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「身に迫る」とは?意味・類語【使い方や例文】

「身に迫る」の意味や使い方を紹介します。

さらに「身に迫る」を使った例文や類義表現などを紹介していきます。

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「身に迫る」とは?意味・類語【使い方や例文】>


目次

  • 「身に迫る」の意味とは?
  • 「身に迫る」の意味
  • 「身に迫る」の類語や類義表現
  • 「身に迫る」の言葉の使い方
  • 「身に迫る」の例文


「身に迫る」の意味とは?

「身に迫る」の意味とは?

みなさんは「身に迫る」という言葉を聞いた事があるでしょうか。

「身に迫る」「みにせまる」と読む、比較的頻繁に使われている言葉です。

ビジネスシーンや日常生活を通じて、何か「身に迫る」ような思いをした事がある人もいるでしょう。

「身に迫る」といえば、これというエピソードを思い出す人もいるかもしれません。

一方で、「身に迫る」という言葉を、今回初めて目にしたという人も少なくないはずです。

そこで「身に迫る」の意味や使い方を紹介します。

この言葉の意味を知る事で、小説や新聞などで「身に迫る」を使った文章を見ても、すぐに意味が理解できるようになるでしょう。



「身に迫る」の意味

 「身に迫る」の意味

「身に迫る」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「身に迫る」には「何かが近づいてくる様子」という意味があります。

しかもその何かは「悪い事」であるケースがほとんどです。

例えば「恐怖が身に迫る」というフレーズは、「身に迫る」を使った定型句のように頻繁に登場する言葉です。

自分や誰かのもとに、「怖い何かが近づいてくる」という意味になります。

また「身に迫る危険」というフレーズも良く使います。

誰かの近くに危険が近寄っている予感がする時などに使います。

このように「身に迫る」には、悪い何かが近寄ってくる様子という意味があります。

「身に迫る」の類語や類義表現

「身に迫る」の類語や類義表現

「身に迫る」の類語や類義表現を紹介します。

「身に迫る」と似た意味を持つ言葉を見る事で、この言葉の意味をより深く知る事ができるでしょう。

  • 「襲来する」【しゅうらいする】
  • 「襲う」【おそう】
  • 「降りかかる」【ふりかかる】

「襲来する」【しゅうらいする】

「襲来」には、「襲い掛かってくる事」「不意に攻めて来る事」などの意味があります。

「襲来される」側は受け身な点が、「身に迫る」という言葉とよく似ています。

有名な日本の史実として「蒙古襲来」があります。

鎌倉時代にチンギスハンの手下の蒙古軍が、日本に襲いかかってきた本当の話です。

強大なモンゴル軍の軍隊が襲い掛かる様子は、まさに「襲来する」という言葉のイメージ通りでしょう。

「襲う」【おそう】

「襲う」には、「不意に攻めかかる」「不意に危害を加える」などの意味があります。

例えば大型の台風が、日本に上陸する時に「台風が○○地方を襲う」と表現します。

台風はどのような進路を取るか、直前まで分からないため、「不意に攻めかかる」というイメージがピッタリでしょう。

また、戦国時代の戦い方に「奇襲戦法」がありました。

行軍中に宴会を始めた敵兵の寝こみを「襲う」などして、攻撃を仕掛ける方法です。

まさに「不意に攻めかかる」という意味通りの行動です。

「降りかかる」【ふりかかる】

「降りかかる」という言葉も、「身に迫る」と共通点が多い言葉です。

「降りかかる」には「身の上に良くない事が起こる」という意味があります。

「災難が降りかかる」という言葉は、「降りかかる」という言葉を使った定型句のような、頻繁に使う言葉です。

様々な災難が、身の上に起こる事を文章にしたものです。

また「降りかかる火の粉は払わなければならぬ」という、身の上に起こった災いを、自分で解決する事をすすめる教えのような言葉もあります。



「身に迫る」の言葉の使い方

「身に迫る」の言葉の使い方

「身に迫る」という言葉は、どのような場面で使えばいいでしょうか。

「身に迫る」には、良くない事が近づいてくるという意味があります。

そのような予感がした時、またはそのような兆候がある時に、「身に迫る」という言葉を使ってみましょう。

「身に迫る危険」「身に迫る恐怖」などの良く使うフレーズを覚えておくと、「身に迫る」を使いやすいかもしれません。

例えばストーカーの被害に遭っている人は、まさに「身に迫る恐怖」を感じると思います。

また、台風が近づいてきて、上陸するかもしれないと感じる人は、「身に迫る危険」を感じるでしょう。

このように様々な場面で感じる良くない感じが近づく様子を、「身に迫る」という言葉で表現してみましょう。

「身に迫る」の例文

「身に迫る」の例文

「身に迫る」という言葉を使った例文を紹介します。

様々な場面における「身に迫る」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。

  • 「身に迫る」の例文1
  • 「身に迫る」の例文2
  • 「身に迫る」の例文3

「身に迫る」の例文1

「海で泳いでいたら、いつの間にか沖に流されている事に気付き、『身に迫る』危険を感じた」

この例文のように、海辺でプカプカ浮かんでいるつもりが、潮の流れに乗り、いつのまにか沖にいる事に気付く事があります。

泳ぎが上手な人でも、かなりの恐怖を感じるのではないでしょうか。

ましてや、泳ぎが苦手で、浮き輪に入って流されてしまったような人は「身に迫る」危険を感じるはずです。

「身に迫る」の例文2

「夜道を歩いていたら、男性がすぐ後ろにいると気付き、『身に迫る』恐怖を感じた」

この例文に登場するのは女性で、夜道を歩いている時に、男性に後をつけられているような気持ちになったのでしょう。

女性に限らず、夜道を歩くのは怖いものですが、この例文のような状況になったら恐怖を感じてもおかしくありません。

できるだけ夜道をひとりで歩かない事が大切ですが、もし歩かざるをえない場合は、事前に防犯グッズなどを用意しておくといいかもしれません。

「身に迫る」の例文3

「離婚してから初めて一人で眠り、離婚したのだと『身に迫って』感じた」

この例文のように、離婚は離婚をしてすぐに実感をわくようなものではなく、離婚をしてしばらくしてから感じるものかもしれません。

「私は離婚したんだ」「身に迫り」感じるのは、一人ですごす初めての夜なのかもしれません。

または会社から帰ってきて「おかえり」の声が無い時、寒い日に帰ってきて、部屋の暖房がついていない時なのかもしれません。

icon まとめ

「身に迫る」の意味や使い方を見てきました。

何か理由はないのに恐怖を感じる時、またはハッキリと恐怖を感じる時や危険を感じる時に、「身に迫る」という言葉を使ってみましょう。

誰かに伝えて、恐怖や危険のもとになっている原因を排除してもらうのもおすすめです。