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「身を案じる」の意味・読み方・類語【使い方や例文】

「身を案じる」の意味や類語を紹介します。

さらに「身を案じる」の使い方や「身を案じる」を使った例文を紹介して行きます。

身を案じる

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「身を案じる」の意味・読み方・類語【使い方や例文】>


目次

  • 「身を案じる」の意味とは?
  • 「身を案じる」を分解して解釈
  • 「身を案じる」の言葉の使い方
  • 「身を案じる」を使った例文
  • 「身を案じる」相手とは?


「身を案じる」の意味とは?

「身を案じる」の意味とは?

「身を案じる」という言葉を耳にした事があるでしょうか。

テレビのニュースやネットニュースなどを通じて、「身を案じる」という言葉を聞いた事があるかもしれません。

また「身を案じる」経験を、日頃からしている人もいるかもしれません。

一方で今回初めて「身を案じる」という言葉を目にした人もいるでしょう。

そこで、人生経験を積むと知る機会が増える言葉、「身を案じる」の読み方と意味を紹介します。

  • 「身を案じる」の読み方
  • 「身を案じる」の意味

「身を案じる」の読み方

「身を案じる」「みをあんじる」と読みます。

特別に難しい言葉は使われていませんので、読み間違える事は少ないかもしれません。

しかし「しんをあんじる」などと読み間違える事がりますので、注意しましょう。

「身を案じる」の意味

「身を案じる」には、どのような意味があるでしょうか。

「身を案じる」には、「体を心配する」という意味があります。

また「誰かの立場を心配する」「誰かを心配する」など、幅広い意味があります。

例えば「離れて暮らす子供の『身を案じる』」という文章では、体を心配したり、健康状態を心配したり、その人の経済的な心配をするなど、様々な意味が込められています。

病弱な子供という設定がある場合は、健康状態を心配している可能性が高いでしょう。

前後の文脈や、会話の内容を聞きながら、「身を案じる」という言葉が、具体的にどの部分を心配しているのかを察するようにしましょう。

このように「身を案じる」には「体を心配する」「誰かを心配する」という意味があります。



「身を案じる」を分解して解釈

「身を案じる」を分解して解釈

「身を案じる」を分解して解釈して行きます。

「身を案じる」「身」「案じる」に分ける事ができます。

それぞれの意味を知る事で、「身を案じる」の意味をより深く知る事ができるでしょう。

  • 「身」
  • 「案じる」

「身」

「身を案じる」「身」には、「体」という意味があります。

例えば、「池に身を投げる」と言う場合は、体ごと池に飛び込むという意味になります。

さらに「身」には、「自分自身」という意味があります。

「お酒の飲み過ぎで、身を持ち崩す」という言葉には、お酒の飲みすぎで、自分自身の破滅を招いてしまったという意味があります。

また「立場や身分」という意味もあります。

「私の身になって考えなさい」という言葉を親から掛けられた経験があるかもしれませんが、「親の立場になって考えなさい」などの意味があります。

さらに「魚の身」などという言い回しで使うように、肉の部分を指す事もあります。

このように「身」には、様々な意味がありますので、状況に応じて使い分けてみましょう。

「案じる」

「案じる」には「心配する」という意味があります。

さらに心配で心を痛めるという意味や、心配が悩みに変わった場合の「悩む」という意味もあります。

「心配する」という言葉と言い換えられる事を知っておくと、「案じる」の意味を間違えにくくなります。

「案じる」「心配する」の類語だと覚えておきましょう。

「身を案じる」の言葉の使い方

「身を案じる」の言葉の使い方

「身を案じる」という言葉を、どのような場面で使えばいいでしょうか。

「身を案じる」は、「体を心配する」など、誰かの心配をしている時に使う言葉です。

そこで、子供や親など、誰かの心配をしている人を見た時や、自分が誰かの心配をしている時に、「身を案じる」という言葉を使ってみましょう。



「身を案じる」を使った例文

「身を案じる」を使った例文

「身を案じる」という言葉を使った例文を紹介します。

様々な場面における「身を案じる」を使った例文を見て、この言葉の使い方のコツを知りましょう。

  • 例文1
  • 例文2

例文1

ビジネスシーンにおける、「身を案じる」を使った例文を紹介します。

「Aさんが長期の出張に出た。出張の場所がアフリカの奥地という事もあり、妻はAさんの『身を案じる』毎日を送った。Aさんもまた、離れて暮らす妻や子供の『身を案じる』日々だった」

出張は会社員の宿命でもありますが、出張中や単身赴任中の夫の事を、心配する奥さんは多いでしょう。

一方で出張中の夫の側も、離れて暮らす家族を心配する毎日になります。

この例文は出張などがきっかけ、離れて暮らす家族が、お互いの「身を案じる」様子が良く分かる文章になっています。

例文2

恋愛の場面における「身を案じる」を使った例文を紹介します。

「自分のような男の『身を案じる』人などいないと思っていた。しかし彼女だけは違った。病気になった私の部屋に、毎日のように通ってくれ、看病をしてくれた」

本当に自分の事を思っているかどうかが、ふとした瞬間に分かる事があります。

例文のように、病気をしてしまった時などに、その事が分かるかもしれません。

困った時に親切にしてくれる人を大切にせよと言いますが、病気の看病をしてくれる異性の事は信頼してもいいかもしれません。

「身を案じる」相手とは?

「身を案じる」相手とは?

誰かの事を心配する事を「身を案じる」と言いますが、具体的に誰の事を心配する事が多いのでしょうか。

そこで、「身を案じる」相手の例を紹介して行きます。

  • 「子供」
  • 「親」
  • 「弟子」

「子供」

「身を案じる」相手として真っ先にあげられるのが、「子供」です。

親はいつでも子供の「身を案じて」くれる存在です。

大人になり、親がいなくなった後で、心の底から「身を案じる」人が世の中から消えた事に気が付くでしょう。

「親」

「身を案じる」相手として「親」もすぐにあげる事ができます。

特に高齢になった親の事を心配する子供は多く、いつでも「身を案じる」事になるでしょう。

「弟子」

師匠と弟子も強い絆で結ばれています。

そのため、師匠が独立した弟子の「身を案じる」事は多いでしょう。

パン屋さんやラーメン屋さんなどの師匠と弟子や、格闘技の師匠と弟子などが思い浮かびますが、先生と生徒も師匠と弟子に近いかもしれません。

icon まとめ

「身を案じる」という言葉の意味や使い方を見てきました。

誰かの事を本気で心配できる人は、心が優しい素敵な人ではないでしょうか。

また自分の「身を案じて」くれる人ほど、大切な人はいないでしょう。