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「背筋が凍る」とは?意味・英語【使い方や例文】

背筋が凍るという言葉は、それほど使わないに限ります。

何故なら、そんなことにはならないに越したことはない為です。

背筋が凍る

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「背筋が凍る」とは?意味・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「背筋が凍る」の意味とは?
  • 「背筋が凍る」の読み方
  • 「背筋が凍る」の英語(解釈)
  • 「背筋が凍る」の言葉の使い方
  • 「背筋が凍る」の例文・短文(解釈)
  • 「背筋が凍る」を使った言葉と意味を解釈
  • 「背筋が凍る」の類義語や置き換えられる表現


「背筋が凍る」の意味とは?

「背筋が凍る」の意味とは?

背筋が凍るは、「とても恐ろしい」と表現したい時に使う言葉です。

多少のことで使う言葉ではなく、それこそ生命に関わるほどのことだと言いたい時に使ってください。

そのような意味の言葉となった由来は、人間が怖い思いをした時に背中にかく「冷や汗」が、更に恐怖によって凍りついてしまうほどの状況だという意味からです。

ここまでいかない(多少、この状況よりはマシな)場合に使う言葉として、「背筋に冷たいものを感じる」があります。

その状況とは、まだ背中に冷や汗をかいたという程度だと考えていいでしょう。

それが凍ってしまうほど悪化した状況になると、「背筋が凍る」と表現するのだと考えると分かりやすいでしょう。



「背筋が凍る」の読み方

「背筋が凍る」の読み方

「背筋が凍る」は、「せすじがこおる」と読みます。

そのまま読めばいいだけなので、読み方に関しては何も難しいことはありません。

現在では文章は実際に書く場面より、PCやスマホで文章を作ることの方が多いでしょう。

その際の注意点として、「こおる」ではなく「こうる」とすると正しく変換できないので気を付けてください。

発音的に「こうる」としてしまいたいのも分かりますが、「こうる」で漢字に変換できるのは「梱る」という言葉だけです。

ちなみにこの「梱る」は、「梱包する」ことを表現します。

「背筋が凍る」の英語(解釈)

「背筋が凍る」の英語(解釈)

「背筋が凍る」と英語で表現するには、“I get chills”と表記するのが一番いいでしょう。

「背筋が凍った」なら“I got chills”となり、一般的にはこの後者の方が(そのような体験をした、と)よく用いられます。

そこまではいかない、前述した「背筋に冷たいものを感じる(感じた)」場合には、“in a cold sweat”(冷や汗が出る)、“I sweated with 〜”(〜によって冷や汗が出た)といった表現が実用的です。

“terrible”もそのような意味で使える英単語ですが、この言葉には「酷い」「凄まじい」という意味もあり、そちらとしてとられてしまうこともあるのであまり向いていません。



「背筋が凍る」の言葉の使い方

「背筋が凍る」の言葉の使い方

背筋が凍るは、それほどの思いをした時にこそ使う言葉です。

簡単に使ってしまっている場面もまま見られますが、それではその上を表現することができなくなってしまいます。

そこまでではない場合には、何度か書いている「背筋に冷たいものを〜」「冷や汗が出た」という程度の言葉に留めておいた方がいいでしょう。

「背筋が凍る」の例文・短文(解釈)

「背筋が凍る」の例文・短文(解釈)

背筋が凍るを使った例文や短文です。

どれも、とても怖い思いやそれだけの思いをしたという内容となっています。

  • 「背筋が凍る」の例文1
  • 「背筋が凍る」の例文2
  • 「背筋が凍る」の例文3

「背筋が凍る」の例文1

「乗っていた飛行機の1本後の便で事故があったと聞き、背筋が凍る思いをした」

もし、1本後のその便に乗っていたらと考えてしまうと、背筋も凍るというものです。

運よく難を逃れたには違いありませんが、事故に遭ってしまった人たちのことまで考えると、決して喜べる状況ではないでしょう。

「背筋が凍る」の例文2

「あのミスがいつ見付かってしまうか、毎日背筋が凍る思いをしている」

どれだけのミスをしたのか知りませんが、見付かってしまうと大変だというレベルのは間違いなさそうです。

そんなミスはしないに限りますが、それによって毎日そんな思いをしているくらいなら、してしまった段階で何とかするべきだったと言えるでしょう。

「背筋が凍る」は、この"思い"と後ろに付けて使われているのをよく見掛けます。

「背筋が凍る」の例文3

「背筋が凍るとまでは言わないが、かなり怖かったのを覚えている」

「背筋が凍る」とまでいかない場合には、「冷や汗をかいた」などと使うのが一番ですが、遭えてそこまではいかないと表現することで、それに近かったと言っている例だと考えてください。

この「背筋が凍る」よりも恐怖度が高いことを表すには、それこそ「死ぬほどの思いだった」とでも表現しないと表すのが難しいと考えてください。

「背筋が凍る」を使った言葉と意味を解釈

「背筋が凍る」を使った言葉と意味を解釈

背筋が凍るを使った言葉の解説です。

それがどのようなものなのか、どんな時に使うのかということを説明していきます。

  • 「背筋が凍る話」
  • 「背筋が凍る思い」

「背筋が凍る話」

聞いているだけで怖くなってしまうような話です。

いわゆる"怪談"がそれに当たり、その他にも人がすごく怖い思いをした体験談などがそれに該当すると考えていいでしょう。

わざわざそのような話を人に聞かせるのが好きな人も居ますが、あまりいい趣味だとは言えません。

「背筋が凍る思い」

例文の説明でも書きましたが、「背筋が凍る」は、後ろにこの「思い」を付けて使うことが多いです。

その場で使うのではなく、後から「そんな思いをした」ことに表現に使う言葉なので、必然的にそういった使い方が多くなります。

「背筋が凍る」の類義語や置き換えられる表現

「背筋が凍る」の類義語や置き換えられる表現

「背筋が凍る」と似た意味で使える言葉や表現です。

この言葉はかなりの恐怖の表現となる為、どれもそれに近い意味だと考えていいでしょう。

  • 「血の気が引く」【ちのけがひく】
  • 「身の毛もよだつ」【みのけもよだつ】

「血の気が引く」【ちのけがひく】

恐怖や怖い思いによって、顔が青ざめる様子を表現している言葉です。

「背筋が凍る」と同程度のレベルの意味で使うことができますが、どちらかと言えば、「背筋が凍る」の方が恐怖度のレベルが高いと考えてください(ほとんど違いはありません)。

「身の毛もよだつ」【みのけもよだつ】

この言葉も、かなりの恐怖体験に対してしか使わない言葉だと言っていいでしょう。

恐怖によって、全身の毛が逆立つ様子を表現しています。

「よだつ」「弥立つ」と表記するのが正式ですが、一般には「よだつ」の方で使って構いません。

この言葉は、場合によっては「背筋が凍る」以上の意味として使うことができます。

その為、無理に使う言葉でもありません。

icon まとめ

背筋が凍るは、簡単に使ってしまうこともあると思いますが、本当にすごく怖い思いをした時にだけに使う表現です。

ただし、そこまででもないという時にも(本当の意味を知らない人から)使われることがあるので、必ずしも額面通りに捉える必要はありません。