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「日の目を見る」とは?意味・類語【使い方や例文】

「日の目を見る」という言葉の意味や類語を紹介します。

さらに「日の目を見る」の使い方や、「日の目を見る」を使った例文を紹介します。

日の目を見る

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「日の目を見る」とは?意味・類語【使い方や例文】>


目次

  • 「日の目を見る」の意味とは?
  • 「日の目を見る」の意味
  • 「日の目を見る」の類語
  • 「日の目を見る」の言葉の使い方
  • 「日の目を見る」を使った例文


「日の目を見る」の意味とは?

「日の目を見る」の意味とは?

「日の目を見る」という言葉を聞いた事があるでしょうか。

「日の目を見る」「ひのめをみる」と読みます。

難しい漢字が使われていない言葉ですので、読み方は簡単ですが、意味が分からないという人は多いかもしれません。

例えば、インディーズな会社や人が作った映画や小説などが大ブームになる時に、「日の目を見る」という言葉が飛び交う事があります。

何かしら脚光を浴びるという意味がある事は分かりますが、詳しい意味までは説明できないかもしれません。

そこで「日の目を見る」の意味や使い方を紹介します。

この言葉の意味を知る事で、「日の目を見る」という言葉が好きになる人もいるかもしれません。



「日の目を見る」の意味

「日の目を見る」の意味

「日の目を見る」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「日の目を見る」には大きく分けて二つの意味がありますので、それぞれの意味を見て行きましょう。

  • 「世間に知られる」
  • 「待遇が良くなる」

「世間に知られる」

「日の目を見る」には、「それまで知られていなかったものが、世間に知られるようになる」という意味があります。

例えば無名だけれど実力がある映画監督の作品が、口コミなどをきっかけにブームを巻き起こす事があります。

この場合、まるで世間的に知られていなかった監督の実力と作品の魅力が、世間に知れ渡る事になります。

このような時の現象を「無名だった映画監督が、『日の目を見た』」と表現する事ができます。

「待遇が良くなる」

「日の目を見る」のもうひとつの意味が、「状況が変わって良い待遇になる」という意味です。

例えば、Aという教授が○○というジャンルの権威だとします。

A教授が○○の権威だという事は、世間に知られていたのですが、○○というジャンルが世間的に魅力がなくて、不遇をかこっていました。

しかし世の中の状況が変わり、○○に脚光が当たるようになりました。

するとA教授は、これまでと同じ事をしているのに、○○の権威として比べ物にならないくらいの収入を得たり、社会的地位が高くなったりします。

このような現象も、「日の目を見る」という言葉の意味に含まれています。

この場合は、「A教授の研究が『日の目を見た』」と表現する事ができます。

「日の目を見る」の類語

「日の目を見る」の類語

続いて「日の目を見る」の類語や類義の表現を見て行きましょう。

「日の目を見る」と似た意味の言葉を知る事で、この言葉の意味をより深く知る事ができるでしょう。

  • 「ブレークする」【ぶれーくする】
  • 「人気が出る」【にんきがでる】
  • 「脚光を浴びる」【きゃっこうをあびる】

「ブレークする」【ぶれーくする】

「ブレークする」という言葉は、一般的に知られているカタカナ語ですので、ほとんどの人が意味を知っているでしょう。

「ブレークする」には、「急に人気が出る事」という意味があります。

例えばAという商品が女子高生の間で急激に人気になる事を、「Aが女子高生に『ブレークする』」という文章にする事ができます。

「日の目を見る」ともよく似ている言葉で、言い換える事が可能な場合もあります。

「人気が出る」【にんきがでる】

「人気が出る」という言葉は、誰でも使ったことがあるような有名な言葉です。

「人気」には「世間一般の評判」という意味があり、「人気が出る」には「世間一般の評判が高くなる」という意味があります。

特に歌手や芸能人などは「人気が出る」事がとても大切な仕事です。

どれだけ良い曲を歌っていても、世間一般の評判が良くなければ、歌手を職業にする事はできません。

「日の目を見る」という言葉も、歌手や芸能人に対して使う事が多いため、二つの言葉は言い換えが可能なくらいよく似ている言葉です。

「脚光を浴びる」【きゃっこうをあびる】

「脚光を浴びる」という言葉があります。

「脚光」とは、舞台の前面の床から俳優や歌手を照らすフットライトの意味で、「脚光を浴びる」には「舞台に立つ」「注目の的になる」という意味があります。

この言葉も「日の目を見る」とよく似ている、言い換え可能な言葉です。



「日の目を見る」の言葉の使い方

「日の目を見る」の言葉の使い方

「日の目を見る」という言葉は、どのような場面で使えばいいでしょうか。

「日の目を見る」には、「世間に知られる」「待遇が良くなる」という意味があります。

そこで、つい最近まで、世間に知られていなかった物事や人、または待遇が悪い立場にいた物事や人が、大きく立場を変えた時に、「日の目を見る」という言葉を使ってみましょう。

「世間に知られていなかった」から「広く知られるようになった」、または「待遇が悪かった」から「急激に待遇が良くなった」という点を押さえている物事や人をみつけると、この言葉を使う事ができます。

例えば、最近急に人気が出てきた芸能人がいた場合、その人が数年前まで無名だったり待遇が悪かったと感じる場合に「日の目を見る」という言葉を使ってみましょう。

「日の目を見る」を使った例文

「日の目を見る」を使った例文

「日の目を見る」という言葉を使った例文を紹介します。

様々な場面における「日の目を見る」を使った文章を見て行きましょう。

  • 例文1
  • 例文2
  • 例文3

例文1

「漫才グランプリに優勝したお笑いコンビが、『日の目を見る』事になった」

この例文のように、年末近くに行われる漫才グランプリで優勝したコンビは、翌日から人気者になる事が多くなっています。

特にそれまで全くの無名だったお笑いコンビが優勝した場合は、まさに「日の目を見る」という言葉がぴったりの状況になります。

昨日まではマニアしかしらなかったコンビを、一夜明けたら日本中の人たちが認知するようになります。

例文2

「誰にも振り向かれる事が無かった研究が、突然『日の目を見る』とは驚きだ」

この例文の研究のように、世間の風向きが変わる事で、突然重要視される事があります。

それまで不遇をかこっていた研究者も、研究が「日の目を見る」事で、社会的ステータスも上がり、収入も著しくアップします。

例文3

「直木賞を受賞した作家の、幻のデビュー作が『日の目を見た』」

この例文に登場する作家のように、デビューはしたものの、まるで世間に相手にされず認知度が低いまま…という事があります。

しかし、直木賞などの権威のある賞を受賞した途端に、誰も目を向けなかったデビュー作まで注目される事があります。

まさに「日の目を見る」という言葉が意味する典型的な例と言えるでしょう。

icon まとめ

「日の目を見る」という言葉の意味や使い方を見てきました。

実力さえあれば、今は不遇でも、いつかは注目され、待遇が改善される事があります。

「日の目を見る」という言葉は、様々な人たちを元気にする言葉かもしれません。