「厳しい」とは?意味・読み方・類語・英語【使い方や例文】
「厳しい」という言葉の意味や類語を紹介します。
さらに「詳しい」の使い方や、「詳しい」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「厳しい」の意味とは?
- 「厳しい」の意味
- 「厳しい」の英語
- 「厳しい」と「酷しい」の使い分けはできる?
- 「厳しい」の類語や類義表現
- 「厳しい」を使った例文
「厳しい」の意味とは?
みなさんは「厳しい」という言葉を知っているでしょうか。
「厳しい」は「きびしい」と読む、それほど読み方が難しくない言葉です。
日常的に良く使われる言葉ですので、聞いた事がある人の方がおおいかもしれません。
「厳しい」という言葉の意味を知っている人は、身近な誰かの顔をイメージしたかもしれません。
またあなたが「厳しい」と言われる人かもしれません。
一方で、「厳しい」という言葉の意味をまるで知らない人もいるでしょう。
そこで「厳しい」という言葉の意味や使い方を紹介していきます。
「厳しい」の意味
「厳しい」にはどのような意味があるでしょうか。
「厳しい」という言葉には、いくつかの意味があるため、それぞれの意味を紹介します。
- 「厳格」な意味での「厳しい」
- 「困難」な意味での「厳しい」
- 「自然現象」についての「厳しい」
「厳格」な意味での「厳しい」
まず「厳格」という意味での「厳しい」を紹介します。
この場合の「厳しい」には、「厳重で緩みを許さない」という意味があります。
例えば、少しも気を抜けないような厳しい練習を「厳しい練習」と言います。
また、クモの子も逃がさないような厳重な警戒をして、スピード違反を取り締まる事などを「取り締まりが厳しい」と言います。
「困難」な意味での「厳しい」
次に「困難」という意味での「厳しい」を紹介します。
この場合の「厳しい」には、「困難が多くて大変な様子」という意味があります。
例えば生きて行くだけで精一杯になるような、困難ばかりの人生を「生活が厳しい」と言います。
誰でも人生の一時期に「生活が厳しい」と感じる時期があるのではないでしょうか。
また何か目標を立てた時に実現するのが難しく、たくさんの困難が予想される時、「先行きが厳しい」などと言います。
「自然現象」についての「厳しい」
「自然現象」について「厳しい」という言葉を使う事もあります。
例えば急斜面が続くような山道を「厳しい斜面が続く」などと言います。
さらに寒すぎたり、暑すぎるような過酷な気候について「寒さが厳しい」「暑さが厳しい」と言います。
ここ数年の夏の酷暑は、まさに「暑さが厳しい」と表現したくなる状況です。
「厳しい」の英語
「厳しい」という言葉を英語にすると、どのような表現になるでしょうか。
「厳しい」を英語にすると“strict”(ストリクト)になります。
“strict”は「厳しい」という意味があります。
「彼は厳しい」という文章を英語にすると、“He is strict.”になります。
また「あの先生はとても厳しい」という文章を英語にすると“That teacher is very strict. ”という文章になります。
このように「厳しい」は英語の“strict”に変換する事ができますので、覚えておきましょう。
「厳しい」と「酷しい」の使い分けはできる?
「厳しい」と同じ読み方をする言葉に「酷しい」があります。
この二つの言葉には、違いがあるのでしょうか。
基本的に二つの言葉は同じで、当てられている漢字が違うだけと言えます。
そのため、どちらを使っても正解というのが本当のところです。
ただし「厳しい」という漢字表記の方が一般的ですので、「厳しい」を使った方が無難でしょう。
「厳しい」の類語や類義表現
「厳しい」の類語や類義表現を紹介します。
「厳しい」と似た意味の言葉を知ると、言い換えができるようになります。
語彙が増えて会話が楽しくなるかもしれません。
- 「きつい」【きつい】
- 「情け容赦もない」【なさけようしゃもない】
- 「厳格」【げんかく】
「きつい」【きつい】
「きつい」は一般的に良く使われる言葉です。
みなさんも仕事中などに「きつい」という言葉を使う機会があるかもしれません。
「きつい」には、「締め付けるように激しい」「徹底していて厳しい」という意味があります。
「人をきつく叱る」などという使い方をします。
「情け容赦もない」【なさけようしゃもない】
この言葉には、「同情や遠慮をしない事」を言います。
例えば、ミスをした部下を叱る時に、相手の事情を思い同情して遠慮するなどせず、徹底的に部下を叱責する様子を「情け容赦もない」と言います。
みなさんの上司や同僚にも、「情け容赦もない」と感じる人がいるかもしれません。
「厳格」【げんかく】
「厳格」には、「厳しくて規律をゆるがせにしない事」という意味があります。
堅物のイメージがあり、ルールを絶対に守る人の事を「厳格」と呼びます。
また、家庭内のルールが厳しく、さらにそのルールを絶対に守らせるような家の事を「厳格な家庭」と呼び、そのような家で育った人の事を「厳格な家庭で育った人」と言います。
「厳しい」を使った例文
「厳しい」という言葉を使った例文を紹介します。
様々な場面における「厳しい」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 「厳しい」の例文1
- 「厳しい」の例文2
- 「厳しい」の例文3
「厳しい」の例文1
「『厳しい』練習を続け、甲子園に出場した」
この例文のように、厳格な締め付けの強い練習を続けて、ようやく甲子園出場を手にする球児もいるでしょう。
最近は部活動における体罰などが問題になっていますが、体罰など問題が無い事を前提にすれば、大きな目標を達成するためには、「厳しい練習」は必要なのかもしれません。
「厳しい」の例文2
「先行き『厳しい』があきらめずに進もう」
この例文のような気持ちを持って、頑張っている人もいるかもしれません。
現状が「厳しい」ほど、心と体が鍛えられている可能性があります。
きっかけさえあれば、一気に順風満帆な場面に進めるかもしれません。
「厳しい」の例文3
「こんなに『厳しい』斜面だと知っていたら、この山に登ろうなどと思わなかった」
登山をした経験がある人は、この例文のような感想を持ったことがあるかもしれません。
登山はどんなに初級者向けと言われていても、それなりに困難が伴います。
これから登山を始めようと思う人は、山をなめず、しっかりと登山の準備をしてから臨んで欲しいと思います。
「厳しい」という言葉の意味や使い方を見てきました。
「厳しい」にはいくつもの意味があり、これまで自然に使い分けていた事に気付いた人もいるでしょう。
また「厳しい」の知らない意味を知り、次回から使ってみようと思った人もいるかもしれません。