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「感銘を受ける」とは・読み方・類語・英語【使い方や例文】

「感銘を受ける」とは、「忘れられないほどの深い印象・感動を受けること」「心に感動を深く刻みつけて忘れないこと」です。

「感銘を受ける」「意味・読み方・敬語の使い方・志望動機の使い方・例文と解釈・英語・類語や言い換え・分解した解釈」などについて、詳しく説明していきます。

感銘を受ける

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「感銘を受ける」とは・読み方・類語・英語【使い方や例文】>


目次

  • 「感銘を受ける」の意味とは?
  • 「感銘を受ける」を敬語で使う場合の使い方
  • 「感銘を受ける」の志望動機での使い方
  • 「感銘を受ける」を使った例文や短文(解釈)
  • 「感銘を受ける」の英語
  • 「感銘を受ける」の類語
  • 「感銘を受ける」を分解して解釈


「感銘を受ける」の意味とは?

「感銘を受ける」の意味とは?

「感銘を受ける」の意味は、「忘れられないほどの深い印象・感動を受けること」「心に感動を深く刻みつけて忘れないこと」になります。

「感銘を受ける」というのは、「目上の人のためになるお話(経験談)」「企業の実際の仕事内容・経営理念」「尊敬できる人の生き様・価値観」などに深く感動・感激して、その内容や感動を心に刻み付けることを意味しているのです。

相手の生き様や会話内容(講演内容)、集団組織の理念などに、感動あるいは感激して簡単には忘れられないほどの強いインパクト(印象)を受けたような心理状態を指して、「感銘を受ける」と言っているのです。

そのため、「感銘を受ける」という言葉は、基本的に前向きでポジティブな感動を受けた意味合いで使われる言葉になっています。

  • 「感銘を受ける」の読み方

「感銘を受ける」の読み方

「感銘を受ける」の読み方は、「かんめいをうける」になります。



「感銘を受ける」を敬語で使う場合の使い方

「感銘を受ける」を敬語で使う場合の使い方

「感銘を受ける」を敬語として使う場合には、「感銘を受ける」というそのままの表現では敬意を示せないので、「感銘を受けました」という丁寧語にするのがもっともシンプルな敬語になります。

「先生の経験に根ざした素晴らしいお話をお聞きして、本当に感銘を受けました」という丁寧語の表現でも、一定の敬意は示せます。

謙譲語のニュアンスを加えた敬語にしたいのであれば、「感銘致しました」という言い方にすることもできます。

「感銘を受ける」というのは自分の行動・心理に関する言葉なので、「尊敬語」の表現はありません。

「感銘を受ける」の敬語は基本的に、「感銘を受けました」「感銘致しました」という「丁寧語・謙譲語」によって対応していくことになります。

「感銘を受ける」の志望動機での使い方

「感銘を受ける」の志望動機での使い方

「感銘を受ける」の志望動機での使い方は、「面接を受ける会社のビジネス・長所・利点・社会貢献の事例・尊敬できる項目」などについて取り上げて、それに対して深く感動したり敬意を抱いたりしたというニュアンスで「感銘を受ける」という言葉を使うことになります。

例えば、「御社でグローバルな成長を続けているAI開発やロボット輸出の貿易事業のビジョンに感銘を受けました」「御社のウェブサイトで社長が企業の社会的責任・社会貢献の必要性について書かれている内容を拝見して、非常に感銘を受けました」「社員の皆様がそれぞれビジネスと社会貢献の使命を持ってアクティブに働いている姿に感銘を受けました」といった内容が、「感銘を受けるの言葉を用いた志望動機」として使われることがあるのです。



「感銘を受ける」を使った例文や短文(解釈)

「感銘を受ける」を使った例文や短文(解釈)

「感銘を受ける」を使った例文・短文を紹介して、それぞれの意味を解釈していきます。

  • 例文1
  • 例文2
  • 例文3

例文1

私は講演会・勉強会で感銘を受けた言葉は必ずその場でメモして後で見直し、自分の人生や仕事に有効に活用するようにしています。

この例文における「感銘を受ける」は、「講演会・勉強会の参加者が語った言葉の内容や意味に忘れられないほどの強いインパクト・感動を受けたこと」を意味しています。

例文2

部下よりも率先して雑務をこなし、自分自身の職務でも最高のパフォーマンスを発揮している上司の働きぶりに感銘を受けました。

この例文における「感銘を受ける」は、「部下より先に嫌な雑務を片付けて、さらに自分自身の職務・役割も平均以上に立派にこなしている上司の働き方に、深い感動・感激を受けたということ」を意味しています。

