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「寸草春暉」の意味とは!類語など詳しく解釈

「寸草春暉」という普段目にすることがほとんどない四字熟語は中国の古典に由来していますが、どのような意味を持っているのでしょうか?この記事では、「寸草春暉」「意味・読み方・語源・分解した解釈・類義語」などについて、分かりやすく解説していきます。

寸草春暉

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「寸草春暉」の意味とは!類語など詳しく解釈>


目次

  • 「寸草春暉」とは?
  • 「寸草春暉」の語源
  • 「寸草春暉」を分解して解釈
  • 「寸草春暉」の類語や類義語


「寸草春暉」とは?

「寸草春暉」という四字熟語の表現は、「父母から受けた恩義・愛情はあまりに大きく、その恩義・愛情に子がほんの少しさえ報いるのは難しいことの喩え」を意味しています。

「寸草春暉」という表現は「親の愛情・恩義の深さと子による親孝行(親に対する恩返し)の難しさ」を意味していて、古代中国の儒教(儒学)の徳目である「忠孝(主君に対する忠義・親に対する孝行)」とも関係している四字熟語なのです。

  • 「寸草春暉」の読み方

「寸草春暉」の読み方

「寸草春暉」の読み方は、「すんそうしゅんき」になります。



「寸草春暉」の語源

「寸草春暉」の語源は、唐の詩人である孟郊(もうこう,751年~814年)の「遊子吟(ゆうしぎん)」の一節にあります。

春の暖かい日差しに照らされて、一生懸命に伸びようとしている丈の短い草の情景を歌った漢詩に「寸草春暉」の語源があるのです。

春の暖かい太陽の光が「親の愛情・支援」を象徴していて、丈の短い草が「(親に恩返ししたい)子供の孝行の意志・行動」を象徴しているのです。

「寸草春暉」を分解して解釈

「寸草春暉」「寸草」「春暉」に分解して、それぞれの意味を解釈します。

  • 「寸草」【すんそう】
  • 「春暉」【しゅんき】

「寸草」【すんそう】

「寸草」という表現は、「丈の短い草・わずかに背丈を伸ばした草」のことを意味しています。

丈の短い草である「寸草」というのは、「親の深い愛情・恩義に少しでも(わずかでも)報いたいとする子の気持ち・意志・心がけ」を象徴している漢文的なメタファー(比喩)になっているのです。

「春暉」【しゅんき】

「春暉」という表現は、「春の季節の暖かい陽光・柔らかくて暖かい春の太陽の日差し」のことを意味しています。

春の柔らかくて暖かい陽光である「春暉」は、「子に対する親の非常に大きくて深い愛情・恩義」を象徴する漢文的なメタファー(比喩)として使用されています。



「寸草春暉」の類語や類義語

「寸草春暉」の類語・類義語について、分かりやすく解説していきます。

  • 「寸草之心」【すんそうのこころ】
  • 「親の心子知らず」【おやのこころこしらず】

「寸草之心」【すんそうのこころ】

「寸草之心」という表現は、「わずかに伸びた丈の短い草」からの連想で、「一生懸命に親の深い愛情・恩義に報いようとしている子の気持ち・姿勢」のことを意味しています。

「寸草之心」というのは「頑張って親孝行をしたいと思う心の喩え」であり、その意味から「寸草春暉」とほとんど同じ意味を持つ類義語(シソーラス)になっているのです。

「親の心子知らず」【おやのこころこしらず】

「親の心子知らず」ということわざは、「子のことを思う親の深い愛情・心配について子は十分に分かっていない」「親の愛情・恩義は子が思っている以上に大きい」を意味しています。

その意味合いから、「寸草春暉」と近しい類似の意味を持つ類義語として、「親の心子知らず」を指摘することができます。

icon まとめ

この記事で解説した「寸草春暉」の四字熟語の表現には、「父母の愛情・恩義はあまりにも深くて、それに子がわずかでも報いようとしても難しいことの喩え」の意味があります。

「寸草春暉」の類語・類義語として、「寸草之心」「親の心子知らず」などがあります。

「寸草春暉」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。