「不貞寝」とは?意味・読み方・類語【使い方や例文】
「不貞寝」の意味や類語を紹介していきます。
さらに「不貞寝」の使い方や、「不貞寝」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「不貞寝」の意味とは?
- 「不貞寝」の類語
- 「不貞寝」の言葉の使い方
- 「不貞寝」を使った例文
- 「寝る」に関連する言葉
「不貞寝」の意味とは?
「不貞寝」という言葉を聞いた事があるでしょうか。
もしかしたら読み方すら分からないという人の方が多いかもしれません。
しかし、子供時代を含めて、人生で何度かは「不貞寝」という行為をしている可能性があります。
一方で、「不貞寝」という言葉の意味を知り、最近「不貞寝」をしたという人もいるでしょう。
このように、知っていても知らなくても、いつの間にかしている可能性が高い、「不貞寝」という言葉の読み方と意味を紹介します。
- 「不貞寝」の読み方
- 「不貞腐れる」の意味
- 「不貞寝」の意味
「不貞寝」の読み方
「不貞寝」は「ふてね」と読みます。
「不貞」は「ふて」「寝」は「ね」と読みます。
「ふていね」や「ぶていね」などと読み間違える可能性が高いので注意しましょう。
「不貞腐れる」の意味
「不貞寝」には、どのような意味があるでしょうか。
「不貞寝」は「不貞腐れて寝る」という意味があります。
さて、「不貞腐れる」には、どのような意味があるでしょうか。
「不貞腐れる」には、不平不満から反抗的になったり、物事に対して投げやりになったりするという意味があります。
子供はもちろん、大人でも「不貞腐れる」人はいます。
不平不満を感じているけれど、何が不満なのか上手に説明できない子供は、反抗的な態度として不満感が発露します。
また不平不満を感じているけれど、事情があって表明できない大人は、反抗的な態度として不満感が零れ落ちてしまう事があります。
「不貞寝」の意味
「不貞寝」とは、様々な理由により「不貞腐れた」人が、その結果、寝てしまうという意味があります。
例えば、妻に対して不満が溜まったけれど、言葉に出す事ができなかったり、億劫だと感じた夫が、何も言わずに寝てしまう事があります。
これが「不貞寝」です。
子供も、親に対して不満があるけれど、それを口に出せない時に、「不貞寝」してしまう事があります。
家族なら、いつもとは違うタイミングで布団に入る時、「不貞寝かもしれない」と気付く事ができるでしょう。
このように「不貞寝」には、「不貞腐れて寝てしまう」という意味があります。
「不貞寝」の類語
「不貞寝」の類語や、似た意味の言葉を紹介します。
「不貞寝」の仲間と言えるような言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「泣き寝入り」【なきねいり】
- 「さじを投げる」【さじをなげる】
「泣き寝入り」【なきねいり】
「泣き寝入り」という言葉があります。
「泣き寝入り」とは「泣きながら眠る事」という意味があります。
さらに「不満がありながら、あきらめる」という意味もあります。
仕事をしている時などに、上司に責任を押し付けられてしまうことがあるかもしれません。
本当なら文句を言いたい所ですが、先の事を考えてグッと我慢してしまう人もいるでしょう。
このような時の様子を「泣き寝入り」と読みます。
「不貞寝」も「泣き寝入り」に近く、不満がありながら、それを表に出さないという意味では同じではないでしょうか。
社会で生きて行くために、小さな「泣き寝入り」の連続という人もいるかもしれません。
「さじを投げる」【さじをなげる】
「さじを投げる」という言葉も、「不貞寝」と似た意味を持つ言葉です。
「さじを投げる」には「成功や好転の見込みがないと思って、物事を放り出す」という意味があります。
みなさんも、ぎりぎりまで何かを頑張ったけれど、どこかの段階で「さじを投げた」経験があるかもしれません。
「不貞寝」ほど、不貞腐れた感じはありませんが、「さじを投げた」後に、疲れて眠る人も多いでしょう。
「不貞寝」の言葉の使い方
「不貞寝」という言葉を、どのような場面で使えばいいでしょうか。
「不貞寝」には、「不貞腐れて寝る」という意味があります。
そこで、自分や誰かが不貞腐れて寝た時に、「不貞寝」という言葉を使ってみましょう。
誰にでも不満や不平があるものですが、それが溜まり過ぎてしまうと、どこかに吐きだしたくなるでしょう。
友達や家族に愚痴をこぼせる人なら問題ありませんが、そうでない人も多いはずです。
また家族に対して不平不満がある人は、家の中にいるだけでストレスが溜まってしまいます。
親か夫や妻、兄弟と顔を合わせたくない人もいるでしょう。
結果的に寝てしまい、自分の世界に入るのが、いちばん幸せというケースもあります。
自分や家族、恋人などが、不平不満を抱えたまま寝てしまった時、「不貞寝」という言葉で表現してみましょう。
「不貞寝」を使った例文
「不貞寝」という言葉を使った例文を紹介します。
様々な場面における、「不貞寝」を使った例文を紹介して行きます。
- 例文1
- 例文2
例文1
日常的な場面における、「不貞寝」を使った例文を紹介します。
「5歳になる息子が、まだ夕方なのに寝てしまった。きっと『不貞寝』だろう。一緒に遊ぶ約束をしていたが、急な仕事で留守番をさせてしまったからだ」
この例文のように、子供がいつもとはまるで違う時間に寝てしまう時、「不貞寝」の可能性があります。
子供は上手に文句を言う事ができないので、「寝る」という行為を選ぶ事があるからです。
小さなお子さんを持つ人は最近、「不貞寝」をする子供の姿を見たことがあるかもしれません。
例文2
恋愛の場面における「不貞寝」を使った例文を紹介します。
「男友達と電話で話していた。電話を切ると、彼氏が『不貞寝』しているのに気付いた。やきもちを焼いたのだ」
恋人に対して「やめて」などと不平不満を言えないタイプの人は、「不貞寝」という行為を選ぶ事があります。
この例文の彼氏も、そのようなタイプの男性のようです。
「寝る」に関連する言葉
「不貞寝」のように、「寝る」事を表現した言葉がたくさんあります。
その中で少し珍しい言葉をいくつかを紹介して行きます。
- 「惰眠」
- 「空寝」
- 「転寝」
「惰眠」
「惰眠」は「だみん」と読みます。
「惰眠」には、「怠けて眠っている事」という意味があります。
週末に長時間「惰眠」し、夕方に起きる人もいるでしょう。
「空寝」
「空寝」には、「眠ったふりをする」という意味があります。
「狸寝入り」と同じ意味の言葉です。
「転寝」
「転寝」は「うたたね」と読み、「寝床に入らないで、うつらうつらと寝る」という意味があります。
昼過ぎに、デスクの机の前で、うつらうつらと眠る事があるかもしれませんが、そのような行為を「転寝」と呼びます。
「不貞寝」という言葉の意味や使い方を見てきました。
みなさんも、きっと「不貞寝」をした経験があると思います。
また、起きた時に気分がスッキリしている…という経験をしたという人もいるかもしれません。