「心の糧」とは?意味・類語【使い方や例文】
「心の糧」という言葉の意味や類語を紹介します。
さらに「心の糧」の使い方や、「心の糧」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「心の糧」の意味とは?
- 「心の糧」の意味
- 「心の糧」の語源や由来
- 「心の糧」の使い方
- 「心の糧」を使った例文
- 「心の糧」の類語や類義表現
「心の糧」の意味とは?
「心の糧」という言葉を聞いた事があるでしょうか。
「心の糧」は「こころのかて」と読み、「糧」は「かて」と読みます。
読み方が少し難しいので、これを機会に覚えてしまいましょう。
人によっては、すでに「心の糧」という言葉の意味を知っていて、「心の糧」という言葉からイメージできる何かを大切にしているかもしれません。
一方で、「心の糧」という言葉を見た事すらないという人もいるでしょう。
そこで「心の糧」という言葉の意味や使い方を紹介します。
この言葉の意味を知る事で、「心の糧」と呼べる何かを欲しいと思う人が増えるかもしれません。
「心の糧」の意味
「心の糧」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「心の糧」には「心を豊かにするために役立つもの」という意味があります。
さらに「心の支え」という意味もあります。
例えば、読むと心が成長するように感じられる名作の本は「心の糧」になるかもしれません。
また、大好きなアイドルがいる人は、アイドルの作品や日ごろの活動を見る事が「心の糧」になるかもしれません。
生きて行くためには、息抜きができると感じるものや、ほっとできる趣味が必要になります。
「心の糧」は、誰にとっても無くてはならない宝物のようなものです。
「心の糧」の語源や由来
「心の糧」の「糧」には、そもそも「食糧」という意味があります。
生きて行くために必要なものとして「食糧」は真っ先に上げられますが、現在社会はより複雑になっています。
現代のようなストレスの多い社会では、食べ物だけあっても、健康に生きて行く事は難しいでしょう。
そのため生きて行くために必要な「糧」という言葉の意味も、幅が広くなっています。
そ支えになるようなもの、モチベーションが上がるもの、豊かな感情を持てる者などが、すべて「糧」という言葉の中に含まれるようになり、「心の糧」という言葉も生まれています。
「心の糧」の使い方
「心の糧」という言葉をどのような場面で使えばいいでしょうか。
「心の糧」は、「自分の心にとって大切な物事や人」に対して使いますので、誰かにそのような物を紹介する時に使ってみましょう。
例えば、子供の頃から読み続けている一冊の本が「心の糧」という人は、「この本が『心の糧』です」と誰かに話してみましょう。
また、心の支えになるような物事や人がいない人に対して、「心の糧」を持つ大切さを伝える事もできます。
「辛い時に見るだけで幸せになるような『心の糧』が必要だよ」などと、提案してみましょう。
また「心の糧」になるようなものは、立派なものでなくても良いので、高尚なものを選ぶ必要はありません。
本当に見るだけで幸せになるようなものを、「心の糧」にしましょう。
「心の糧」を使った例文
「心の糧」という言葉を使った例文を紹介して行きます。
様々な場面における「心の糧」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。
- 例文1
- 例文2
例文1
「遠洋漁業で家族と離れて暮らす日々は、家族の写真を『心の糧』にしている」
この例文に登場する人のように、家族と遠く離れて暮らす人がいます。
寂しい毎日を紛らわすためには、何か「心の糧」になる物が必要で、それは「家族の写真」かもしれません。
あるいは詩集かもしれませんし、口ずさむ地元の歌かもしれません。
遠洋漁業だけでなく、出張族と呼ばれる人は、日本や世界を駆けまわす忙しくて寂しい日々を過ごします。
そのような人にとって「心の糧」は、平常時よりも大切な存在になるでしょう。
例文2
「ストレスが多い会社に勤めているA君にとって、ある地下アイドルの推しメンが『心の糧』だ」
この例文のように、「心の糧」になるものは、高尚な物とは限りません。
A君にとっての地下アイドルの推しメンのように、人によって様々な「心の糧」があるはずです。
スマホのゲームを一日の終わりに楽しむ事が、何よりの楽しみで「心の糧」という人もいるでしょう。
また、学生時代の友達との無駄話が「心の糧」になっている人もいるはずです。
「心の糧」は人によって違うもので良く、できれば話さずに、自分の胸の中にしまっておいてもいいものかもしれません。
「心の糧」の類語や類義表現
最後に「心の糧」の類語や、類義表現を紹介します。
「心の糧」と似た意味の言葉を知る事で、「心の糧」という言葉の意味がより深く理解できるようになるはずです。
また類語を知る事で、同じ場面で違う言葉を選べるようになり、コミュニケーション能力がアップするかもしれません。
- 「原動力」【げんどうりょく】
- 「頼みの綱」【たのみのあみ】
「原動力」【げんどうりょく】
「原動力」は、一般的に良く使われている言葉です。
「原動力」には、「全ての物事の活動のもとになる力」という意味があります。
「原動力」は機械などに対しても使う事ができ、「この発電機の『原動力』は風です」などという文章を作る事ができます。
また、人に対して「原動力」を使う時は、「心の糧」とよく似た意味になります。
「彼氏が私の『原動力』です」という場合は、「彼氏が『心の糧』です」という言葉と言い換える事が可能です。
「頼みの綱」【たのみのあみ】
「頼みの綱」という言葉には、「物事の頼りにしてすがっている人や物」「切り札」という意味があります。
何か強くあてにしている人や物がある人は、「頼みの綱」を持っている人です。
実家暮らしの人なら、両親が「頼みの綱」になるでしょうし、営業職をしている人にとっては、大口の取引先が「頼みの綱」になるかもしれません。
「心の糧」よりも実際的に頼りになる物や人を「頼みの綱」と呼びます。
「心の糧」という言葉の意味や使い方を見てきました。
みなさんの心の中にも、人によって、それぞれまるで違う「心の糧」があるのではないでしょうか。
それは恋人や家族、友達など大切な人かもしれませんし、アニメや漫画、ゲームかもしれません。
その人が元気で暮らせるための役に立つなら、どのようなものでも恥ずかしがる必要はありませんし、そもそも人に話す必要すらないのかもしれません。