例文3

感銘を受けるほどの人間関係や感動体験にどれだけ恵まれるかによって、その後の人生・仕事のモチベーションやビジョンが大きく変わってくることになります。

この例文における「感銘を受ける」は、「自分の人生や仕事の選択・決断に大きな影響を与えるほどの深みがある人間関係や感動を体験すること」を意味しています。

人生・仕事のモチベーションを高めてやり甲斐のある素晴らしいビジョンを掲げるためには、心を揺さぶるような感動体験をすることも大切なのです。

「感銘を受ける」の英語

「感銘を受ける」の英語

「感銘を受ける」の英語は、“be impressed”“be impressive”“be struck”“be affected”などになります。

“I was incredibly impressed with the common sense of her. ”(私は彼女の常識的な感覚にとても感銘を受けました。)

“I was deeply impressed with your dedication. ”(私はあなたの献身ぶりに深い感銘を受けました。)

「感銘を受ける」の類語

「感銘を受ける」の類語

「感銘を受ける」の類語には、どのようなものがあるのでしょうか?「感銘を受ける」の類語について、分かりやすく解説していきます。

  • 「感動する・魂が震える」
  • 「肝に銘じる・胸に刻む」
  • 「インパクトが強い・印象に残る」

「感動する・魂が震える」

「感銘を受ける」の類語として、「感動する・魂が震える」があります。

「感動する」の言葉の意味は、「ある物事に深く感じて心が強く揺り動かされること」になります。

「魂が震える」という言葉の意味は、「ある物事に深く感動したり感激したりして魂(自己・精神の本質的な存在)が揺さぶられること」になります。

「感銘を受ける」というのは「心に感動を深く刻んで忘れないこと」なので、類語として「感動する・魂が震える」を上げることができます。

「肝に銘じる・胸に刻む」

「感銘を受ける」の類語として、「肝に銘じる・胸に刻む」があります。

「肝に銘じる」というのは、「忘れないようにその内容・感動を胸(心)に刻み込むこと」を意味しています。

「胸に刻む」というのも、「ある出来事や感動を忘れないようにしっかりと心に刻み込むこと」です。

「肝に銘じる・胸に刻む」は、忘れられないほど深い感動を受ける「感銘を受ける」と似た意味を持つ言葉なのです。

「インパクトが強い・印象に残る」

「感銘を受ける」の類語として、「インパクトが強い・印象に残る」があります。

「インパクトが強い」の言葉の意味は、「物事・体験から受ける印象が強いこと」になります。

「印象に残る」という言葉は、「物事・人物から直接的・感覚的に受ける感じ(イメージ)が強くて忘れられないこと」「物事・人物の特徴や感じの影響が強くて記憶に残ること」を意味しています。

「感銘を受ける」には「忘れられないほど深い感動を受ける」の意味があるので、類語として「インパクトが強い・印象に残る」を指摘できます。

「感銘を受ける」を分解して解釈

「感銘を受ける」を分解して解釈

「感銘を受ける」「感銘」「受ける」に分解して、それぞれの意味を解釈していきます。

  • 「感銘」
  • 「受ける」

「感銘」

「感銘(かんめい)」という言葉の意味は、「感動・感激を銘記するということ」が原義であり、「忘れられないほどの深い感動・印象のこと」を意味しています。

「感銘」「銘」という漢字には、「特に優れたもの・名前(印象)を心に刻む」という意味があります。

「感銘」「感」という漢字は、「感動・感激などの心を揺さぶる経験」を意味しています。

「感銘」とは、「忘れられないほどの深い感動・感激・印象」のことなのです。

「受ける」

「受ける」という言葉の意味は、「物理的に何かを受け取ること」「心理的に感動・高揚・印象などを受け取ること」になります。

「感銘を受ける」という言葉においては、後者の「心理的に感動・高揚・印象などを受け取ること」の意味になり、「忘れられないほどの深い感動・感激を受けること」を示しているのです。

icon まとめ

「感銘を受ける」という言葉について徹底的に解説しましたが、感銘を受けるには「忘れられないほどの深い印象・感動を受けること」「心に感動を深く刻みつけて忘れないこと」などの意味があります。

「感銘を受ける」の類語・言い換えとしては、「感動する・魂が震える」「肝に銘じる・胸に刻む」「インパクトが強い・印象に残る」などがあります。

「感銘を受ける」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。