「反感を買う」とは?意味・類語・英語【使い方や例文】
反感を買うという表現を知っているでしょうか。
誰かに対して不用意な発言をしてしまったため、その人を怒らせてしまった、などという経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
まさにそのような状態は反感を買うといえます。
ここでは反感を買うという表現の意味や英語、類義語について紹介します。
目次
- 「反感を買う」の意味とは?
- 「反感を買う」の読み方
- 「反感を買う」の英語(解釈)
- 「反感を買う」の言葉の使い方
- 「反感を買う」時に多い原因
- 「反感を買う」の例文・短文(解釈)
- 「反感を買う」の類語や類義表現
「反感を買う」の意味とは?
反感を買うというのは「反発される」、「反感を持たれる」ということになります。
反感というのは相手の考えや言動に対して不快に思い、反発しようとする気持ちを指しています。
あるいは反抗的な感情を指す場合もあります。
明治時代に作られた言葉であると考えられており、長い歴史を持つ表現です。
反感を買う、というのはそのような気持ちを持たれてしまう、誰かが自分に対して反発したい気持ちを持つ男という意味になるのです。
自分が誰かに対して反発する場合は反感を買うとは言いません。
「反感を買う」の読み方
反感を買うとは「はんかんをかう」と読みます。
反感を買いやすい人にはそれなりに特徴があると言われているため、よく反感を買うと思うのであれば、自分の性格や言動を見直してみると良いでしょう。
ちなみに買うという表現には自分の行為が原因となり、ある結果を招いて受ける、という意味があります。
反感を買うという表現になります。
これ以外にもひんしゅくを買う、恨みを買う、などといった表現があります。
「反感を買う」の英語(解釈)
反感を買うという表現を英語にするとantagonise、provoke antipathyなどといった表現が使えます。
さらにShe's mad at me、she doesn't agree with meなどといった表現で「彼女は私に対して腹を立てた」「彼女は私に同意をしない」という意味になります。
反感を買うという表現を英語に直訳しても英語では通じませんので気をつけましょう。
「反感を買う」の言葉の使い方
反感を買うという表現は反感を持たれてしまうことを指していますので、自分に原因があるということを表します。
そのため、あまりにも反感を買うという表現を使ってしまうと他の人を刺激しやすい、他の人を怒らせやすい、反発されてしまうような言動をとる、などといったイメージを与えてしまいます。
そのため、反感を買うという表現は知っておく必要はありますが、あまり使わない方が良い表現だともいえます。
しかし過去を思いおこして「あの時は反感を買った」などという表現であれば何の問題もありません。
「私はよく反感を買いやすい」などと言ってしまうと人間性を疑われる結果にもなりかねませんので注意が必要です。
「反感を買う」時に多い原因
一体なぜ反感を買ってしまうのでしょうか。
例えば誰かの言動によってつい腹を立てる、反発したくなる、という経験を持つ人もいるかもしれませんね。
そのような人には特徴があると言われています。
反感を買ってしまうときに多い原因としては自己中心的であったり、自分の間違いを認められなかったり、ということが挙げられます。
他人には厳しいのに自分には甘いという人は反感を買いやすいですし、自分の間違いを認められず、自分を正当化してばかりの人も反感を買いやすい傾向にあります。
さらに、自慢話ばかりする、上から目線で物言いをする、という人も反感を買ってしまう傾向にあります。
「反感を買う」の例文・短文(解釈)
それならば反感を買うという言葉を使うとどのような文章ができあがるのでしょうか。
ここでは反感を買うという表現の例文をいくつか紹介します。
- 「反感を買う」の例文1
- 「反感を買う」の例文2
- 「反感を買う」の例文3
「反感を買う」の例文1
「彼女はいつも自分のことしか考えていないから反感を買いやすいんだよ」
先ほども反感を買いやすい原因について話をしましたが、自分のことしか考えていない、自己中心的、という人は反感を買いやすい傾向にあります。
例えば自治会等で役員決めをする時、他人の家庭の事情には全く関心を示さないのに、「うちは共働きで」などと言って役員を嫌がったら反感を買ってしまいますよね。
最近ではお年寄りであっても役員を受け入れなければいけない時代になりつつあります。
自分のことばかり正当化していたら反感を買ってしまうでしょう。
「反感を買う」の例文2
「彼は他の人の話を聞かず、常に自分の話を始めてしまうために反感を買う」
誰かと話をしていても、その人の話を聞けずにすぐに自分の話を始めてしまうという人はいませんか。
このような行為も反感を買いやすいと言われています。
他の人の話を聞くときはしっかりと聞き、関心を示しましょう。
相手が話し終わるのを待って自分の話を始めてしまうと、周りはあなたが話を聞いていなかったように捉えてしまいます。
そうなってしまえば周りはあなたの話に関心を示しません。
お互いの話を聞きあうという姿勢が大切です。
「反感を買う」の例文3
「彼女は常にネガティブ思考で、反感を買ってしまうんだよ」
常にネガティブ思考な人も周りから反感を買ってしまうことがあります。
というのは、物事を何でもネガティブに捉えてしまうと、周りの人は嫌になってしまいますよね。
ポジティブすぎても困りますが、ネガティブすぎても困ります。
「もういい加減にしたら」と言われてしまうこともあるかもしれません。
「反感を買う」の類語や類義表現
ここでは反感を買うという表現の類義語をいくつか紹介します。
様々な言い回しを覚えておき、TPOに応じて使えるようにしておきましょう。
- 反感を持たれる
- 反発される
反感を持たれる
反感を買うという表現と反感を持たれるという表現は同じ意味を持っています。
反感を持たれるという事は相手が自分に対して反感を持つという意味になり、相手から反発されることを指しているのです。
反発される
反発されるということも誰かが自分に対して反発するという意味になります。
自分の言動に対して誰かが同意しない場合、反発されてしまうこともあるでしょう。
意見が合わない、自分の言動が誰かを傷つけてしまった、などという時に反発されることがあります。
反感を買うという表現は日常的にも使えますし、ビジネスシーンでも使える表現です。
もしも誰かから反感を買ってしまったら二度と同じことを繰り返さないように、自分をしっかりと戒めなければいけません。
また周りの人の様子を見ながら学ぶことも大切です。