「意義を見出す」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】
「意義を見出す」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
新たな事柄を始める時、意義を見出したいと願ったり、あるいは大学受験などで願書を提出する時、「意義を見出す」という言葉を使ったという人もいるかもしれませんね。
それならば、「意義を見出す」とは一体どのような意味を持っているのでしょうか。
ここでは「意義を見出す」という言葉について紹介します。
目次
- 「意義を見出す」の意味とは?
- 「意義を見出す」の読み方
- 「意義を見出す」の英語(解釈)
- 「意義を見出す」の対義語
- 「意義を見出す」の言葉の使い方
- 「意義を見出す」を使った例文や短文(解釈)
- 「意義を見出す」の類語や類義表現
「意義を見出す」の意味とは?
「意義を見出す」という表現は自分にとって大切なものを見つけ出すという意味になります。
意義とはある特定の言葉によって表される内容や固有の概念という意味も持ち合わせていますが、「意義を見出す」という表現の場合、意義は物事が外との関連において固有荷物、もしくはふさわしい価値や重要性、という意味になります。
つまり、「意義を見出す」というのは重要性や価値を見つけ出すという意味になるのです。
「意義を見出す」の読み方
「意義を見出す」とは「いぎをみいだす」と読みます。
「みだす」ではありませんので気をつけましょう。
「意義を見出す」の英語(解釈)
「意義を見出す」という表現を英語にすると“find meaning”になります。
あるいは“find value in”でも良いでしょう。
例えば、「彼は学問に意義を見出した」という表現は“he found value in studying. ”になります。
「意義を見出す」の対義語
「意義を見出す」という表現の端的な対義語はありませんが、「意義を見出さない」という表現が反対の意味を持つ言葉だと言えるでしょう。
見出すという表現を見出さないにすれば反対の言葉にできます。
意義を見出さないというのは価値を見つけられない、大切なものにできない、という意味になります。
「意義を見出す」の言葉の使い方
「意義を見出す」というのはあらゆる場面で使える言葉であり、日常生活でもビジネスシーンであっても問題はありません。
大切だと思う時などに「意義を見出す」という表現が使えます。
また、やりがいを感じた時に使う人も多いでしょう。
例えば習い事を始め、最初は辛かったけれどだんだん面白いと感じたときに意義を見出したという表現が使えます。
また、受験の願書等でも使える言葉ですのでぜひ覚えておきましょう。
例えば法律を勉強したいとします。
「今までの生活において法律に意義を見出している」という表現を使い、法律を勉強することがいかに大切であるか強調できます。
ただし、「法律に意義を見出したい、そのために法学部に入りたい」という言い回しだと今の段階ではまだ法律が大切だと思っていないということになります。
法学部に入りたいと思う人がいう言葉としては少し物足りないかもしれません。
「意義を見出す」を使った例文や短文(解釈)
ここでは「意義を見出す」という言葉を使った例文をいくつか紹介します。
ニュアンスで理解し、日常生活でも使えるようにしましょう。
- 「意義を見出す」の例文1
- 「意義を見出す」の例文2
- 「意義を見出す」の例文3
「意義を見出す」の例文1
「彼は大学に入り、初めて学問に意義を見出した」
小学校や中学校、高校ではとにかく覚えなければいけないことが多く、試験のたびに勉強は嫌いだと思った経験がある人もいるのではないでしょうか。
その一方で、大学に行ったら初めて勉強が面白いと感じたと思う人もいるかもしれませんね。
大学では暗記しなければいけないこともたくさんありますが、考え方そのものが大切になります。
例えば、大学で問われる問題は黒か白かではなく、なぜ黒だと思うのか、なぜ白だと思うのか、ということになります。
論理的に自分の考えが述べられることこそ重要になるのです。
「意義を見出す」の例文2
「娘は剣道を始めてそこに意義を見出した」
新しい習い事を始めると最初は大変ですよね。
なかなか慣れず、基礎的なことを覚えるだけでも苦労するものです。
しかし、やり始めて時間が経つと楽しいと思えるようになり、もっとやりたい、頑張りたい、上達したい、と思えるようなります。
その時こそ、まさに「意義を見出す」という言葉が使えるでしょう。
自分にとって剣道が楽しい、価値がある、と思えるようになったということです。
「意義を見出す」の例文3
「今までの経験により、彼女はコツコツと努力を続けることに意義を見出している」
生きているとなかなか大変なことがたくさんありますよね。
一生懸命がんばってきたのに、うまくいかないということもあるでしょう。
また、頑張っていないように見える人の方が成功しているように見えることもあるでしょう。
しかし、努力は必ず報われるものです。
むしろ、努力せずにその地位を築きあげた人はその地位を長続きさせられませんし、それ以上、上がることもできないものです。
最終的には努力が自分を助けてくれます。
「意義を見出す」の類語や類義表現
ここでは「意義を見出す」という言葉の類義語をいくつか紹介します。
ニュアンスが少々異なりますので、場面に応じて使い分けられるようにしておきましょう。
- 価値を見出す【かちをみいだす】
- 大切に思う【たいせつにおもう】
- やりがいを感じる【やりがいをかんじる】
価値を見出す【かちをみいだす】
価値を見出すという表現は「意義を見出す」という表現と極めてよく似た意味合いを持っています。
意義という言葉には価値という意味合いが含まれますので、正しく意義と価値という言葉を入れ替えることが可能なのです。
例えば今勉強している内容に価値を見出す、新しい習い事に価値を見出す、といえます。
大切に思う【たいせつにおもう】
非常に軽い言い回しに聞こえるかもしれませんが、大切に思うという表現も「意義を見出す」という言葉の類義語です。
というのは、「意義を見出す」という事は大切に思うということであり、それに価値があると信じている、大切である、ということになるからです。
大切に思わなかったらそもそも意義を見出さないですよね。
やりがいを感じる【やりがいをかんじる】
やりがいを感じるという言い方も「意義を見出す」という表現の類義語だといえます。
例えば習い事などを始め、それに意義を見出した場合、それは習い事にやりがいを感じているということになります。
勉強にもやりがいを感じるからこそ、意義を見出せるのです。
そもそもやりがいを感じなければ「意義を見出す」事はありません。
「意義を見出す」という表現はなかなか難しいと思う人もいるかもしれません。
もしかしたら意味がわかりにくい、どんな意味なのかいまひとつわからない、抽象的な気がする、と思う人もいるでしょう。
しかし、類義語を考えると比較的簡単なのではないでしょうか。
大切に思う、やりがいを感じる、などという時に「意義を見出す」という表現が使えるのです。