達は仕事をする上で、1人ではどうしても判断がつかない難しい内容のものに出くわすことがあります。

その内容があまりにも難しく、自分の理解を超えることだったり、自分の能力では処理することができない超ハードな仕事をしなくてはならないことも数多くあります。

そのような時は、同じチームの同僚や関係者の力を巻き込んで行うことになります。

ただ、多くのメンバーが集まれば、それだけ色々な考えも出てくるので、必ず1つの意見に集約したり、まとめることが必要です。

このような時に「決を採る」という言葉が出てきますが、今回はこの言葉にはついて説明をしていきたいと思います。

決を採る

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「決を採る」の意味・類語【使い方や例文】>


目次

  • 「決を採る」の意味とは?
  • 「決を採る」の読み方
  • 「決を採る」の言葉の使い方
  • 「決を採る」を使った例文・短文(解釈)
  • 「決を採る」の英語と解釈
  • 「決を採る」の類語や類義表現


「決を採る」の意味とは?

「決を採る」の意味とは?

「決を採る」とは、「出席者の賛否の数を数えて議案の可否を決めること」という意味を持つ言葉です。

いわゆる「採決する」ということです。



「決を採る」の読み方

「決を採る」の読み方

「決を採る」「けつをとる」という読み方になります。

「決を採る」の言葉の使い方

「決を採る」の言葉の使い方

「決を採る」という言葉が使われる場面は、冒頭でも触れたように企業活動の中で打ち合わせをして、色々と出された案を集約したりする場合にも使われますが、議会での法案を採決する場面で使われるイメージが強いのではないかと思います。

また、身近な場面では、学校でクラスの学級委員長を決める時でも使われる言葉です。



「決を採る」を使った例文・短文(解釈)

「決を採る」を使った例文・短文(解釈)

では、ここから「採決を採る」を使った例文を見ていくことにしましょう。

  • 「決を採る」の例文1
  • 「決を採る」の例文2
  • 「決を採る」の例文3

「決を採る」の例文1

「これから来週の合コンの参加・不参加の決を採る各自にメールを送るので、明日までに返信すること」こんなことが時々あるのではないでしょうか?

合コンの参加者を決めるために、会社のメールアドレス使って、誰が合コンに参加するかを若手の男性社員の1人がメールを出そうとしているのでしょうか?

「決を採る」は、堅苦しいイメージがある言葉ですが、こんなケースでも使われることがあります。

まぁ、プライベートで「決を採る」のであれば、メールではなく、グループLINEで一斉に案内して「決を採る」ことになるでしょう。

「決を採る」の例文2

「今から決を取りたいと思います。

田中君の提案に賛成の人は手を挙げてください」
これはおそらく学校で「決を採る」場面のことを表現しているようです。

学校でも「決を採る」場面がいくつもあります。

このようにクラスメートが提案したら案に賛成する人をまとめることで、この案がいいのかを決めようとしているところでしょう。

この他にも、生徒会長を決めたり、文化祭のイベントの内容を決めたりと、学校の中でも、「決を採る」機会がたくさんあります。

幼いこれから大人顔負けの活動をしているところが可愛いことでもありますが、この頃からすでに議論して決めるというステップを学んでいるのです。

「決を採る」の例文3

「株主総会では、いくつかの議案が提示されて決を採ることになっている」企業で年に1度の大きなイベントというと、株主総会があります。

株主に対して、経営報告など様々なことが報告などされますが、議決すべきこともいくつか出てきます。

「決を採る」という言葉は、このような場面でも使われています。

「決を採る」の英語と解釈

「決を採る」の英語と解釈

「決を採る」を英語で言うと、“to divide on a question”という英訳をなります。

「決を採る」の類語や類義表現

「決を採る」の類語や類義表現

「決を採る」を他の言葉は置き換えるとするなら、どのような言葉があるでしょうか?

ここでは「決を採る」の類義語をいくつか挙げてみることにしました。

  • 「ジャッジ」
  • 「裁く」
  • 「決議する」

「ジャッジ」

「ジャッジ」という言葉を時々耳にすることがありますが、「決を採る」に近い意味を持っています。

「判決を下すこと」、あるいは「判断すること」という意味があり、「審判」「判定」という解釈もできます。

「今回の君の提案の是非を公正にジャッジしてみることにしよう」こんな形で使われていますが、この言葉は、日常生活の中よりビジネスシーンで使われることがけっこう多いのではないかと思われます。

ただ、「ジャッジ」は、「競技の進行や勝敗の判定などをする審判員」のことを指している場合もあるので、言葉使われ方で意味合いが異なって来ることがありますが、会話の流れで判断すると、大きな間違いや誤解は生まれないでしょう。

「裁く」

「裁く」とは、「仲裁する」という意味や、「裁判する」という解釈で使われることがあります。

「2人の喧嘩を裁く」というような使い方になりますが、時として、どのような形であっても人を裁くことが間違っていると言われることがあります。

人を非難することや、不当に裁くことは決して許されることではありませんが、場面によっては、それぞれの考え方や状況、人に関しても、何かしらの判断を下さなければならないことがあります。

それだけ「裁く」ことは、冷静に対処すべきことなのです。

「決議する」

「決議する」という言葉も「決を採る」の類義語として挙げられます。

この言葉は、「合議して決めること」「それによって決めた事柄」ということを指しています。

よく混同しがちな言葉に「議決」という言葉がありますが、これは「会議である事柄を取り決めること」「会議で決定した事柄やその内容」となりますので、ニュアンスが少し異なっています。

「今国会で法案が決議された」という言葉は、良くないニュースで報道されていますので、耳にする機会も結構あります。

icon まとめ

私達の活動の中において「決を採る」という場面は、意外に多く存在しているものです。

どうしても議会などでの採決というイメージを持っているのですが、子供の頃の学級活動においても、「決を採る」ことがあったはずですし、企業でもグループの活動方針を極める際に色々な意見やアイデアを出させて、最終的にどのアイデアがいいのか、「決を採る」というステップを踏むことでしょう。

このようにこの言葉を使う場面がかなりあるので、「決を採る」の使い方を理解できると、ますますこの言葉を使おうと思うかもしれません。

この言葉の意味を知ると、多くの人の考えを誰もが納得できる形で集約することができる民主的な行動だなと思います。

色々と活発な議論を行い、誰もが納得するような結論を導き出すために必要なことです。