「ハイヤーセルフ」の意味・語源【使い方や例文】
ハイヤーセルフという言葉は、スピリチュアルの世界でよく聞きます。
では、どのような意味で使っているのでしょうか。
目次
- 「ハイヤーセルフ」の意味とは?
- 「ハイヤーセルフ」の類義語
- 「ハイヤーセルフ」を使った例文と解釈
- 「ハイヤーセルフ」を英語にすると?
- 「ハイヤーセルフ」を使った言葉を解釈
「ハイヤーセルフ」の意味とは?
ハイヤーセルフとは、「もう1人の(絶好調時の)自分の状態」を表す言葉です。
自分で今がそうだと分かった時に、自ら使うことができます。
スピリチュアルの世界では、そのような状態になっている時を「ハイヤーセルフに繋がっている」と表現します。
もしくは、同じくスピリチュアルの世界でよく使う言葉と合わせて、「ハイヤーセルフにチャネリングしている」と使うこともあります。
この「チャネリング」とは、何かと肉体レベルを超えた感覚でコネクトする(繋がる)ことを表現するスピリチュアル用語です。
「ハイヤーセルフ」の類義語
ハイヤーセルフのような状態は、スピリチュアルとは無縁の人でも経験したことがあるでしょう。
例えば、「今日は妙に調子がいい」と感じる日があれば、それがハイヤーセルフに繋がっている状態だということです。
このような状態を、「ハイヤーセルフ」という言葉を使わずに他の言葉で置き換えてみます。
- 「ゾーンに入っている」【ぞーんにはいっている】
- 「フロー状態」【ふろーじょうたい】
「ゾーンに入っている」【ぞーんにはいっている】
この表現は、若者の間でよく使われています。
とても調子がいい状態を指して、「今ゾーンに入っているから」などとそのまま使うことができます。
この「ゾーン」とは、自分の中にあるいくつものゾーン(領域)のことで、絶好調のそれの中に居る(入っている)という意味です。
この言葉が有名になったのは、有名なバスケットボールを題材にした漫画の中で、よくこの表現が出てきたからです。
「フロー状態」【ふろーじょうたい】
これは、れっきとした心理学用語で、集中力が極限まで高まっている状態を指す言葉です。
「今フロー状態にある」と使うことができ、上の「ゾーンに入っている」状態になる理由もそうですが、集中力が高まることで、いつもの自分とは違う(高度な)自分が出せると考えられています。
「ハイヤーセルフ」を使った例文と解釈
ハイヤーセルフという言葉を使った例文をいくつか挙げていきます。
スピリチュアルの世界で使う言葉なだけに、使われ方が多少特殊かも知れません。
- 「昨日突然、ハイヤーセルフに繋がる感覚に出会った」
- 「ハイヤーセルフから切り離された今の自分には無理だ」
「昨日突然、ハイヤーセルフに繋がる感覚に出会った」
スピリチュアルに興味を持っている(もしくは、深く関連している)人が、自分が絶好調な状態になったと感じた時に使っている例です。
相手がこの言葉の意味を知っていれば問題なく通じる表現ですが、ごく一般の人の前ではあまり使わない方がいいかも知れません。
このような言い方だけで、スピリチュアルなどの超常現象を好んでいることが分かってしまうので、それによる影響を考える必要があるからです。
決して悪い意味はありませんが、世の中にはそのような世界を好まない人も多いのは事実です。
「ハイヤーセルフから切り離された今の自分には無理だ」
もう絶好調時は終わってしまったと言いたい例です。
この例文もまた、スピリチュアル全開の表現になる為、使いどころには注意してください。
何を信じるかは人それぞれなので、この手の言葉は(その世界に興味がない人には)通じなくても仕方がないと思っておきましょう。
「ハイヤーセルフ」を英語にすると?
ハイヤーセルフは、若者言葉でいうところの「ゾーンに入る」ことだと説明しましたが、このゾーンに入るという言葉は、日本で勝手に作った表現ではないのです。
元は英語の“in the zone”からきています。
もちろん意味もそのままで、ハイヤーセルフを英語で表現する時にはこれを使ってください。
尚、ハイヤーセルフを英語で表記し、“higher self”とすると、「高い自己意識」となり、近いようで少し違う意味になってしまうので注意してください。
「ハイヤーセルフ」を使った言葉を解釈
「ハイヤーセルフ」を使った言葉について見ていきます。
どれもスピリチュアルの世界の話なので、それを前提に解釈してください。
- 「ハイヤーセルフの声」
- 「ハイヤーセルフ・リーディング」
「ハイヤーセルフの声」
このハイヤーセルフの声とは、ハイヤーセルフに繋がっている状態の時に、自分に対して聞こえてくる様々な声のことです。
いわゆる「ダメ出し」のことが多く、神様からの声だという解釈もありますが、「もう1人の自分からの叱咤激励」だと考えるのが一般的のようです。
「ハイヤーセルフ・リーディング」
ハイヤーセルフ・リーディングは、ハイヤーセルフに繋がる為に行う行為のことです。
行為というか、意識の持ち方というかが、そのようなところが難しい部分ですが(色々な方法があるからです)、スピリチュアルの世界では、これを極めることで、好きな時にハイヤーセルフに繋がることができると考えられています。
何度も書きましたが、スピリチュアルの世界以外では、ハイヤーセルフという言葉はまず普通には通じません。
一般に使うのであれば、「ゾーンに入った」という表現を使った方が意図する意味が伝わるのは間違いありません。