「リスポーン」の意味とは?ゲーム用語?使い方や例文を紹介!
コンピューターゲームで遊んでいる、または遊ぼうとすると、インターネットスラングと同じくらい難解で聞き慣れない言葉が出てきます。
本項ではその一つ「リスポーン」について解説します。
目次
- 「リスポーン」の意味とは?
- 「リスポーン」の言葉の使い方
- 「リスポーン」を英語にすると
- 「リスポーン」を使った例文
- 「リスポーン」を使った言葉とその解釈
「リスポーン」の意味とは?
本来「生まれる」を意味するスポーンに再度を意味する「リ」が接頭辞として付けられたもので、ゲームの中でも「再生」の事を指します。
この場合、「自分が操るキャラクター、敵キャラクター、宝箱などのオブジェクト」のいずれかが復活する事を意味し、どの地点に復活するか、どのキャラクターがどのタイミングで復活するか等は、ゲームを進めるに従って変化します。
但し、プレイ状況やゲームジャンルによって微妙に意味が異なる場合がありますので、その使い分けは後述します。
「リスポーン」の言葉の使い方
- 自キャラが死亡した際の復活を指す場合
- 敵キャラ・オブジェクトの再配置を指す場合
- ※について解説
自キャラが死亡した際の復活を指す場合
これが最も一般的な場合で、FPS(※1)やMMORPG(※2)、ハクスラ(※3)、サンドボックス(※4)といったジャンルで特に使われます。
自キャラがゲーム中に死亡した場合、ある特定の地点まで戻って復活する事になります。
有名な「スーパーマリオブラザーズ」を例に取れば、マイキャラのマリオは死ぬとそのステージのどこかから再スタートになりますが、その地点はスタート地点・半ば・終盤…と、進み具合によっていくつか決まったポイントが定められています。
敵キャラ・オブジェクトの再配置を指す場合
倒した敵や開けた宝箱の中身が元に戻る(内容は異なる場合があります)事をリスポーンと呼ぶ場合もあります。
これは死んだ敵は死にっぱなしになっているゲームにおいて何度も周回するための措置で、俗に「ラン」や「狩り」、「稼ぎ」をする場合に都合のよいシステムです。
リスポーンのタイミングはゲームによってまちまちですが、だいたいにおいてセッションのやり直し(セーブしてタイトル画面に戻り、またロード、ログアウトして再ログインなど…)でリスポーンがなされます。
※について解説
※1ファーストパーソンシューティング、一人称視点での狙撃ゲーム
※2マッシブマルチプレイヤー・オンライン・ロールプレイングゲーム、広い仮想世界を舞台に、大人数でのオンライン通信でキャラの成長や他プレイヤーとの協力を楽しむ
※3ハック&スラッシュ、物語を体験するよりも、ひたすら敵を倒して良いアイテムを手に入れ、自キャラを強くする事に主眼を置いたゲーム。
そのほとんどがアクションRPG
※4広大な箱庭でブロックを積み重ね、好きな建築物を作って自分だけの世界を作り上げる。
「マインクラフト」などが有名
「リスポーン」を英語にすると
そのまま“respawn”と表記され英語として通じますが、あまり辞書などでお目にかかる事はありません。
自分のキャラクターの死亡・失敗から再生・復活としては「リスタート」とほぼ同義といえます。
その他、項における「敵や宝のリスポーン」に類する英語としては「リポップ“re-pop”」という表現もあり、これは地面からポップ、すなわちぽっと生まれて来るといったニュアンスがあるので、イメージは掴みやすいでしょう。
「リスポーン」を使った例文
「せっかく先のステージまで進めたのに、あとちょっとでリスポーン地点という所で殺されてしまった。また長い道のりを走らなければいけない」
「小学生相手にリスポーン狩りをするなんて大人気ないな」
「この稼ぎ場所は、狙い目の敵がリスポーンするかどうかは毎回変わるので、気に入らない場合はログインし直してみるといい」
「リスポーン」を使った言葉とその解釈
- 「リスポーン地点」
- 「リスポーン狩り」
「リスポーン地点」
項と一部重複しますが、自分のキャラクターが復活する地点の事です。
ハクスラなどではゲームを進めて次のステージに行くと、どんどんリスポーン地点が更新されていきますし、「マインクラフト」に代表されるサンドボックスゲームでは固定、つまり死ぬと自分の家から再スタートする事になります。
リスポーン地点は大抵、周りに何も脅威のない安全な場所が予め指定されています。
「リスポーン狩り」
上記のリスポーン地点が安全な場所と述べましたが、FPSなどでの対人戦テクニックの一つとして、相手キャラクターの復活する場所を予め把握しておき、待ち伏せしてリスポーンした瞬間に攻撃をしかけるというものがあります。
相手の心理の隙を突く非常に狡猾な方法ですので、卑怯だとして嫌われる場合もあります。
本項では同じ事を何度も繰り返すジャンルを特に一般的な例として挙げたに過ぎず、ゲームに失敗はつきものですから、あらゆるジャンルに再出発の地点が設けられています。
最近ではオンラインで世界中の誰とでも一緒に遊べるという、数十年前から見れば夢のような環境が用意されていますが、それゆえこうした用語もマナーとして覚える必要が出てきましたので、定義と用例をしっかり把握しておきましょう。